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【109】 オクトパシーふみ

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    (*写真はタコ目マダコ科マダコ属チチュウカイマダコ)

    I'd like to be
    Under the sea
    In an octopus's garden
    In the shade
    『Octopus's Garden』
    (作詞:Richard Starkey)

    Richard Starkey とはリンゴ・スターの本名。地中海サルディニア島で「タコは海底に石を並べて庭を作って引き籠る。」と聞いたことから出来た歌らしい。仲違いばかりのビートルズに嫌気が差して、引き篭もりの願望があったのかも知れない。

    日本では、「【027】 ツカンポの花」で紹介した「日本タコ友の会」のオクトパシーふみのように、タコ=間抜け、のイメージであるが、西洋では高知能扱いである。生物学では爬虫類よりも高知能とする説もあり、瓶の蓋を開けたり、迷路の出口を簡単に見つけたりする観察例もある。

    2025年1月、カリフォルニア州では「タコの養殖、および養殖タコの流通販売を禁止」する法律が施行された。「タコは高知能で、養殖時にストレスを感じ、虐待に相当するからダメ。」らしい。さすが人権タコ権先進州。

    この「高知能だから」という論理は、イルカもクジラもウマもイヌも同じ。これって裏を返せば「高知能だからダメ=低知能なら虐待も食べてもOK」ってことになるのか? 意味が分からん。ウシもブタもけっこう高知能だが。

    さて、知能云々関係なくタコを食べない民族は多い。チャイナですらタコ食の開始は最近である。私は来日ドイツ人のリクエストで寿司屋で接待したことがあるが、最初に「タコだけは絶対食べない」宣言をされたことがある。

    西洋でも地中海沿岸国ではタコを普通に食べる。私の個人的な印象では、ラテン系は食に対して大らか、ゲルマン・スラブはかなり保守的である。北欧神話の海の怪物クラーケンは大ダコ。ゲルマン民族にとってのタコは、悪魔的なイメージがあるのだろう。

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    Amazon Kindle でトリに関する本や写真集を出版しています。 昭和後期のサブカルチャーの研究をライフワークにしています。

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