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【030】 釜山港へ帰れ

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    (*写真はタカ目ミサゴ科ミサゴ属ミサゴ)

    あつい その胸に 顔うずめて
    もういちど 幸せ 噛みしめたいのよ
    トラワヨ プサンハンへ
    逢いたい あなた
    『釜山港へ帰れ』(作詞:黄善雨)

    「オスプレイは帰れ!」とか言ってる人達には、ぜひこの歌を歌ってあげたい。

    鳥の足(趾あしゆび)は、Ψ の形が一般的だが、ミサゴの趾あしゆびは、状況に応じて X の形にも動かせる「可変対趾足かへんたいしそく」という珍しい特徴を持つ。

    ミサゴの主食の魚を掴み易くするためで、かつ趾あしゆびにはイボイボがあって、魚のヌルヌルを逃さないようになっている。

    ミサゴは、捕った魚を貯蔵する習性があると伝承され、その魚がいい塩梅に発酵して美味い鮨になる、という俗信があった。寿司屋の屋号にミサゴが多いのはこの為だ。

    米軍の輸送機オスプレイ(Osprey)とはミサゴの英名。空中で静止できるホバリングを得意とし、獲物を見つけたら急降下でゲット。

    現代米軍でも軍用機にトリの名則律が用いられるが、あまり一貫性はない。有名どころでは汎用ヘリのブラックホーク(黒鷹)。ソマリア、モガディシオの戦いを描いた映画は『ブラックホーク・ダウン』(Black Hawk Down)。

    現代イギリスの戦闘機は、ハリヤー(Harrier:チュウヒ:沢鵟)。その実験機はケストレル(Kestrel:チョウゲンボウ:長元坊)で、いずれも猛禽類。トヨタハリヤーもチュウヒで、エンブレムのデザインになっている。

    第二次世界大戦中、各国の軍用飛行機にはトリの名が付けられることが一般的だった。例えば、

    (ソ連)
    ヤストレボク(タカ:鷹)
    チャイカ(カモメ:鴎)

    (ドイツ)
    シュテッサー(オオタカ:大鷹)
    ウーフー(ワシミミズク:鷲木兎)

    (イタリア)
    スパルビエロ(ハイタカ:灰鷹)
    ガッビアーノ(カモメ:鴎)

    (フランス)
    ゴエラン(カモメ:鴎)

    (アメリカ)
    シーミュー(ウミネコ:海猫)
    キングフィッシャー(カワセミ:翡翠)

    (イギリス)
    フェアリーフルマー(フルマカモメ:管鼻鸌)
    スパローホーク(ハイタカ:灰鷹)


    では、大日本帝国軍の戦闘機が名則律になっているマンガは何だろうか?

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    Amazon Kindle でトリに関する本や写真集を出版しています。 昭和後期のサブカルチャーの研究をライフワークにしています。

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