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【219】 石見國言 白狐見

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    (写真は食肉目イヌ科キツネ属ホッキョクギツネ)

    古事記には「狐」は登場しないが、日本書紀には二か所に出てくる。

    *

    石見國言 白狐見
    石見いわみの國くに言う、白しろ狐ぎつねを見たと。

    (中略)

    命出雲國造闕名修嚴神之宮
    狐嚙斷於友郡役丁所執葛末而去
    又狗嚙置死人手臂於言屋社

    出雲いずもの國くにの造みやつこの名なを闕もらさり、嚴いつくし神のかみ之宮のみやを修つくらしむを命めいず。

    友郡ともごおりに於おいて、役丁えきちょうの所ところに執とる葛かずらの末すえを、狐きつねが嚙かみ斷たち而しこうして去さる。

    又また、狗いぬが死人しびとの手て臂うでを嚙かみ斷たち、於おいて言こと屋やの社やしろに置おく。

    『日本書紀 天豐財重日足姬天皇 齊明天皇』

    *

    一体、何が起きたのか分からないが、人に化けることはなさそうだ。世界のキツネ属で、白換毛するキツネはホッキョクギツネのみ。石見の白狐はホンドギツネの白変種であろうか。

    続いて、「黒狐」の初出を見てみよう。

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    Amazon Kindle でトリに関する本や写真集を出版しています。 昭和後期のサブカルチャーの研究をライフワークにしています。

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