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Photo bytwsnmp

5ミリの後悔

    トマト缶を開けようとしたら、
    ふたのリングプルが取れてしまった。
    仕方なく久しぶりに缶切りを使い、
    切れて沈み込んだフタを
    トングで持ち上げたら、
    5ミリほど切れていなかった。

    「いける。」
    根拠のない自信の元、
    強引にトングでひっぱりあげる。
    少し、プルプルする。
    嫌な予感がした次の瞬間、
    テコの原理が作動。 
    勢いよくちぎれ、
    フタがトマトへダイブ。

    トマトを顔に浴びる。

    なるほど。
    あまりのショックに妙に納得する。
    ここは一旦顔を拭かずに
    考えてみる事にしよう。

    まずは壁。(賃貸)
    3箇所くらいは散っただろう。
    次に服。
    (お気に入りのアラレちゃんTシャツ)
    顔にこれだけきたならノーダメージではないだろう。

    次に反省点。

    一旦置いて切っていれば。
    ひっぱらずにねじるべきだったのか?
    プルプルの時点で諦めるべきだった。
    絶対いけると思ったのに。
    それにしてもここまで飛ぶとは。

    一通りの思考を巡らせてから顔を拭く。
     
    壁に散ったトマトも拭ききって
    タオルを洗い、干す。
    ため息をついて顔を上げた先に、
    更なるトマト発見。
    想像を超える高さにトマト。

    「まさかここまでとは。」
    5ミリの威力に感嘆し、拭く。
    五十肩には辛い高さだった。







     
     
    日々の戯言を真剣に綴っております。