
また親孝行出来なかった
私の両親は、
はっきり言って親孝行しがいがない。
こちらが何をしても喜んでくれるし、
旅行や食事に連れて行っても必ずお金を払おうとしてくるし、
誕生日プレゼントなどを渡すと自分の誕生日に倍返しされることになってしまう。
親孝行のつもりでやったことに対して素直に受けとって貰えないのは、こちらの気持ちが打ち消される気になってしまう。
そういうことではないのに。
といつも思う。
私は結婚して婿入りではないが妻の実家に住まなくてはいけない状況で地元を離れ、親に会う機会が少ないからこそ何かしようとしているのになかなかうまくいかない。
しかし、母の日と父の日は別である。
この2日間に関しては贈ったらそのまま素直に受けとって貰える。
子供の日が何かを贈る日ではなく、
鯉のぼりを上げて兜を飾り、柏餅を食べるくらいの文化で良かったと思う。
だから私は母の日と父の日をいい機会とし、気兼ねなく贈り物が出来る日となっている。
問題の母の日だが、
何でも喜んで貰えるとしても一応吟味はする。
予算はあまり気にしないものの、カーネーションを一つ贈るにも生花とプリザーブドフラワーのどちらにするか悩む。
毎年贈るので残り過ぎない方が良いと思って生花にすることが多いが、何回かに1回はプリザーブドフラワーにしている。
今年も結局生花にしたが、鉢植えが猫やシマエナガになっている商品がかわいいと思い、どちらかを贈ることにした。
私は今猫を飼っているので猫がいいと思ったが、実家には私が家にいない間にインコを飼い始めている。
インコとシマエナガはもちろん違うが、なんとなく好きかもしれないと思ったのでシマエナガの鉢植えに植えられたカーネーションを贈ることに決めた。
いつも花と何か美味しそうなお菓子を贈ることにしている。
こちらは猫の形をした餡バター最中にしておいた。
どうやら花が先に届いたようで親から連絡が来ていた。
いつもはメッセージだけのことが多いが、
今年は写真がLINEで来ていた。
開いてみるとシマエナガの鉢植えを持った嬉しそうな母の写真だった。
贈った実物を写真に撮って送ってくることもあったが、喜んでいる母の顔と一緒に送られてくることは初めてかもしれない。
なんとなく、猫じゃなくてシマエナガにしておいて良かったと思う。
喜んで貰えたようで何よりだ。
しかし、こんな嬉しいお返しを貰っては、
また親孝行出来なかった
っと思う。
今回はたまたま好みにハマって喜んで貰えたとはいえ、同じ事を繰り返しては芸がない。
次は何を贈ろうか。
とりあえず、直近で来る父の日はどうしようか考えよう。
父はまぁ、何を贈っても同じくらいのテンションで喜ぶからある意味難しい。
本当に喜んでいるかも怪しい。
私の両親は、
はっきり言って親孝行しがいがない。
私はまだ親になっていないし、それも難しそうなので正解を知る日が来ないかしれない。
私が納得するまで続けていくしかなさそうだ。