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【無限痔瘻ルヌプ】5回目のしこりで、ゞロりモンがようやく気づいたこず

    「いい加枛にしお」
    ゞロりモンは心の底から叫びたした。
    治しおも治しおも、たた同じ展開。

    「たさか5回目はこないよね ⁇」
    そう信じおいたのに、
    気づけば、たたお尻に「しこり」を感じる。

    たるで「終わらない痔瘻ルヌプ」かのようでした——。

    こんにちは、ゞロりモンです。

    この゚ッセむでは、
    䜕床も痔瘻に悩たされおきたゞロりモンが、
    その経隓を通しお気づいたこずをたずめおいたす。

    • 普通に生きるずいうこずが、どうにも成立しない

    • 頑匵っおいる぀もりなのに、なぜか䜓調が厩れおしたう

    そんな経隓を、
    ゞロりモンは䜕床も䜕床も、繰り返しおきたした。

    「どうしお、自分だけこうなっおしたうんだろう 」

    その答えを探しおいるうちに、
    気づけば、同じ病気を5回も繰り返しおいる。

    思えばすべおは、人ず話すのが少し苊手だった、
    あの子䟛の頃から始たっおいたのかもしれたせん。



    ❶1人が奜きな幌少期

    「あんたり人ず話したくない 」
    「ずっず1人でいられたら良いのに 」

    幌少期のゞロりモンは、
    ずっずそう思っおいたした。

    ずいうのも「人ず話をする」、それがいちばんの悩み事だったからです。
    集団の䞭にいるよりも「1人でいるこず」の方が奜きでした。

    振り返っおみれば、
    この頃からすでに、内向型HSPの性質が衚れおいたのかもしれたせん。

    小孊2幎生になったあたりからは、
    人ずもコミュニケヌションをずるようになりたしたが、
    どこかで根本的な違和感を感じ続けおいたした。

    「䜕かが呚りず違う 」

    そんな感芚を持っおいたのです。
    ただ、圓時は「平成䞭期」真っ只䞭。

    「個性が倧切」なんお蚀っおいる割には
    「堎の空気」が党おだった時代です。

    「みんな䞀緒が䞀番」
    そんな䟡倀芳が、圓時の䞖の䞭にはありたした。

    そのため「1人でいるのはむケナむこずなのかも——」
    ゞロりモンは、そう感じながら毎日を過ごしおいたんですね。



    ❷「むチロり」痔瘻ルヌプのはじたり

    ただ、小孊4幎生になったある日。

    むスに座ろうずしたら、
    突然、お尻に「突き刺すような痛み」が走りたした。

    「んなに、このしこり 」
    その痛みは、日が経぀に぀れ、どんどん匷くなっおいきたす。

    たたらずゞロりモンは、近くの病院を受蚺。
    するず、ある病名を医垫から告げられたした。

    それが、ゞロりモンの人生に倧きな圱響を䞎えるこずになる病気。
    「痔瘻」です。

    初めおの痔瘻ですから「むチロり」ずでも呌びたしょうか。
    このむチロりは、手術をしないず完治しないタむプの病気でした。

    生たれお初めおの手術。
    圓時は「ナむフでお尻を切る ⁉なんお恐ろしいこずを 」
    ず恐怖したしたが、
    手術は党身麻酔で行われたした。

    そのため、気づいたらベッドの䞊。
    恐ろしい手術も、いざ始たったら䞀瞬の出来事だったんですね。

    入院も5日間ほどで枈みたした。
    痔瘻手術の傷は、新陳代謝が高い子䟛の方が早く治りやすかったのです。
    およそ2ヶ月で完治したす。

    「これが、ただ始たりに過ぎなかったなんお 」

    圓時はそんなこず、埮塵も感じおいなかったのです。



    ❞「ゞロり」痔瘻っお恥ずかしいものなの

    䞭孊生になるず、呚りの環境が倧きく倉わりたした。

    勉匷が嫌じゃなかったゞロりモンは、
    進孊校に進んだからです。

    宿題が増えたり、呚囲の孊力が䞊がったりなど、
    その環境の倉化には倧きく戞惑った蚘憶がありたす。

    ただ、それでも内向型HSPのゞロりモンにずっお、
    勉匷はやらないず䞍安になるものでした。

    なぜなら「孊生の本分である勉匷はできなきゃいけないもの」だず思っおいたからです。そのため、圓時は苊手な分野ほど頑匵っおいたした。

    しかしそんな䞭、䞭2の終わり頃になるず、
    たた「あの突き刺すような痛み」が、お尻にやっおきたす。
    「痔瘻」です。

    2床目なので、それこそ「ゞロり」ですね。
    再発するような病気じゃないず蚀われおいただけに圓時はショックでした。

    しかし、なっおしたった以䞊は仕方ありたせん。
    2床目の痔瘻の手術に臚みたす。

    2床目の手術も無事成功。
    ただ、退院埌は思春期だったこずもあり
    「ちょっず恥ずかしいな 」ずいう感情が湧いおきたした。

    なぜなら、登校する際は
    「穎付きの座垃団」を持っおいく必芁があったからです。

    「1人だけ倉な座垃団に座っおいるなんお 」
    そうドキドキしおたんですね。

    しかし、それは思いのほか問題になりたせんでした。
    「人は、さほど他人のお尻に興味がなかった」のです。

    呚りの目を気にし過ぎおいたのかもしれたせん。
    ゞロりモンは、なんずか日垞の生掻ぞず戻っおいきたした。



    ❹「サブロり」3床目の正盎は、正盎じゃなかった

    高校入孊埌は、吹奏楜郚に入郚したした。

    ゞロりモンは、䞭2の頃から音楜に魅了されおいたからです。
    䜕か音を䜿った郚掻動に挑戊したかったんですね。

    ただ、いざ入郚しおみるず、
    吹奏楜郚はなかなかハヌドな郚掻でした。
    平日の攟課埌はもちろん、土日祝ず緎習が続きたす。

    しかし、その䞀方で、
    吹奏楜郚の掻動に打ち蟌む高校生掻には充実感がありたした。

    郚掻の忙しさもひっくるめお
    「高校生らしい生掻が送れおいる」ずいう実感があったのです。

    ハヌドでも、その幎霢でしか経隓できないこずは、
    絶察にやっおおくべきですよね。

    圓時のゞロりモンも、そう思っおいお、
    高校1幎生の時期は、必死に郚掻に取り組みたした。

    今でも吹奏楜郚での掻動は
    『䞀生の思い出』ずしお心に残っおいたす。

    だから、お尻のこずなんお、
    忘れかけおいたのです。

    しかし、そんな充実感のある生掻も長くは続きたせんでした。

    たた、お尻にアむツ 。
    「痔瘻」がやっおきたのです。
    3床目ですから「サブロり」ですね。

    ただ前回の手術から
    2幎経っおいたせんでした。

    正盎「たたか」ず思うずころはありたしたが、
    痔瘻は手術をしなければ治りたせん。

    『3床目の正盎』 そう自分に蚀い聞かせお、
    3床目の手術に臚みたした。



    ❺「シロり」痔瘻ルヌプを止めるために

    高校2幎生になりたした。

    3床目の手術の傷も塞がったかなず感じた頃、
    再び「痔瘻」になりたした。

    4床目の「シロり」ですね。
    この時ばかりは、流石に少し匷い感情が湧いおきたした。

    「痔瘻は、぀いこないだ取り陀いたばかり」
    だったからです。

    「もう再発はないず思うよ」
    「ちゃんず根っこの郚分たで取り陀いたから」

    医垫が今たで蚀っおきた蚀葉は
    嘘だったんでしょうか

    どうにも玍埗できたせん。

    よく「仏の顔も䞉床たで」ずいいたす。
    ずいうこずは、仏様だっお四床目からはブチ切れおいるはずです。

    『仕方ないよ』の䞀蚀で凊理するの
    『お倧事に』で片付けられる問題なの

    堪えおきた怒りが、぀いに爆発したした。

    しかし、だからずいっお、
    䜕も察凊しないわけにもいきたせん。

    どうにもならない䞭、
    ゞロりモンは、痔瘻手術で有名な「お尻の専門医」を探し出し、
    そこで手術を受けるこずに決めたす。

    今床こそ、この「痔瘻ルヌプ」を断ち切るのです。

    手術は無事成功。
    ただ、その専門医からは、こう告げられたした。

    「正盎蚀うず、これ以䞊お尻にメスを入れるのはリスクが高かったよ」

    実は、お尻にメスを入れ過ぎるず、
    排泄機胜に支障が出る可胜性があったそうです。

    「危なかった !!」ず、背筋が冷たくなりたした。

    もう、次はないかもしれない...。

    ゞロりモンは、きちんず察凊できた安堵感に包たれながらも、
    そのお尻は、小さく瞮こたっおいたのです。



    ❻「ゎロり」終わらなかった痔瘻ルヌプ

    高校3幎生になりたした。

    受隓戊争の真っ只䞭の秋ごろ、
    因瞁のアむツは「たた」やっおきたした。

    「痔瘻」です。
    5回目なので「ゎロり」ですね。

    ゞロりモンは激怒したした。

    「たたなのなんで 」
    「いい加枛にしお」

    こうした䞍満が、際限なく噎出しおきたす。
    怒りで、身が匕きちぎれそうになりたした。

    なぜ、こう䜕回も痔瘻になっおしたうのか。
    党く理解できたせん。

    「どうしお自分だけこんな目に 」

    そんな感情が、心の奥底から溢れ出おきたした。

    しかも、今回は、痔瘻だけではなく囜が難病指定をしおいる「クロヌン病」の可胜性があるのではないか、ずたで蚀われたした。

    難病ずいうこずは、治療法がないずいうこず。
    これたで䜕回も䜕回も、
    今回が最埌だず思っお手術を受けおきたんです。

    にもかかわらず、五回目っお。

    「このたただず、䞀生病気に瞛り぀けられるのかも 」
    そんな恐怖心が湧いおきたした。

    内向型HSPには、情報を深く分析しようずする傟向がありたす。

    䞍安になっお、調べれば調べるほど、
    悲芳的な芁玠が頭の䞭に入り蟌んでいく。

    その悪埪環に、ゞロりモンは陥っおいったのです。

    もうゞロりモンの目の前はたっくら。
    ほが瀕死状態でした。
    ポ〇モンセンタヌに行っおも回埩しないレベルだったず思いたす。

    ただ、その時はもうすでに高校3幎の秋でした。

    䞡芪ず話し合った結果、怜査や手術は緊急性が高いわけでもないので
    「たずは倧孊受隓に集䞭しよう」ずいった流れになりたす。

    ただ、その状況の䞭で受隓勉匷をしおも、党然䞊手くいきたせん。
    この時のゞロりモンは、将来に察する垌望を倱っおいたのです。

    ずにかく受隓を乗り切ろうず机には向かいたすが、
    ゞロりモンは予定しおいた倧孊入詊「党おに倱敗」したした。

    机の䞊には、䜿い叀した教科曞だけが残りたす。

    「もう人生終わった 」
    本気でそう思いたした。



    ❌転換点環境の倉化

    ずはいえ、人生には䜕が起こるかわからないものです。

    ゞロりモンの人生も、
    そう簡単には終わりたせんでした。

    受隓に党お倱敗した数か月埌、
    ゞロりモンは芪の勧めで受けおいた埌期詊隓で、
    地元の倧孊ぞの入孊を決めたす。

    心にはただ「わだかたり」が残っおいたした。

    ただ、もうその頃は劣等感に支配され「䞀䜓自分がどうしたいのか」も、
    よくわからなくなっおいた
    んですね。

    ひずたず身分を固めお、
    治療を優先する遞択をしたした。

    ずころが、その遞択は結果的に
    「人生を思わぬ方向ぞ」転がしおいきたす。

    なんず、倧孊生ずしお日垞を過ごしおいるうちに、
    痔瘻の症状がどんどん改善しおいったのです。

    理由は誰も説明できたせんでした。
    ずにかく「䜓調が倧きく回埩した」そんな状況が生たれたんですね。

    たた、入孊埌は
    「先送りにしおいたクロヌン病の怜査」を受けたした。

    怜査は党郚で4回あり、どれも苊痛を䌎うものでしたが、
    その結果は、ゞロりモンにずっおありがたいものずなりたす。

    「珟時点ではクロヌン病になっおいない」

    そういう蚺断結果だったからです。
    䞀気に肩の荷が䞋りた感芚になりたした。

    そしお、ゞロりモンは考えたした。
    痔瘻の原因。
    それはおそらく「ストレス」でした。

    思い返せば、痔瘻になる前はい぀も、
    察凊しきれないストレスを抱えおいたした。

    それでも、ゞロりモンは頑固だったので、

    「ストレスを蚀い蚳にしおはいけない」
    「根性でどうにかするべきだ」

    ず、ずっず思い蟌んでいたのです。
    しかし、5回の痔瘻を通しお、痛烈に実感したす。

    「人生、ただただ根性で頑匵っおいれば生きおいけるわけではない」のです。

    䜓を壊しおから埌悔したのでは、遅い。
    ひどい状況になる前に、自分で手を打぀しかない。

    健康を埌回しにしないずいうこずを、
    ゞロりモンは「環境の倉化」を通しお孊びたした
    。

    そこからゞロりモンは、「健康」ずいうものを、
    もっず真剣に捉え盎すようになりたす。

    心理孊や脳科孊の本を読みあさっおは、

    自分に合う環境はどこなのか、
    心ず䜓はどうすれば敎うのか、
    ストレスずはどう付き合えばいいのか

    を、䞀぀ず぀手探りで確かめおいく。

    そうやっお、日々の暮らしそのものを、
    少しず぀䜜り倉えおいきたした。

    その結果、䜓調はどんどん回埩。
    痔瘻の症状も、完党になくなっおいきたした。



    ❜再挑戊

    痔瘻の症状はなくなりたした。

    痔瘻自䜓が治ったわけではありたせんが、
    症状がなければ手術をする必芁もありたせん。

    ゞロりモンは、ようやく
    「今たでの痔瘻ルヌプから抜け出せた」感芚になりたした。
    䞀気に芖界が開けたのです。

    するず、1぀の心残りが頭に浮かんできたした。
    倧孊受隓です。
    痔瘻ばかりに気をずられお、䞍完党燃焌で終わっおいたした。

    「健康な状態で、もう䞀床挑戊がしたい」

    ゞロりモンは䞡芪に頭を䞋げ、
    「山梚から通孊できるずころ」ずいう条件付きで、
    仮面浪人を蚱しおもらいたす。

    ここは山梚。
    東京に最も近いど田舎です。

    鈍行でも2〜3時間あれば東京にアクセスできたすし、
    孊生なら孊割も効きたす。

    はじめお「銖郜圏山梚」に䜏んでいお良かったず思いたした。

    今床は「どうすれば自分の䜓調が快調になるか」を第䞀に考えお、
    受隓勉匷に取り組みたした。

    するず、孊力は日に日に向䞊しおいきたす。
    やり方ず環境が倉わっただけで、自分の状態が倧きく倉わったのです。

    そしお迎えた、翌幎の2月。
    無事、志望校から「合栌通知」が届きたした。



    ❟仮説怜蚌から蟿り着く自己理解

    必死に掎み取った、志望校での日々。
    せっかく手に入れた機䌚は、存分に䜿わなくおはなりたせん。

    ゞロりモンは、
    たず、いろんなタむプの人に䌚っおみるこずにしたした。

    どんな人ずいるず心地よくお、
    どんな人ずいるず消耗しおしたうのか。

    それを知っおおけば、
    前もっお自分を守れるず思ったからです。

    • 合わないタむプずは、適床に距離を眮く

    • しんどくなりそうなずきは、䜕よりも先に䌑む

    そうやっお、自分の性質ず少しず぀折り合いを぀けおいくうちに、
    病気を気にせず過ごせる倧孊生掻は、
    い぀しか充実した時間ぞず倉わっおいきたした。

    そしお、様々な人ず関わる䞭で、
    ゞロりモンは自分に぀いおの倧きな発芋をしたす。

    「人の感情を、人よりも感じ取りやすい」
    ——そういう自分に、気づけたのです。

    確かに、内向型HSPは「刺激に敏感」な面があるのかもしれたせん。

    けれど逆手にずれば、
    「人の衚情や声のトヌン、堎の空気の倉化に気づきやすい」
    ずいうこずでもあるんですね。

    匱点だず思っおいた性質だっお、
    䜿いようでは匷みになり埗るのです。



    ❿痔瘻が、教えおくれたこず

    ここたで振り返っおみお、
    ゞロりモンには、䞀぀思い圓たるこずがありたした。

    ずいうのも、痔瘻がやっおきたのは、

    い぀も決たっお「無理をしおいた」時期、
    自分の性質にフタをしお、
    たわりに合わせお、根性でなんずかしようずしおいた頃。

    そういうずきに限っお、
    お尻は悲鳎をあげおいたんですよね。

    逆に、環境が自分に銎染んでいた時期は、
    あれほど手匷かった痔瘻も、䞍思議ずおずなしくしおいたした。

    もしかするず痔瘻は、
    ゞロりモンを困らせおいたのではなく、
    ずっず同じこずを䌝えようずしおいたのかもしれたせん。

    「その堎所は、キミには少し合っおいないよ」ず。

    頭では、いくらでも自分をごたかせたす。
    「ただ頑匵れる」
    「これくらい、普通だ」ず。

    でも、䜓は正盎なんですね。
    ごたかしがきかない分、いちばん倧事なこずを、
    いちばん先に教えおくれる。

    そう思えるようになっおから、
    痔瘻は今も消えおいたせんが、以前ほど怖くはなくなりたした。

    たたあの「しこり」が顔を出したら、
    それは「ちょっず、無理をしすぎおいるよ」ずいう、
    自分の䜓からのメッセヌゞなのだず、
    受け取れるようになったのです。

    根性で痛みをねじ䌏せるこずでも、
    原因をきれいに消し去るこずでもなく。

    自分の䜓が䌝えおくれる小さな声に、
    そっず耳を柄たせおみる。

    それが、長い長い痔瘻ルヌプが、
    ゞロりモンに残しおくれたものだったのかもしれたせん。



    #創䜜倧賞2026

    #゚ッセむ郚門

     
     
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