風物詩事務員はじめ2026年5月13日 12:16取引先から西瓜が届いた。給湯室でおっかなびっくり大きな西瓜に刃を立てる。お皿に乗せて社内に配ると、ここから私の独壇場。制服のブラウスを捲り上げて西瓜を持つ。シンクのうえに身を乗り出し、先端にかぶりつく。垂れた果汁はそのまま指を伝ってシンクに落ちて薄赤いドットが咲く。がしゅがしゅと食べ進めていると向こうから名前を呼ばれた。私は聞こえないふりをして、夏を食べていた。 #エッセイ#創作大賞2026#エッセイ部門#ショートエッセイ#風物詩#西瓜#事務員はじめ#事務員と西瓜#エッセイ#創作大賞2026#エッセイ部門#ショートエッセイ#風物詩#西瓜#事務員はじめ#事務員と西瓜