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手放せない〇〇

    Jilly

    0.わたしの性分

    わたしはモノを捨てられない。
    いや、さすがにゴミは拾ってでも捨てますが。
    「もう、いらないか~」と捨ててしまったものが、数年を経てまた必要になったことがこれまでに何度もあった。
    「アレ、持ってたのに~!」と。
    そしてそれらは二度と手に入らなかったりする。
    時代が変われば流行も変わり、世に出回る品々も変わっていくものなので。

    ここ何年か『捨てる』ことが良しとされる風潮があった。
    人にはそれぞれに事情があるので、それを否定はしない。
    でも、わたしにとって『捨てる』とはすなわち『縁を切る』と同意語だ。
    「また買えばいいじゃん」は禁句だ。
    「また行けばいいじゃん」もしかり。
    その時その時の出逢いとその縁は、その瞬間につかまなければ逃してしまう。そして得た縁は一度手放してしまうと戻ってこないかもしれない。
    後悔ばかりが先に立つことになる。
    だからわたしは捨てられない。手放せない。
    その時々でめぐり合い、わたしの元へ来たモノたちは、
    そのコたちが寿命を全うするまで大切に使い、愛でるのだ。
    なんなら寿命が尽きても捨てずに持っているモノもあるくらいだ。
    そのうち付喪神(つくもがみ)がつくまで置いておくかもしれない。

    これは、わたしが手放せない「愛するモノたち」の記録。
    もしこのコたちに出逢ったら、こっそり教えてください。


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