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つばさの党・黒川敦彦代表は何を目指しているのか?→「騒動師」

    候補者よりも注目された黒川氏

    前エントリーでも取り上げた東京15区補選。キャラ立ちした候補者が並びましたが、最もインパクトを与えたのは演説場を騒がせたつばさの党・黒川敦彦代表ではないでしょうか。

    2017年に「今治加計獣医学部問題を考える会」の共同代表、同年の衆院選で山口4区から立候補して落選。2019年に「オリーブの木」の代表、2021年に「つばさの党」に改称。2022年にNHK党の幹事長、同園の町田市長選で落選。NHK党から参院選へ出馬し落選、翌年に同党幹事長を退任。

    自分が初めて存在を知ったのは加計学園の追及集会ででした。参加者はもちろん立民、共産党など左派層。その中で黒川氏は「市民団体の活動家」という位置付けで登壇していましたが、阪大工学部卒、NEDOの研究員という理系エリートだから理論派の好青年というイメージでした。

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    『6・21安陪やめろ!!緊急市民集会』

    当時は森友加計学園問題が紛糾していた時期。黒川氏はリベラルの新旗手扱いでした。今は総スカンでしょう。加計学園問題以降は陰謀論者になった黒川氏は団体を転々とすることになります。

    政治パフォーマーになっていく

    政治家志望というよりも政治パフォーマーになっていく黒川氏。集会などにやってきて
    「アベのセイダ―」と熱唱するようになりました。

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    反竹中平蔵デモ
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    水道民営化反対集会。

    黒川氏の政策アジェンダはよく分かりませんが、おそらく反グローバリゼーションが骨子。かといって先の補選ではそうした政治メッセージは聞こえません。大半が他陣営への攻撃でした。

    いずれの陣営も黒川氏にお怒りでしょう。加計学園問題で活動家デビューをした時はリベラル層からも支持されていたのにもったいない。

    現在は左派右派、保守リベラルといった立ち位置も、政治主張も見えません。誰に向けての活動なのでしょうか。

    現実的に「騒動師」という職業は成立するか?

    黒川氏が目指すのはもしや「騒動師」?

    私、『ゴルゴ13』が好きなんですけど、本作に「騒動師リンドン」というキャラが登場します。騒動を起こしてゴルゴ13が仕事(狙撃)をサポートするのです。

    「騒動師」という響きがすごく面白くてゴルゴトークに花を添えてくれます。

    黒川氏は騒動師の才能がある!行動力は高い、神出鬼没、実際に先の演説会場のような騒動を起こしています。

    黒川氏を支持している層は政治に対する問題意識というよりも「政治を媒介とした場外乱闘」を求めていると思われます。言い方は悪いですが、閉塞感に満ちた層。

    黒川氏が起こす騒動をYOUTUBEで視聴し、非日常的な刺激を得ているのではないでしょうか。

    「騒動師リンドン」ならぬ「騒動師クロカワ」なんてハードボイルドで本人もまんざらでもないかも。

     
     
     
    示現舎の記者・ライター。 左派運動、メディア、政治、大学、言論空間の“妙なところ”を観察・分析しています。 ニュースの裏側、人物観察、社会批評を週数回更新。

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