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音喜多駿氏が維新で重用される理由はオジサン幹部のコンテンポラリー願望

    地域政党を含めて計5回の党移籍

    現在、離党者、除名処分が相次ぐ日本維新の会について特集を続けています。地方議員の処分理由があまりに理不尽という趣旨です。

    その中で政調会長の音喜多駿参院議員がキーパーソンの一人です。音喜多氏は発信力があり、キラキラした意識高い系の雰囲気で今時の若手政治家という印象があります。ベンチャー企業やコンサル会社、あるいは情報番組のコメンテーターにいそう。

    “コンテンポラリーなヤツら ”との写真はXでもたびたび引用されています。保守層から支持されている訳でもないし、リベラルから人気があるわけでもない。では誰に支持されるかといえば「キラキラでコンテンポラリーな雰囲気を求めるノンポリ」が彼の票田かと思われます。

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    都議会時代の音喜多氏(右)、塩村文夏氏、駒崎弘樹氏、津田大介氏。

    オッサン政治家に発信力を託された?

    音喜多氏といえばSNSでもネタにされるこのダンス。残念ながら私はこの場にいたら正視できないというか、小学校の時に先生にお父さん、お母さんと言ってしまったような…。そんなこっ恥ずかしさに包まれたと思います。

    そもそも社会はキラキラな感じを受け入れているのでしょうか。ワイドショーや朝の情報番組でも各番組に必ずキラキラ枠の20、30代のコメンテーターがいます。おおかた社会起業家、文系の大学教員あたり。

    こうした人材がマスコミで重視されるのは要は制作サイドの役員、プロデューサーが「自分たちもキラキラなコンテンポラリーな奴」の仲間に入れたとの錯覚があるのではないでしょうか。

    菊川怜ちゃんとお茶してきた。

    https://t.co/9pZKuWA8Cw

    — 古市憲寿 (@poe1985) August 1, 2024

    この分野の関係人物としてはトップランナーの古市憲寿氏はもう39歳。いつまでもあのキャラクターは厳しいと思います。なぜならウリが「若さ」だから後続がいくらでもいるでしょ? それに「金髪」も一つのエッセンスですが、芸能人でもないのに40越えのオジサンが金髪は痛いです。

    いつまでコンテンポラリーな奴らでいられるでしょうか。

    政界のコンテンポラリーな奴ら感の音喜多氏

    ではこうした政界におけるキラキラでコンテンポラリー枠は誰でしょうか。それが

    音喜多駿

    ではないかと。音喜多氏がどんな政策に通じているのかよく分かりません。ただすごいのは短期間のうちに都議から参院議員にまでキャリアアップしました。しかも地域政党を併せて合計7つの党に在籍し、最終的には日本維新の会の政調会長に就任するという。すごい出世ぶりです。

    日本維新の会は問題も多い政党ですが、いわゆる「政策通」といわれる有能な議員さんもおられます。それを差し置いて政調会長のポストだから重用されているのが分かります。

    なぜでしょうか。一つには同党・馬場伸幸代表から評価されているという証言がありました。これすごく得心してしまったのです。

    オジサンたちのコンテンポラリー願望

    馬場代表はもとは自民党出身。コテコテの泉北のオッチャンです。大阪維新の会で活動している間は問題なかったのでしょう。しかし今や日本の維新の会は全国政党です。本来、順調ならば野党第一党になれたかもしれません。

    そんな時に幹部がいつまでも泉北のオッチャンというわけにはいきません。全国政党の幹部としての振る舞いが要求されます。そんな時に側近にコンテンポラリーな奴がいたら? 先のマスコミのように政党のオジサンたちも音喜多氏を通じて「俺もコンテンポラリーな奴になれた」「若者の意見を聞いた」と錯覚できると思います。

    党内にはまだ政策通がいるにも関わらず参議院当選1回の若手を政調会長にする積極的な理由が見つかりません。これが音喜多氏のキャリアアップの秘訣ではないかと考えました。

    しかしそうは言っても重用のベースは「若さ」と「コンテンポラリーな感じ」に過ぎません。加齢とともにいつかその座は奪われるでしょう。まあその頃まで維新が存在しているのかは別ですが…。

    いつまでもあると思うなキラキラコンテンポラリーな感じというところでしょう。


     
     
     
    示現舎の記者・ライター。 左派運動、メディア、政治、大学、言論空間の“妙なところ”を観察・分析しています。 ニュースの裏側、人物観察、社会批評を週数回更新。

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