
ライラックの香りと共にパワフルに歩く。
私は歩くのが好きです。
車や自転車の速さでは見逃しがちな、新しいお店や人の生活の気配などの小さな発見が楽しいからです。
季節の移り変わり、気温の変化、天候の変化にも敏感になります。
仕事が早めに終わった時、私は一駅歩いてから帰ります。
北海道在住の私、一駅は歩いて30分くらいかかります。
ちょうどいい運動です。
職場の最寄り駅から次の駅まで、遊歩道が続いており、近くに大学があるせいか、人通りも多いのでよっぽど遅い時間でない限りは安心して歩けます。
夜の散歩は、昼間の明るさはなりを潜め、視覚が弱まるせいか、代わりに嗅覚が強くなります。
ライラックの時期は、良い香りに包まれてウォーキングができます。
夜桜、雨上がりの濡れたアスファルトの香りも、なかなかの風情です。
ラーメン屋さんの前だけは、別の欲求が走ります。
イヤホンをして音楽を聴きながら歩きます。
30分くらいの道のりが、その聴く音楽のbpmによって歩くスピードが変わるようなのです。
最速を記録したのが、Fatboy Slimの『Because We Can』のエンドレスです。
曲目ではピンと来ないという方に、M-1の芸人さんの出囃子の曲と言ったらいかがでしょうか。
私はどちらかと言うと、映画の『ムーランルージュ』で、カンカンダンスのシーンでかかっていた印象が強いです。
カンカンダンスとcanをかけてるのか。
歌詞もいたってシンプル。
Because we can, can, canばかり。
でもその単純さが、かえっていいですよね。
「やれるやれるやれる!俺たちがテッペン取ったる!」という気概に感じられて。
あの曲を行軍のように聴きながら歩いた時、私は究極に颯爽と歩いていたようなのです。
結果、20分で着き、多少ゼーハーしながら、
「はー、いい香りだった!」と気分はすっきり。
以上、「ライラックとFatboy Slimと私」でした。
豆知識。
通常、ライラックの花びらは4枚ですが、5枚のものを発見すると「ラッキーライラック」と言って、幸せが訪れるといわれています。