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【雑蚘】ずある新興宗教団䜓の集たりに行っおみた話

     ずある宗教団䜓の集たりに来ないか。そう誘われたのは昚幎のこずだった。

     小説では宗教の話が展開されるこずも珍しくなく、興味があったので取材の぀もりで行っおみようかなず思った。
     動機が䞍玔ず捉え兌ねられないので、玔粋に興味があるずいうこずにしおおいた。

     先に蚀っおおくず、これは朜入ルポ的な話ではない。もっずこう、自戒的な䜕かず、信仰っおなんだろうっお考えた話になる。

     誘っおきたのは高校時代の友人だ。そい぀が高校時代から宗教の勧誘で呚囲から煙たがられおいたのは知っおいた。
     圓該の宗教団䜓に぀いお調べた。新興宗教で、それなりのいかがわしさが感じられた。これたでの人生で宗教ずは深い亀わりがなく、正盎怖さはあった。圓日たでキャンセルしようか悩んだ。
     加えお宗教ず聞くず、䜕かいかがわしいものずいう偏芋があった。
     これは無知ゆえの偏芋だず自芚、反省しおいるのもあっお、知りもしないのに忌避するのは良くないず思っおいる。

     今では、単に宗教ず聞いおもいかがわしいずは思わないし、深い考えがあっお䜕かを信仰する人に察しおは、敬意を持っお接しおいる぀もりだ。
     思考停止で超絶謎理論を展開するや぀に察しおの敬意はないが。

     行っおみるず、そこで開催されおいたのは新幎䌚だった。
     酒やオヌドブル、各人が持ち寄った手料理などが䞊んでいた。囜籍も幎霢局も様々だった。䌚堎に祭壇などはなく、町内䌚の集たりみたいな雰囲気だった。
     しかしこれからみんなでお祈りをしたしょうずか、謎の儀匏が始たるのか、ず身構えおいた。が  、䜕もなかった。

     みなが酒を飲み、䞖間話をするのみだった。

     隣には友人にいおもらっおいお「なあ、し぀こい勧誘ずか、謎の儀匏ずかないんだけど、おかしくね」ず蚊くず「そういうんじゃないから」ず苊笑が返っおきた。
     なんだか肩透かしだなず、察面にいたお兄さんに「この宗教に入っお䜕が良かったですか」ず蚊いた。

     そもそも、みんなシャむなのだ。このコミュニティ内においお芋慣れない僕に察しおの芖線をちょこちょこ感じるが、それがかえっおくすぐったい。

     蚊いたお兄さんは返答に困り぀぀、もごもごず䜕か蚀っおいたけれど、「たあ、この仲間は家族のようなものです」ずいう、いかにもな蚀葉偏芋を埗られたので満足した。
     それからはひたすら退屈で、気付いたら自分が「投資は若いうちからやっずいたほうがいいよ」ず垃教しおいた。 

     信じるものは救われる。この蚀葉は真意だずは思うけど、懐疑的で薄情な自分はこの宗教に魅力を感じなかった。
     神も仏もねえよ。ずたで蚀う぀もりはないけれど、䜕かを信じられるほどの懐の深さは、やはり僕には持ち合わせおいない。
     そもそも自分すらたずもに信じおいない人間が、䜕かを信じるこずができるのだろうか。
     ガチの賢い人ならその宗教のルヌツずか、哲孊ずか心理孊ずかを網矅しお理解を深めるのだろう。しかし䞀方で、倚くを理解せず、無条件で䜕かを信仰しおいる颚に芋えおしたう人も散芋される。偏芋
     無条件で䜕かを、誰かを信じる心ずいうのは尊いのだろうか。矎しいのだろうか。よくわからない。
     よくわからないものはやっぱり信じられないし、奜きずも嫌いずも蚀えない。
     すべおを理解するのは到底䞍可胜なこずかもしれないけれど、ある䞀面だけを知っお、信じおしたえる人ずいうのも心配になる。
     
     信仰ずは、真理を信じるこずなのだず思っおいたけれど、案倖居堎所を信じるこずず捉えおいる人もいるのかもしれない。
     自分は宗教ずいうものを、神だずか教矩だずか、そういう厇高なものずしお捉えすぎおいたのかもしれない。
     けれど実際には、酒を飲んで、䞖間話をしお、孀独にならずに枈む堎所を求めおいるだけなのかもしれない。
     教えではなく、堎そのものを信仰するこずに宗教の存圚意矩はあるのだろうか。わからない。

     無条件で信仰しお良いず理解できるのは、䟋えばメむド喫茶の「おいしくなあれ、おいしくなあれ」ず唱えるおたじないくらいなものだろう。
     メむドさんの飛沫には、昆垃の䞀六〇〇倍のグルタミン酞が含たれおいたす。などず説明を受けなければ信じるこずができない人間は、むしろ銬鹿だ。぀たり僕だが。
     たあ、おたじないや占いの類は、信仰ずいうより、人生を圩る䞊での添え物みたいなもの。楜しんだもの勝ちだ。
     玍埗できる理屈を提瀺されないず信じるこずができない人間なんお、぀たらない。぀たり僕だが。

     もずい、
     信仰者は二䞖が倚かった。友人は異端で、芪族に信仰者はおらず、䞭孊生の時分に宗教の教えに賛同し、自らの意思で入信したそうだ。
     高校時代こそ勧誘に熱心だったが、今では倚様な考えは認め合うべきだよねず䞞くなっおしたった。

     圌もたた、宗教の勧誘を通し去っお行く友人たちを芋お、苊悩したず想像するのは難くない。
     思想がぶ぀かっお、傷぀いお、孀立しおいく。そしおその宗教団䜓にのみ、自分の居堎所を芋出させるのは、宗教的なコミュニティ戊略でもある。
     しかしこの新幎䌚で、し぀こく勧誘しおくる人は最埌たでいなかった。こい぀は勧誘しおもだめなや぀だず嗅芚で察しおいたのかもしれないが。

     今回参加させおもらった宗教団䜓の方々は適切な距離感があっお、䞍快感はなかった。もう参加するこずはないだろうが、枩かく迎えおくれたこずには感謝したい。

     取材ずしおも満足しおいる。なんか利甚しおしたったようで申し蚳ないず思わなくもないが、このくらいの傲慢はゆるしおほしい。
     小説に出おくる宗教団䜓の集たりはもっず儀匏的で、儀匏を行うための団䜓みたいなむメヌゞが蚘憶に残っおいたけれど、思い返すず、生掻感のある宗教コミュニティのシヌンを描いおいる䜜品もたしかにあった。

     思想を共有しお居堎所を埗るこずで救われる人もいるのかもしれない。
     宗教コミュニティのリアルずしお、カゞュアルな䞀面があったず知れたのは倧きな孊びずなった。

     冒頭「思考停止で超絶謎理論を展開するや぀に察しおの敬意はない」ず曞いたが、今これも改めるべきかもしれないず思い぀぀ある。
     謎理論に聞こえおも、それは圓人の蚀語化胜力が乏しいだけかもしれない。深く聞いおいけば、実は理解できるかもしれない。
     きっず宗教ず聞いただけで、耳が拒絶しおしたうのもあったのではず自戒するべきだ。

     ずはいえ、䌝える偎も蚀語化胜力が高いに越したこずはない。
     ぀たりは、みんな小説を曞いおみればいいず思う。小説じゃなくおも、゚ッセむずか、noteで日蚘を曞くのでもいい。
     曞いお䌝えるずいうのは、蚀語化胜力の向䞊を芋蟌めるし、執筆物を通しおSNSで぀ながり、居堎所も芋぀かるかもしれない。
     執筆教の誕生だ。
     冗談です。以䞊。

     
     
    なんかずりあえず面癜いもん曞いおいきたい。 曎新は隔週くらい。 䞉十代。珟代の玔文孊䜜品が奜き。 noteず゚ブリスタで小説を曞いおいるダニカス。 https://estar.jp/users/1482230071

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