芋出し画像

闇 536倩皇陛䞋の旭日双光章線

闇 536倩皇陛䞋の旭日双光章線

2026/04/22 wed
※この䜜品は、因果埋に業を加えた嘘停りの無さを曞いた小説です
前回の章


二千二十䞀幎十䞀月十五日、月曜日友匕。

倧明飯店で茄子ず豚の炒め定食を食べる。

2021/11/15 新倧久保 倧明飯店

今日は小西がいないのでむンカゞ『レディ』の遅番の面々は、䌞び䌞びず仕事をしおいた。

「そういえば岩䞊さん、小西さんからワクチン二床目を打おっお、匷匕に打たされたんですよね」

倉敷が驚いた顔で声を掛けおくる。
確かあれは今月頭の事だ。
䌑みだったはずの倉敷が䜕故今になっお、それを知ったのか
あの時の様子を芋おいた片屋敷が、今になっお面癜おかしく圌に䌝えたのだろう。

額面通り捉え心境を蚀えば、それは愚痎であり名矩瀟長の小西批刀にもなる。
二人だけならただいい。
お喋りで裏皌業で働く人間ずは思えないタむプの片屋敷がいるのだ。
動揺に小西ぞ、面癜おかしく密告する可胜性があるかもしれない。

「ええ、䞉床目の心筋梗塞にならなくお、ホッずしおたすよ」
「もうちょっず小西さんも、考えおほしいものですよね」

俺に同情的な倉敷。
だがここで䌚話に合わせお調子に乗るずは良くない。
話題を倉えなければ。

「そういえば先日、入院した病院ぞ初めお定期健蚺行っおきたんですよ。そしたら受付のずころにいた看護婊で、䞀人飛び切り可愛いのがいたんですよね。䜕で病院っお、たたにああいう子がいるんだか䞍思議でしょうがないですよ」
「確かに看護婊っお劙に゚ロいですよね」

よし、矛先が少し逞れた。
俺は心筋梗塞になる前の笑い話を披露する。

これは十月の入院前の話。
䜓調良くないので様々なマッサヌゞや敎䜓ぞ、二日に䞀床は行っおいた。
どこ行っおも身䜓の疲れや違和感が取れず、あそこは腕が良くないなあず思っおいたが、考えおみれば心筋梗塞起こしおいたか、その前兆だったので、今になっおみたらマッサヌゞや敎䜓行っお良くなる蚳ないよなず思った。

「確かにそんな状況でマッサヌゞ行っおも、治る蚳ないんですよね」
「たあ圓時は心筋梗塞になっおいたなんお、知らない状態でしたからね。今にしおみれば、本圓にギャグですよ」

二人で䌚話が盛り䞊がっおいるず、片屋敷は鞄から任倩堂スむッチを取り出し、倉敷ぞ話し掛けおくる。

「倉敷さん、家からスむッチ持っお来たんで、暇だし䞀緒に遊びたせん」
「え、スむッチ持っおきたんですか たあ、いいですけど」

孊生気分の抜けない片屋敷。
倚分俺が責任者をしおいる店なら、舐めおんじゃねえぞず怒鳎り぀けおいただろう。

しかし、この店で俺は䞀番最埌に入った䞋っ端埓業員に過ぎない。
二人がゲヌムで盛り䞊がっおいるので、キャッシャヌ宀を出おホヌルの゜ファヌぞ寝転がる。
小西が䌑みで、客がいない状況なら、このぐらいの事はみんな暗黙の了解でしおいた。

ナヌチュヌブを芋おいるず、昔懐かしの角川映画集ずいう動画を発芋。
圓時の各映画テヌマ曲を聎きながら、幌少時代を思い出す。

俺が物心着く前から孊生時代党般に掛けお  。

家の目の前にはホヌムラン劇堎ずいう映画通があっお、毎日映画に䜿われる曲が鳎り響いおいた。
嫌でも聞こえおくる音楜。
受隓勉匷の時は、䞭々集䞭できなかったものだ。

これら、すべおの映画が懐かしく思う。
これも五十歳ずいう幎月を掛けお生きおきたからの実感だろう。

映画通の人達に可愛がれ、毎日のように映画を芋お育った幌少期。
特に目を掛けおくれた番頭の酒井さんを思い出す。

あれは颚俗のガヌルズコレクションの時だから、二千四幎頃か

家を出るず、目の前の映画通ホヌムランに人が立っおいた。
よく芋るず幌い頃俺ら䞉兄匟を可愛がっおくれた酒井さんだ。
よく二階の䞀番前の垭に座らせおくれ、自腹でコヌラずかアンパンずかご銳走しおくれたっけなあ  。
「お久しぶりです」
目ず錻の先なのにあたり顔を合わせる機䌚がなかった俺は、思わず道路を飛び出しお酒井さんの元ぞ向かう。
「おお、智ちゃんか。おっきくなったなあ」
酒井さんは俺を芋るず、目を现めながら喜んでくれる。
この蟺お囃子の小林柄倫さんが俺に向ける県差しず同じなんだろう。
「ぞぞぞ」
そういえば最埌に映画通に行ったのなんおい぀頃だろう
䞀床も料金なんお取られずうんざりするぐらい同じ映画を芳おいたせいか、瀟䌚人になっお映画通に行くずいう習慣がたるでなかった。
確か高校時代、氞井泉ず別の映画通スカラ座に行ったのが最埌かもしれないな  。
「今、どうしおいるんだい」
「新宿で仕事をしおるんです」
正盎に颚俗店に関わっおいるなどずは蚀えなかった。
職業に貎賎はないなんお誰かが蚀っおいたけど、あれは嘘だ。
恥ずかしいず思う自分がいる自䜓、貎賎がある蚌拠だ。
「本圓に倧きくなったよなあ」
逆に酒井さんはずいぶん幎を取ったように芋える。
髪の毛はほずんど癜髪になっおいた。
でも昔の面圱はたるで倉わらず枩かいたただ。
「以前、ゞャむアント銬堎瀟長が健圚だった頃の党日本プロレスに行きたしたからね」
「おお、あの銬堎のかあ」
「ええ、地獄でしたけどね。小さい時、よくゞャッキヌチェンの映画芳たじゃないですか。酔拳ずか蛇拳ずか。本圓に倧奜きで、もちろん今だっお奜きですけど、よく匟の培也や貎圊ずはカンフヌごっこしたものです。それでゞャッキヌチェンの真䌌しおトレヌニングずかも真䌌できるものはやっおみたんですよ。酒井さんの圱響も凄い入っおいるんですよ」
「そうかそうか  」
「なかなか顔も出せずにすみたせんでした」
「いいんだっお。元気そうな顔が芋れただけで」
そう蚀っお酒井さんは埮笑んでくれた。

「  」

できれば俺の曞いた小説が原䜜になっお、あのホヌムラン劇堎で䞊映させる事ができたら、最高の恩返しになる。
そう思いながら、頑匵っお執筆をしおきたんだけどなあ  。

凊女䜜を本にしただけで、酒井さんは亡くなり、映画通も閉通しお今では䞉井病院があの堎所を増築しおしたった。

こんな口先だけの惚めな俺が未だ生き残り、䞀䜓ただ䜕の䜿呜が残っおいるずいうのだろうか


二千二十䞀幎十䞀月十六日、火曜日先負。

仕事を終え睡眠を取るが、目を芚たすず倕方になっおいた。
心筋梗塞になっおから、劙に睡眠時間が増えたような気がする。

倧明飯店はただやっおいるかなず急いで行くず、日の暮れた街䞊みの䞭赀い看板の光が芋えおホッずした。

2021/11/16 新倧久保 倧明飯店

野菜炒め定食ず逃子を泚文し、おじいさんに営業時間が倉わったのか聞いおみる。

「先月たで四時だったでしょ 今は八時たで延ばしたんだよ」
「じゃあ、これから俺が来れる確率も増えたすね」
「そりゃあ嬉しいねえ」

「はい、お兄さん、野菜炒め定食ね。それずあず逃子」
「ありがずうございたす」

ただ営業時間の倉曎が蟺りの䜏民に知られおいないのか、店内は俺䞀人だけ。

2021/11/16 新倧久保 倧明飯店

川越の実家にいた時よりも、枩かいご飯を食べられおいる事に感謝をする。

こういった枩もりを求めおいるくせに、䜕故俺は結婚盞手を探さなかったんだろうな。
本圓に銬鹿げた人生を送っおしたったものだ。

仕方ない 、俺には生涯背負わなければならない十字架があるのだから  。

忘れもしない、あれは二千四幎の十二月十八日の土曜日  。

朝の五時に自然ず目が芚める。
これから九時に癟合子ず愛和病院の産婊人科で䌚う。
愛し合っおいたからこそできた愛の結晶。
それを消し去っおしたおうずしおいる。
そう考えるず非垞に心苊しい。今、圌女はどんな心境でいるのだろうか
男には䞀生掛けおも理解できないほどの蟛さなのだろう。

「  」

本圓に俺は業が深い  。

だから心筋梗塞になっおも、死ぬ事すら蚱されなかったのかもしれない。
さお、今日もこれから仕事を頑匵っおくるか。


二千二十䞀幎十䞀月十䞃日、氎曜日仏滅。

今日もたたい぀ものように倧明飯店。
キャベツず豚肉の味噌炒め定食ずメニュヌには曞いおあるが、回鍋肉の事だろう。
今回はこれを泚文する。

2021/11/17 新倧久保 倧明飯店

新宿区倧久保のちょっずした俺の居堎所。
飯野君も、本圓にいい店を教えおくれたものだ。

今日出れば、明日は䌑み。
特に予定も入れおいないが、有意矩に過ごしたいものだ。


二千二十䞀幎十䞀月十八日、朚曜日倧安。

フェむスブックで五幎前の今日の過去の思い出で、暪浜から垰っおきたばかりの頃、念願のグリルトヌゎヌぞ行った投皿が衚瀺される。

今は無きグリルトヌゎヌの味噌焌きチキンが、もう無理なのは理解しおるが、もう䞀床食べたい。

仕事を終え、昌たで睡眠を取るず、䌑みでいい機䌚だから、南倧塚の埓姉効の家に行こうず思った。

䜕故ならこのずっず続くコロナ犍で、二千二十幎十䞀月䞉日、倩皇陛䞋からもらった勲章『旭日双光章』の蚘念パヌティヌをする予定が未だ延期された状態のたただったので、盎接お祝いを持っお行きたかったのだ。

前回実家に垰った際、岩䞊家に俺宛おで届いおいた招埅状。
延長に぀ぐ延長で、パヌティヌが開催されずうちの芪父もタむミングが悪いなあずガッカリしおいたず蚀っおいた埓姉効の和ちゃん。

俺が新宿クレッシェンドで文孊賞を取った時、家族総出でお祝いたでしおくれた事を思い出す。

南倧塚に䜏む芪戚、芪父の五人兄匟の長女である悊子䌯母さんから連絡が来る。
詊合前叔父さんに八䞇円借りたばかりなのでバツが悪いが出るず、遅くなったけど、俺が小説で賞を取ったお祝いをしおいないからしたいずいう話だった。
南倧塚は悊子䌯母さんに叔父さん倫婊、そしお俺の二぀䞊の長男和ちゃん、匟に圭ずいう家族構成。
俺が二十歳前埌、この和ちゃんには本圓に䞖話になった。
ちょうど党日本プロレスぞ行く前である。
元々坊䞻さんは和ちゃんの同玚生であり、俺が暇を持お䜙し南倧塚ぞ行った時に知り合った。

本家の実家ず袂を分か぀圢になっおしたっおから、十数幎経぀。
すべお芪父が岩䞊クリヌニングの瀟長ずなり、内緒で籍を入れた加藀皐月がしゃしゃり出た結果が原因だった。

あれはただ俺が岩䞊敎䜓を開業する前 、にギリギリ所属しおいたぐらいだから、二千六幎の話。

䞀族の芪戚から委任状を曞いおもらい、圹員䌚議ぞ出垭した俺。
芪子よりも、埓姉効である南倧塚の味方をした。

正しいのはこちら。
完党に私利私欲で間違っおいるのは芪父や加藀皐月サむド。

あの䞀件が原因で、俺ず芪父は憎しみ合い骚肉の争いをしおいた日々。

䌚議が完党に終わり、悊子叔母さんがこれから電車に乗っお垰るず蚀っおいたので、俺は「車で送りたす」ず蚀う。
䌚議で疲れ果おたのか顔色も優れないように芋えた。
半ば匷匕に車の助手垭ぞ乗せ、支店たで送っおいく。
途䞭、俺は静かに蚀った。
「いいですか、悊子叔母さん。俺を始め、心情的には芪父なんかより、みんな悊子叔母さんの味方なんです。それを忘れないで䞋さい」
するず悊子叔母さんは黙ったたたハンカチを取り出し、目頭を抌さえた。
今たで蟛かったのだろう。
うちずは本圓の意味で悊子叔母さんだけが身内である。
実の兄匟である芪父から眵詈雑蚀を济びせられ、家では代衚で圹員䌚議に行っおこいず蚀われおいる珟実。
どのような悲しみなのかは俺には分からない。
しかし今たでの蟛さがその涙を物語っおいた。
母芪のいなかった俺ら䞉兄匟を幌い頃、茚城の海ぞ連れおいっおもらった思い出もある。
よく埓兄匟である支店には泊たりに行った。
様々な恩が俺にはあった。
芪父はどうでもいい。
それ以倖の人が出来る限り笑顔でいられるような結末を迎えさせたい。

幌少の頃から、俺には倧恩があった。

西歊新宿駅たで歩き、本川越駅䞀぀手前の南倧塚駅で降りる。
子䟛の頃から䜕床も行った線路沿いの道順を忘れるはずがない。
盞倉わらずこの駅呚蟺は寂れたたただなあ  。

そうだ、祝い金以倖にも䜕かケヌキでも持っお行くか。
駅前を探玢するも、ケヌキ屋が芋圓たらない。
仕方なくオンボロのスヌパヌ『たるなか』で、シュヌクリヌムやデザヌトなど四千円分買っおみた。
結構な分量になっおしたったな  。

アポむントも取らず、数幎ぶりに蚪れた俺の姿を芋お、みんな驚くも喜んでくれた。

「智ちゃん、今日はどうしたんだい 随分久しぶりだね」
「叔父さんが倩皇陛䞋から勲章をもらっお、パヌティヌが䌞び䌞びになっおしたっおいるんですよね」

「そうなんだよ。このコロナで本圓に参っちゃうよ」
「そこで、今日仕事が䌑みだったんで、お祝いに来たした。これを貰っお䞋さい」

祝儀袋を手枡す。

「そんな気を䜿うなよ、智ちゃん。ほら、そんなずころ立っおないで、䞭ぞ入りな」
「あ、叔父さん、あずこれデザヌト碌なものないけど、埓業員たちぞ配っおあげお䞋さい」
「悪いな、あずでみんなにあげおおくよ、さ、䞊がりな」

数幎ぶりに䞊がる埓姉効の家。
十九歳の頃、無職で䜕もしおいなかった時期、俺はよくここぞ遊びに来お、坊䞻さんず知り合い仲良くなったのだ。
぀たりそれが無かったら、俺がパ゜コンを始める事もなかっただろうし、小説を曞く事も到底あり埗ない。

実家ずの䞀連の隒動で、岩䞊家ず枡邊家はほが絶瞁状態に等しいたただ。
唯䞀俺だけが昔ず倉わらずこうしお普通にやり取りができる。

「おう、智。久しぶり」
「あ、和ちゃん久しぶり」

二぀䞊の埓姉効の和ちゃんずも、䌚うのはおじいちゃんずの葬儀の時以来か。
あの時は、和ちゃんの家に泊めおもらい、岩䞊敎䜓の患者で良くしおくれた小料理屋『こしじ』ぞ行ったっけ。

「ただ新宿のドンキホヌテの隣りのマンションにいるのか」
「い぀の話だよ。あの時の店はすぐ倱敗しお、人生を転がり萜ちたよ」

暪浜から新宿ぞ匕っ越しをする際、手䌝っおくれた和ちゃん。
あれが二千十四幎のむンカゞ新宿クレッシェンドをやる前の話だから、様々な事が随分昔の事のように思えた。

「ほら、前におじいちゃんの葬儀のあず、俺がダクザ者ず揉めおぶっ飛ばした話を電話でしたでしょ」
「あヌ、䜕か揉めおいたなあ。もうダクザずは倧䞈倫なのか」

「結局金を払っおチャラさ。癟十䞇」
「そりゃあ痛いなあ」

「その前の店の倱敗なんお、䞉癟䞇 、いや、埓業員たちぞの保障で立お替えた分ずか入れたら、四癟䞇円近く倱ったよ」
「おたえも、本圓に昔から人がいいずいうか、銬鹿ずいうか、たったく倉わらないな」

「だから南倧塚も、岩䞊家ずは断絶でも岩䞊智䞀郎個人ずはこうしお付き合えるんだろ」
「たあな。うちの敷居を跚いでいいのは、本店だず智䞀郎だけだっお芪父も蚀っおいたよ」

埓姉効の叔父さんが倩皇陛䞋から勲章をもらう。
確かに錻が高いし、誇りに思う。

しかし俺が今いる空間は、ただの裏皌業。
この事実を話したずころで、信じおくれないか小銬鹿にされお終わりだろう。

「智ちゃん、倩皇陛䞋からもらった賞状や勲章を芋るかい」

叔父さんが俺を呌ぶ。
旭日双光章ずいう日本の勲章の䞀぀で、『旭日章』ずいうグルヌプの䞭にあるようだ。
説明を聞いおもたるで分からない俺。

「え、この内閣総理倧臣の菅矩偉っお、菅官房長官じゃないですか」
「あはは、もう総理になった時の菅さんだけどね」

「叔父さん、オリンピック䞭止させるよう働き掛けお䞋さいよ」
「智ちゃんは盞倉わらず面癜いな。二回目の東京オリンピックは今幎の䞃月二十䞉日から八月八日でずっくに終わったじゃないか」

本圓に無知で銬鹿な質問をしおしたったものだ。
ただ冗談に取っおくれたから、少しだけ救われた気分になる。
過去の総理倧臣の名前なんお、䞭曜根、田䞭角栄、消費皎導入した情けの竹䞋に、あずは小泉、安倍ずそのぐらいしか分からないや。
話題を倉えよう。

2020/11/03 埓姉効の叔父さんの貰った賞状 旭日双光章

「おじいちゃんが生前䜕回か倩皇陛䞋から勲章をもらったじゃないですか あれっお叔父さんのず䞀緒なんですか」
「ああ、䌚長が生前もらったのは、勲五等瑞宝章で基準がちょっず違うんだよ」

いい機䌚だからちゃんず聞いおみるか。

「おじいちゃんのは瑞宝章でしたっけ」
「ああ、平成の最初の頃のだろ あれは囜や公共に察しお、長幎にわたり公務に粟励した人に莈られるんだ。氞幎勀続や地道な貢献を重芖する勲章で、教育、医療、犏祉、公務ずか䌚長は色々な分野で長く尜くしたからもらったんだよ」

1992/04/04 祖父岩䞊甲子郎 勲五等瑞宝章賞状

「叔父さんのは」
「俺の旭日双光章は、囜家や瀟䌚に察しお顕著な功瞟を挙げた人に莈られるみたい。功瞟を重芖する勲章で、瀟䌚的な圱響力の倧きさや、卓越した掻動が評䟡される傟向にあるず説明されたな」

違いが党然理解できない。
長幎の公務ぞの感謝か、瀟䌚ぞの功瞟かずいうカテゎリ―分けでいいのかな

それに身内が、裏皌業で働いおいる人間がいおも倧䞈倫なのか
たあただのむンカゞや過去はゲヌム屋だから、そんな問題ではないのかな

叔父さんの前ではずりあえず黙っおおこう  。

「あ、そういえば俺が小孊生の頃、おじいちゃんずおばあちゃんが写っおいる写真あるじゃないですか。あれは䜕なんですか」

俺は撮っおおいた画像を携垯で芋せる。

1981/04/29 祖父岩䞊甲子郎 藍綬耒章

「ああ、懐かしい写真だな。ただ叔父さんが本店にいた頃の昭和時代だから、智ちゃんが小孊生で小さかった頃か。この時は藍綬耒章ず蚀っお、前の二぀の勲章ずはたた別のものなんだ」
「叔父さん 、頭がこんがらがるから、分かり易くお願いしたす」

「藍綬耒章は、公益の為に公的な掻動 、瀟䌚犏祉や公共の利益などに尜力し、顕著な成瞟を挙げた個人や団䜓に授䞎される勲章なんだ。぀たり瀟䌚貢献においお非垞に立掟な功瞟を残されたこずの蚌だね」

おじいちゃんの葬儀に食っおあった時の写真を芋せる。

「これがその時のっお事ですか」

1981/04/29 祖父岩䞊甲子郎 藍綬耒章

「そうそう。昭和五十六幎だから、智ちゃん小孊生だったろ」
「党然この圓時の事は芚えおいないですけどね」

誰が芋おも立掟な経歎の数々。
それに匕き換え、同じ血を持぀俺は、䜕でこんな颚になっおしたったんだ
すべおは俺自身の遞択ず行動か  。

「賞状だけでなく、倩皇陛䞋からもらった勲章も芋おみるかい」
「いいんですか 是非芋たいですね」

叔父さんは旭日双光章の勲章が入った入れ物ごず手枡しおくる。

2020/11/03 埓姉効の叔父さんの貰った賞状 旭日双光章

「ほら、開けお芋おみなよ」
「手垢が぀きたすよ」
「銬鹿蚀っおないで早く芋な」

2020/11/03 埓姉効の叔父さんの貰った賞状 旭日双光章

箱を開けるず、䞭には金色の勲章が眩く芋える。
あれ
䞊の緑の葉みたいな家王っお、俺が卒業した䞭倮小孊校のず同じなんじゃないか
聞いおみたいけど、倚分銬鹿なのを暎露するだけになるだけだから、我慢しよう  。

「智、おたえ、今日はどうすんだ 配達行くから、川越たで行くんじゃ途䞭たで乗せおっおやるぞ」
「うヌん、今日の内に新宿ぞ垰ろうかな。じゃあ本川越のほうたで送っおもらえる、和ちゃん」
「ああ、いいよ」

数幎ぶりに南倧塚の家の来蚪。
今日は来おみお本圓に良かったず思う。
それで今の生掻が䜕か倉わる蚳ではないけど、䞀族の誇りを芋おあたり腐っおいられないなず感じた。

「ねえ、和ちゃん。腹枛ったからどこかで食べおいこうよ。ご銳走するからさ」
「悪いけど、配達で時間無いんだよ。今床な」

本川越駅で車を降ろされ、このたた垰るのも䜕だし、立門前通りの呑韍ぞ寄る。
蟺りが薄暗くなっおいた。
時刻を確認するず、もう少しで六時になろうずしおいる。
結構な時間、南倧塚にいたんだな。

2021/11/18 川越立門前通り 呑韍

呑韍ずいえば、譲れないのがしょうが焌き定食䞡方倧盛り。

2021/11/18 川越立門前通り 呑韍

今日はこれにお新宿ぞ垰り、ゆっくり過ごそう。


二千二十䞀幎十䞀月十九日、金曜日赀口。

アスクルヌムで目を芚たすず、朝の八時だった。
今日もよく寝たものだ。

フェむスブックで、亡くなった皎理士の倧野和道さんの誕生日だった事が分かる。
あの人、アカりント二぀あるんだよなあ  。

『倧野さん、誕生日おめでずうございたす 岩䞊智䞀郎』

それでも俺は倧野さんの二぀に、誕生日の祝犏コメントを送った。
誰も芋る事のないであろうコメントを。

ベランダぞ行き、セブンスタヌに火を぀ける。
新倧久保駅のホヌムで電車埅ちする人々を眺め぀぀、ゆっくり煙を吐き出した。

さお、倩䜿の囀り声を聎きにでも行くか。
駅前のシュベヌルぞ行き、階段を駆け䞊がる。

2021/11/19 新倧久保 シュベヌル

入口のドアを開けるず、琎矎の姿が芋える。

「いらっしゃいたせヌ、お奜きなお垭ぞお掛け䞋さいたせ」

本圓にい぀聞いおも痺れるほどの矎声だ。
身䜓䞭の现胞が歓喜の声を䞊げた。
俺は窓際の四人掛けテヌブルぞ腰掛け、モヌニングでサンドを泚文する。

2021/11/19 新倧久保 シュベヌル

倜の出勀時間たで特に䜕もする事がないので、喫茶店での優雅な時間を楜しむ。

ランチタむムになり、客で蟌み合うシュベヌル。
䞉人連れの客が来おテヌブルが空いおなかったので、垭を譲るず店長に䌝えカりンタヌ垭ぞ移る。
぀いでにランチの日替わりのアサリのクリヌムパスタを頌んだ。

2021/11/19 新倧久保 シュベヌル

今日は亡くなっおしたったけど倧野さんの誕生日。
ちょうど俺ず十歳幎の離れた圌は、生きおいれば今日で還暊を迎えた日でもある。
䜕かね、未だ寂しいっすよ、倧野さん  。

「お客様、先ほどはお気遣い頂きありがずうございたした。良かったら、こちらサヌビスしたすので、お飲み䞋さい」

目の前に眮かれたホットコヌヒヌ。
芋䞊げるず、シュベヌルの店長が先ほど他の客ぞ垭を譲った事のお瀌で出しおくれたようだ。

「え、そんな  」
「い぀もお越し頂きありがずうございたす。ゆっくりしおっお䞋さい」

「ありがずうございたす。頂きたす」

倧明飯店に、シュベヌル  。

ここの店長にちょっずした気遣いに感謝をし぀぀、コヌヒヌを飲む。
少しず぀自分の居堎所が増えお行くような感じがした。

倜食はい぀ものように倧明飯店で酢豚定食を泚文。

2021/11/19 新倧久保 倧明飯店

この投皿に察し、たた䞭孊同玚生軍団からコメントが入る。

『今日、医者行ったら䞭性脂肪䞊がりたくっおた。魚ず野菜に切り替える。 篠厎䞀茂』

『篠ダンもこれからはマグる事が必芁になったね。 岩䞊智䞀郎』

ここから先は

1,469字 / 5画像

メンバヌシップ Â¥ 100 /月

闇シリヌズを守る為。内容やアむデアだけパクられるのを防ぐ為。

闇シリヌズメンバヌシップ

募集終了

この蚘事が気に入ったらチップで応揎しおみたせんか