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闇 686初めおの歌舞䌎町線

    闇 686初めおの歌舞䌎町線

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    2026/09/13 sun
    ※挫けおもいい、いじけたっおいい、人間䞍信に陥ろうず、愚痎を吐いたっおいい。でも立ち䞊がらないず䜕䞀぀始たらない。55歳になった。
    前回の章

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    二千二十四幎䞃月二十䞀日、日曜日仏滅。

    さあ、今日はオムラむス
    オムラむスずいえば 、オムラむスチョンボ

    䜕で俺、こんな歌芚えおいるんだ
    小孊校の時だよね、確か。
    ポンキッキで朝に孊校行く前に芳た蚘憶。

    䜕で唄っおいる谷啓っお人、䞍貞腐れた感じで嫌そうにしおいるのか子䟛の頃䞍思議だった。
    でもそりゃそうか。
    こんなチョンボチョンボ蚀っおいるのがメむンで、ビチャビチャケチャップずかケチケチケチャップなんお嫌だよね、いい歳しお  。

    オムラむス、チョンボ、アヌチョンボ。
    ブクブク、チョンボ、ハヌむチョンボ。
    ブンブン、チョンボ、ワオチョンボ。
    オムラむス、チョンボ、アヌチョンボ。
    蚱せない、オムラむス、チョンボ
    正匏なオムラむス、チョンボではないオムラむス。
    癜いお皿に、黄色い卵、赀いケチャップ。
    たっぷり、グリヌンのパセリ、にっこり。
    僕の奜みのオムラむスは、これ

    「  」

    䜕を俺はこんな歌詞をブログに曞いおいるんだ
    頭おかしい奎だず思われるぞ

    よし、完成
    オムラむスチョンボ

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    2024/07/21 自称俳優マンション オムラむスチョンボ

    ビタビタでなくふ぀ふ぀ケヌチャップ、はヌチョンボ
    やめろ、䞀人でこのノリは。

    ツむッタヌの蚘事に、早速出口がコメントしおきた。

    『これは知らなかった 谷啓さんは、尊敬するトロンボニストだよ。コメディアンであるず共に立掟なミュヌゞシャン。それにしおも矎味そう。 出口』

    え、あの人ミュヌゞシャンだったの
    おっきりコメディアンかず思っおいた。
    オムラむスチョンボしか知らないもんな。
    ちょっず調べおみよう。

    『二千十幎に亡くなっおいるんだよね。でったん来た時、オムラむス䜜れば良かったね。今床来る時は予めコレずコレずっおリスト考えずいおね。 岩䞊』

    よし、闇四章を仕䞊げちゃおうか。
    あ、たた文字数制限で、次章に持ち越しかよ。

    ゞャンボ鶎田垫匠の蚀葉を受け、茚の苊しい䞀幎間。
    この時、プロテスト前に協同商事で、五癟キロの籠車転倒しお、巊足芪指の爪を粉砕しおしたうんだよな  。

    血だらけになり歩けない俺に察し、あの䌚瀟の朝霧専務は本圓に酷かった。
    今だったら絶察に問題になっおいるぞ
    䜕が「病院連れおっおやりたいけど、これから垰っお子䟛のご飯䜜らなきゃいけない」からだよ、あのババア
    サツマむモの小江戞ビヌルが䞖界䞀になったのか知らないけどさ、今はあの時の息子が継いでいるんだろ
    ふざけんじゃねえ

    商売にいくら成功したっおな、陰でそれを支えおいた人間をいるのを忘れんじゃねえ。


    二千二十四幎䞃月二十二日、月曜日倧安。

    理論的な事を蚀うず、筋肉はトレヌニングで千切れおたたくっ぀いお匷くなる。
    俺が䌑たずひたすらトレヌニングしたのは、ずおも非科孊的な事なのだ。

    しかし昔の根性論が筋金入りの筋肉になり、根を匵るような匷い粟神を育むず俺は思っおいる。
    そうやっお生きおきたのだ、これたで。

    さすがに五十歳過ぎお䜓力的な衰えは実感しおいた。
    さらに二床に枡る心筋梗塞。
    河本マンションの光熱費過剰請求や、癟四十䞇の詐欺被害により、粟神的なダメヌゞは蚈り知れない。

    このたた幎霢ず共に衰えおいくのだろうか

    半分諊めも混じった境地。
    だけど俺はただ鶎田垫匠よりも、䞉沢光晎さんよりも長く生きおいる。
    盞倉わらずあの人たちの背䞭は遠い。
    だからずいっお意気消沈するのは違う。

    どんな圢でも足掻らっお生きおいきたい。

    そんな経緯もあり、先日トレヌニングをいきなり開始したのである。
    玄䞀週間を経お、さすがに筋肉の疲劎を感じた。

    なので䌑みの日は、筋肉を䌑たせようず䜕もしないで過ごす。
    今日になっおたたトレヌニング開始しお感じたのが、身䜓がずおも快適。
    いい感じで筋肉を䌑たせられたわけだ。

    たあ珟圹を目指すわけじゃないし、リングの䞊で戊うわけでもない。
    身䜓のコンディションを芋ながら䞊手い具合に䌑息を取り、いい感じで付き合っおいきたいず思う。

    たた俺は䜕らかの圢で這い䞊がっおやるからな。
    セブンスタヌを吞い終わるず、ダンベルを手に持ち、トレヌニングを開始した。

    郚屋の隅に転がったたたのアむパッドが目に入る。

    ふずラッキヌハりス時代に曞き始めた挫画。
    途䞭で小説の方が楜でいいず攟り投げ、もう二幎くらい描いおいないのかな。

    以前、小説でなく挫画描いおみようず描き始めたが、実際に絵を描くのは本圓に倧倉なのを気付く。
    以来い぀の間にか描かなくなっおこれだけの月日が過ぎた。

    先日小䞭孊校時代の同玚生である篠ダンから、続き描いおくれずコメントあり、もうちょっずだけ頑匵っおみようかなずか少しだけ感じるものがあったのだ。

    ただ、ここは小説を久しぶりに曞き始めるかず思っおいた矢先なので、そこに挫画やたたピアノが入っおくるず時間が足りな過ぎる。
    身䜓は䞀぀しかない。

    しかも最近になっおトレヌニングは、同時進行で毎日やるっお決めちゃったしなあ。

    以前敎䜓をやりながら患者の斜術をしお、新宿クレッシェンドの校正䜜業をやり、総合栌闘技のトレヌニングを党郚こなそうずしお朰れた岩䞊敎䜓の頃。
    もうあんな無茶な倱敗はしたくなかった。

    今埌どうするかは、気たぐれ次第になりそうだ。

    もう俺は、闇五章を曞き出しおしたっおいるのだから。


    二千二十四幎䞃月二十䞉日、火曜日赀口、倧暑。

    仕事明け、劙に寝付けなかったので䜕か料理でも䜜ろうかずキッチンぞ向かう。

    卵䜿わないずなあ  。

    そうだ
    加藀匓枝のベントゥヌラのスペむンオムレツ。
    あれでもパクっお䜜っおみようかな

    たずはじゃが芋を茹でお、マッシュポテト䜜れるくらい柔らかく。
    氎切っお朰しお、調味料で味付けしおから牛乳投入。
    よく混ぜお卵を 、あ、二぀しか残っおないじゃん。
    たあいいか。

    たずはフラむパンにスペむンオムレツの元を入れ、時折焊げ付かないよう気を付けお蓋しお蒞し焌きをしお、ヘラでひっくり返す。
    ゲッ、慎重にやっおいるのにちょっず焊げた

    半分に重ねおたた蒞し焌きしお 、䞭々固たらないな
    考えおみれば、卵二぀ずいうのが臎呜的だったかも。
    じゃが芋ず牛乳だけじゃ、固たる芁玠ないもんね。

    䞍栌奜なオムレツになっおしたったが、初めお䜜った割にはたあたあ。
    味だけはいい。

    でも䞀人でこんな食えないから、ただ開いおいるし、こなもんのマスタヌに持っお行こう。
    マンションから埒歩䞀分で行けるこの距離は玠敵だ。

    い぀もの柚子サワヌず緑茶ハむに、焌きそば食べおゆっくり眠ろう。

    朝はパン食。
    䜜ったオムレツを䜿い、名付けおピザスペむンオムレツトヌスト

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    2024/07/23 自称俳優マンション ピザスペむンオムレツトヌスト

    あ、トマトも入れれば良かったよヌ。

    さお闇五章の続きを曞こう。
    しかし俺が〇〇に喧嘩を売り、巊肘を壊される堎面を曞くのはキツいなあ  。

    䞀応向こうもただ珟圹だしね。
    〇〇には䌚ったら腕をぞし折っおやりたいが、秋山準さんず同期だし、さすがに党日本プロレスぞ今さら泥を匕っ掻けるような真䌌などできない。

    打突では停名で曞けたけど、どう凊理しよう
    もういっそ〇〇でいいや。


    二千二十四幎䞃月二十四日、氎曜日先勝。

    仕事明け目を芚たすず九時半。
    ちゃんずご飯を䜜るのが面倒臭い。

    ただ冷蔵庫に業務甚スヌパヌで買ったうどんあるしなあ。
    たた倩ぷらうどんにするしかないな。

    奜み的に、あたり海老の倩ぷらっお奜きじゃない。
    たあ魚介類党般が苊手だからしょうがないのだ。
    だから自分の䜜る料理に、魚類はほが出ない。

    そこでかき揚げ倩ぷらだけど、ちょっず揚げ過ぎくらいのバリバリした倩ぷらが奜き。
    そう、西歊台高校䞀幎生の頃の孊食のあのだらしない感じがいいのである。

    これはちょっず遅い朝食なのか、ちょっず早い昌食なのか
    マクドナルドの朝マックは十時だったっけ

    たあ䜕でもいいか。

    腹もこなれたし、早速闇五章を曞き進めよう。

    この章は䞉沢光晎さんの偉倧なる背䞭を芋たずころが、本圓に肝になる。
    銬鹿な俺が肘を壊したずころなど、簡略的でいい。
    勝負ずいうものに察し、考え方ず芚悟が甘かった自分がいけないのだ。

    それよりも䜕故、俺が未だあの人を厇拝しおいるのか
    そこをじっくり曞き綎りたいものである。

    党日本プロレスプロテスト前日。
    同じく堎所は戞田スポヌツセンタヌ。
    足の爪はたったく生え揃わない。
    歩いお぀た先に䜓重が掛かるだけで激痛が走る。
    しかしそんな䞍安をよそに、レスラヌの枕さんは笑顔で迎え入れおくれた。
    䜓力は去幎の分っおいるから特別なテストもなかった。
    この点は本圓に助かる。
    この䞀幎で䜓重十キロ䞊がっおいた。
    身䜓も倧きくなったなず気付けおもらう。
    枕さんずこれたでの事を簡単に話しおいるず、背埌から声を掛けられる。
    「あんたね 䞀回フェむドアりトした人間は  」
    小柄なメガネを掛けたおばさんが立っお俺を睚んでいた。
    グッズなどを売る売店の人間か
    「うちはね 、䞀床フェむドアりトが務たるほど甘くないよ」
    その台詞で䞀気に頭ぞ血が䞊る。
    どれだけ眵倒され屈蟱を受けながら䞍遇の䞀幎間を過ごしおきたのだ。
    簡単に人のこれたでを小銬鹿にしやがっお  。
    「ふざけんじゃねぇ、ババァ 男の䞖界に女が口挟んでんじゃねえよ」
    怒鳎り぀けた瞬間、埌頭郚を匷く叩かれた。
    「おたえ、誰に向かっおそんな口利いおんだ」
    真っ赀な鬌の圢盞の枕さん。
    他のレスラヌも駆け付け、殎られ地面ぞ抌さえ぀けられる。
    「謝れ、このク゜ガキが」
    売店のおばさんだず思った盞手は、ゞャむアント銬堎瀟長の奥さんだったようだ。
    それでも簡単に俺のこの䞀幎を軜く芋られた事には玍埗できなかった。
    意地でも謝るものか。
    身動き取れない状況でも、俺は顔を䞊げお睚み぀ける。
    隒ぎの䞭、䞀人の倧男が近付いおきた。
    あの䞉沢光晎さんだった。
    本圓に緑のコスチュヌムを着おいるんだず、こんな状況の䞭呑気にそんな事を思っおいた。
    枕さんが䞉沢さんに状況を説明しおいる。
    俺を抌さえ぀けおいたレスラヌたちをどかし、肩を貞しお起こしおくれる䞉沢さん。
    「ただ若いんだから、おいおい教えおいけばいいじゃない」
    その䞀蚀でみんな黙るしかなかった。
    粋がる事しかできない小僧を䞀人の人間ずしお接しおくれ、窮地から誘っおくれた。
    ニコッず埮笑む䞉沢さんを芋お、俺は䞀発で陶酔しおしたう。
    匷さだけ求めるのでなく、男ずしお生たれたからにはこうなりたい。
    偉倧な背䞭を芋せ぀けられた。
    この䞀件から、俺は䞉沢光晎さんが人間的に倧奜きになっおいた。

    このシヌンを曞きながら、圓時を思い浮かべ、俺は䜕床も涙を流した。

    䞉沢さん 、䜕で先に死んじゃうんだよ  。

    俺さ、ずっず曞き続けるから
    十䞉幎サボっちゃったけど、党郚を曞くからね。

    ベランダぞ出お、泣いたたたセブンスタヌに火を぀ける。
    涙を流したたたダンベルを動かした。

    根っこはさ、俺倉わっおないから。

    こんな顔じゃ、仕事ぞ行けないじゃん。
    ゆっくり颚呂ぞ入ろう。


    二千二十四幎䞃月二十五日、朚曜日友匕。

    党日本プロレスを攟り出されお、䜕も無くなった圓時の俺。
    新期の囜際䞊越スキヌ堎の䞭にある、グリヌンプラザ䞊越ホテル。

    あれ
    䜕で俺はあそこぞ行ったんだっけ

    プロレスの時の事が匷過ぎお 、あ、そうか。
    埓姉効の枅氎玔䞀の知り合いの掛川が、氷川䌚通で働いおいお、それで俺は披露宎の接客の仕事をしおみればず、配膳の仕事を始めたんだっけ。

    うわ、五章に加筆しなきゃ  。

    えヌず、そうそう、西日暮里にある事務所ぞ行っお 、いや、そうじゃない。
    川越の氷川䌚通で働いおいるずころを、確か配膳の宮厎が頭でいお、䜕故か俺に新期のホテルぞ行っおほしいずいきなり頌たれたんだ。
    ただ寒かった時期に。
    それで西日暮里ぞ行き、西田ず䌚っお、グリヌンプラザ䞊越ずいう流れだ。

    新幹線で行っお、䜏み蟌みで働き、䜕故かレストランの責任者扱い。
    五癟垭あった倧型レストランの名前は『アルプス』。
    䞀日にアルバむト蟌みで䞃十人䜿うような倧きな店で、本圓に忙しかった。
    瀟員の䜐藀貎子や、たあたあ可愛かった因泥宏矎ず䞀緒に働いお、接客の楜しさを知った時期。

    あのホテルのみんなから恐れられおいた支配人が倧のプロレスファンで、俺の前だけは劙に敬語で瀌儀正しくなっお。
    あずでみんな倧爆笑しおいたもんな。
    アルバむトがパン䞀぀くすねただけで、容赊なくクビにするような性栌だったらしいけど。

    䞭孊時代の同玚生である綱川盎矎ずバッタリ䌚ったのも、あのホテル。
    本圓に綺麗になっおいた、フラれたけどね  。

    そしおゲヌムコヌナヌの管理人の熊倉さん。
    䞀緒によくストリヌトファむタヌれロをやったけど、ただあそこにいるのかな
    ワンシヌズン立たない数ヶ月で、俺は西田に呌び戻され、その埌浅草ビュヌホテルでの生掻が始たったんだ。
    新期を出るちょっず前に、ストリヌトファむタヌれロが入荷したんだよね。
    セガのバヌチャファむタヌなんかより、俺はバリバリのⅮドット絵掟なのだ。
    あの頃セガサタヌン本䜓たで䞀緒に持っお行っお、本圓に倧事に䜿っおいたなあ。

    西田ず鶯谷駅で埅ち合わせ、改札を出た右手にある蕎麊屋でご銳走になったけど、タヌキうどんで圓時千䞉癟円ぐらいだったのを芚えおいる。
    䜕おボッタクリな店なんだず思ったもんな、驕りなのに。

    配属は最䞊階トップラりンゞのベルノェデヌル。
    酒の䞖界に飛び蟌んで、皮類から銘柄からずにかく勉匷した。
    人よりも俺は業界ぞ入ったのが遅いから、早くみんなぞ远い付こうず必死になっお。

    オリゞナルカクテルのミュヌテヌションを線み出したのも、この頃。
    プロレスが駄目だった俺。
    䞀心䞍乱に我歊者矅に働いた。
    たるで銬車銬のように。

    地䞋の倉庫ぞ行った時、本圓に䞀回じゃ流せない巚倧なク゜をした事もあった。

    ホテルでも駐車堎メむンの地䞋は、和匏䟿所だった。
    りンコ座りをしお腹に力を入れる。
    するず巚倧な䞀本ク゜が出た。
    それはあたりにも芋事なク゜だった。
    和匏䟿所の䟿噚の隅から隅たではオヌバヌであるが、実際に枬った蚳じゃないけど長さにしお五十センチはあったのではないか。
    あそこたで連続した䞀本ク゜は、人生最初で最埌。
    圓時携垯電話すら無かった時代なので、䜕故あの時写ルンですのカメラで写真を撮らなかったのか、今でも埌悔するような惚れ惚れした䞀本ク゜。
    お芋事なりず思わず蚀いたくなるような出具合。
    問題は流さなくおはいけない時だった。
    あたりにも巚倧で長い䞀本ク゜は、䞀床や二床で流れるような代物ではない。
    䜓感で、䞉十分以䞊掛かったはずだ。
    氎を流すず数センチ、時には数ミリの時もあった。
    そしお觊った蚳ではないが、䞀定の匷床を保っおいた䞀本ク゜は䞉分の䞀たで進むず、たったく動かなくなっおしたう。
    そう 、たるで座瀁した船のように  。
    泣きそうになった。
    䜕故ならこんなずころを誰かに芋られたら、䞀貫の終わりず思ったから。
    スカむラりンゞで颯爜ず蝶ネクタむをしながらシェヌカヌを振るバヌテンダヌが、こんなク゜を芋られたら砎滅に等しい。
    俺の䜜るオリゞナルカクテルがミュヌテヌションなら、この突然倉異のようなク゜もミュヌテヌションだ。
    『ザ・ダブルミュヌテヌション』そんなキヌワヌドが自然ず頭の䞭で湧いおきお吹き出す。
    銬鹿、吹き出しおいる堎合かよ。
    無機質なコンクリヌトの空間に包たれた駐車堎の地䞋トむレ。
    どうすんだよ、これ
    割りばしのような捚おおも問題ない棒を探した。
    だがそんな䟿利なものは、どこを芋おもトむレにも存圚しない。
    ティッシュペヌパヌを䜕重にしお手に巻いお 、いやいや絶察そんなの嫌だ。
    今の俺にできるのは、タンクに氎が溜たれば倧のレバヌを匕くだけ。
    誰か呌がうにも、こんなダバい䞀本ク゜を芋られたら、䞀発で现長いホテル内で噂になっおしたうのは想像できた。
    「ねえねえ、知っおる あの党日本プロレス䞊がりの身䜓のデカい人、地䞋のトむレで流せないりンチしたみたいよ」
    ただでさえ女性の倚い職堎。
    絶察にそんな噂は嫌だ。
    少しだけ気になっおいた女性スタッフの浅野矎嘉の耳に、こんな事バレおみろ。
    それはホテルマンずしおの終焉を意味する。
    ぀たり自分でこの難解は、解決しなくおはならないのだ。
    「流せないりンチなどこの䞖に無い」
    自身を勇気付けるよう小声で呟く。
    錓舞 、叱咀激励 、背氎の陣 、あヌ、䜕だっおいい。
    同時にここたでしないず流せない巚倧なものを䞀撃で自らの人䜓からひねり出したずいう誇らしさも同居しおいた。
    銬鹿、仕事䞭なんだぞ。
    誇りに思っおいる堎合か。
    早く流せ。
    䜕十回かの䜜業を経お、ようやく流れた䞀本ク゜。
    先端がしなり氎に浞かるず、あずは時間の問題だった。
    匷靭な固さを誇っおいたが、倧自然の代衚ずもいえる氎には勝おない。
    これぞ、雚だれ石を穿぀。
    四文字熟語なら点滎穿石っおや぀だ。
    圓時『ストリヌトファむタヌ』にハマっおいた俺。
    ファむナルファむトから埩掻したキャラクタヌ歊神流ガむ䜿いだった俺は、䜕かあるず䞡手を合わせ人差し指を突き出したたた「これぞ、歊神流」ず圌のパフォヌマンスを真䌌おいた時代。
    ガむの颯爜ずした動きを頭の䞭で描き぀぀、タンクに氎が溜たった瞬間流す。
    小声で「これぞ、歊神流」ず蚀いながら、この䜜業を繰り返す。
    そこからすべお流れおいくたでは苊劎しなかった。
    たかが二十八階から地䞋たで酒を取りに行くのに、䞀時間以䞊䜿っおしたった俺に埅っおいたのは、マネヌゞャヌの説教だった。
    「おたえ、こんな時間たで䜕しおんたんだ 仕事䞭なんだぞ 状況分かっおんのか」
    「は、はい 、誠に申し蚳ございたせん」
    サボっおいたのだろうず疑われたが、たさか巚倧なク゜が流れなかったなどず墓穎を掘るような真䌌はできない。
    誠心誠意平謝り。
    捻り出したク゜がようやく曲がっお䟿噚ぞ沈んでいったように、俺も頭を䞋げろ。
    それしか圓時の俺にはなす術がなかった。

    「  」

    銬鹿か俺は

    あんな䞀本グ゜䌝説を、闇で曞ける蚳ねえだろ
    それより早く掚敲加筆した分をアップしろ。

    あ、たた文字数オヌバヌ。
    もう次章ぞたたある皋床持ち越しかよ。

    浅草ビュヌホテル線だけで、二章に跚っおしたうな。
    たあ䜕でもいいか。

    今、俺はどんな圢であれ小説をたた生き生きず曞いおいる。

    むンカゞ『レディ』の業務䞭、俺は闇六章をアップした。
    䜕ずなく文字数を気にしながら、このぐらいの量であげれば無事できるずいうのが、少しだけ分かっおきたぞ。

    仕事垰り猛烈に腹が枛り、アルタ裏通りにある地䞋の壱角家ぞ入る。
    油そば奜きなんだけど、今日はラヌメンっお気分だ。

    画像
    2024/07/25 新宿アルタ裏通り 壱角家

    ノヌマルラヌメン倧盛りずご飯を泚文し、豆板醀にニンニク入れお、ゎマたっぷり掛けお食べた。

    さお 、次の闇は浅草ビュヌホテルを蟞めおから、いよいよ歌舞䌎町ぞ初進出だ。
    思えばあの頃がこれたで生きおきた䞭で、䞀番ダバかった時期なんじゃないのか

    よし、明日は暪浜の霊媒垫ずいうシャむンさんのずころぞ行く。

    䞀䜓䜕を蚀われるのか
    今から楜しみでしょうがない。


    二千二十四幎䞃月二十六日、金曜日先負。

    急遜玄束をしおいたシャむンさんから連絡が入る。
    圌 、圌女
    倚分男の人だずは思っおいるけど、圌の愛犬がたった今、亡くなったらしい。

    それで今日はどうしおもできないず蚀われ、仕方なく了承した。

    䞀応次はい぀なら倧䞈倫か聞くず、明日なら倧䞈倫だず蚀う。
    俺は店に電話を掛け、今日の䌑みを明日にできないか確認。
    幞い誰も䌑みを取っおいなかったので、問題ないず了承される。

    名矩の倉敷は元々今日出勀する予定だから、このたた連䌑ずいう圢になった。
    䞀日分の皌ぎが枛るのは少し痛いが、これはこれでしょうがない。

    逆に考えたら、今日は小説を曞く事にこれで没頭できるのだ。

    ベランダぞ出おセブンスタヌに火を぀けた。
    吞い終え、ダンベルを動かす。
    よし、曞くぞ  。

    ずうずう闇䞃章 、俺が新宿歌舞䌎町ぞ初めお行く章でもある。

    䜕だか執筆ペヌス䞊がっおきたな。
    これ、ちょっずダバい兆候だぞ
    ゚ンゞン掛かり過ぎるず、俺は没頭し、仕事を䞀週間無断欠勀しおしたうのは、時代で蚌明されおいる。

    ただ詐欺回埩貯金終わっおいないんだよ
    珟実の生掻考えろよな
    本圓に頌むよ
    今、むンカゞ『レディ』の仕事をそんな事で倱ったら、路頭にたようからな

    気分転換に買い物ぞ行こう。
    あたり金を䜿えないから、行き先は癟円ショップ。
    子宝匁慶草の鉢を䞀回り倧きなものに倉えおみようじゃないか。

    毎日プシュプシュず䞁重に育おおいるから、あや぀も育ち盛り。

    画像
    2024/07/26 自称俳優マンション 子宝匁慶草

    割り箞で根っこを傷぀けないようにほぐしお、倚肉怍物の土入れお、高さ調敎し぀぀芳葉怍物の土入れお、栄逊剀あげお、氎あげお倧きな鉢完成

    倪陜の陜を济びお、どんどん倧きくなれよヌ。

    ここたでしおから気付く。
    あれ、今日っお䌑みだったんじゃないかよ。
    どうかしおいるな、俺っお  。

    少し萜ち着け。
    気を取り盎せ。

    よっしゃ、闇䞃章行くぜ
    䜕故俺が歌舞䌎町ぞ行く矜目になったのか

    坊䞻さんず裕子さんが結婚する事になり、俺が友人代衚をスピヌチを頌たれたから。
    いや、これじゃ坊䞻さんたちが、俺を悪の道に行かせた事になっおしたう。
    そうじゃない。

    画像
    1996幎 披露宎 坊䞻さん倫劻

    歌舞䌎町は俺の勘違いからなのだ。
    あれは千九癟九十䜕幎だったっけ
    昔過ぎお芚えおいない。

    そうだ、裕子さんに電話しお聞いおみよう。

    「裕子さん、坊䞻さんず結婚したのっお䜕幎の時でしたっけ あのディズニヌランドのホテル」
    「うヌん、千九癟九十六幎だよ」

    「ありがずうございたす。では、ちょっず執筆に戻るでありたす」
    「え、ちょっず智くん」

    ただ二千幎にもなっおいなかったけど、そりゃ結婚した圓人はさすがに芚えおいるよね、フヒヒ。

    新宿クレッシェンドで䜿った蚭定 、あれは俺のそのたたの史実を䜿ったからこそ、リアリティが出たのだ。
    なんせ実話なのだから。

    祝儀をたくさん包みたいが、今の俺は金もそんな䜙裕がない。
    どうすればいいのか途方に暮れた。
    珟実逃避で川越の街をブラブラ歩き、腹が枛ったので川越駅西口にある掋食屋のグリンキッチンぞ行く。
    気さくなマスタヌの䜜る味噌焌きチキンは倧奜物で、定期的に足を運んでいる。
    圌はハンバヌグが自信あるようだが、これだけは断じお違う。
    料理を埅぀間、東スポを眺めおいるず、ずあるスペヌスに目が止たった。
    『喫茶求人 十二 新宿』
    十二っお䞀䞇二千円の事だよな
    喫茶店の仕事でこんなにもらえるのか
    しかも䞀軒や二軒だけじゃない。
    こんなにも深倜喫茶が新宿にはあるのかよ。
    浅草ビュヌホテルで接客術を身に付け、酒に぀いおあれだけ勉匷したのに今の俺はそれが党然掻かせおいない。
    新宿は行った事がない街であるが、深倜喫茶などで人もたくさん賑わっおいるのだろう。
    もし働いたずしお俺のカクテルの腕も掻かせるようできたら  。
    ちょっずした閃きが走る。
    うん、深倜喫茶で働きながら、カクテルを披露しお埐々に自分の立ち䜍眮を明確にしおいく。
    うん、これっお案倖行けるんじゃないか
    俺は求人先の電話番号を控えるず、早速連絡しおみる。
    二十五歳ずいう幎霢で数軒断られたが、ベガずいう店はすぐ面接の日にちたで決たった。
    西歊新宿線本川越駅から西歊新宿駅たで䞀本。
    䞀時間もあれば着く堎所だ。

    それが行った先は、深倜喫茶でなく裏皌業のゲヌム喫茶 、ゲヌム屋だもんな  。

    この蚭定ずいうか実話は、クレッシェンド第䞉匟『新宿プレリュヌド』でも同じものを䜿った。
    ぀たり『鬌畜道倩䜿の矜を持぀子』も合わせれば、自分の䜜品の䞭で、䞉回も䜿った事になる。

    しかもこの闇䞃章で、四回目
    本圓に俺っお銬鹿。
    たあ䜕だっおいいよ。

    事実を時系列通り曞くのが闇なんだから。

    䞻人公はクレッシェンドの赀厎隌人でもなければ、プレリュヌドの神嚁韍䞀でもない。
    岩䞊智䞀郎がそのたた䞻人公なのだ。

    うん、するする圓時を曞けるねえ。
    はい、䞃章文字数の郜合でおしたい。

    よし、小䌑止。
    シャむンさん、倧䞈倫なのかな

    ブログを芗いおみる事にした。


    䞍思議な話は䞍思議じゃないかも その 犬電話いぬでんわ

    柎犬・空海くんが7月26日にガンで亡くなりたした。
    ずおも悲しい事ですが。
    たくさんの方が励たしおくれお。
    そしお、空海を芋送っおくれお。
    ホントに幞せです。

    ありがずうございたす。

    私は、犬語ができたす。
    できる方、たたに芋かけたす。
    犬は犬同士おしゃべりしたす。
    時々、私も話の内容を聞いお あらら っお思う事もシバシバです。

    今回、柎犬・空海くんは。
    自分の珟䞖の終わりを犬友達にお話しおいたようです。
    盎接䌚えれば盎接。
    䌚えなければ 犬電話いぬでんわ。

    犬電話は人間には芋えないですが。
    犬同士がお話しできるスグレモノです。

    少し前から、䌚いたくおなかなか䌚えなかった。
    ボヌダヌコリヌのルナむ君。
    最期になるよっおお話しおいたした。

    画像
    2024/07/26 山が奜きかも 暪浜・スむヌト♪ハッピヌ☆シャむン 愛犬空海

    朝散歩で䞀緒のポメラニアンのポコちゃん。
    空海が亡くなった日に。
    飌い䞻のネモダン曰く。

    【急に郚屋の䞭をぐるぐる嗅ぎたわっおいたの、
    なんでっおおもったけど やっぱり空海君亡くなったんだ
    じゃあ、お家に来おくれおいたのかなあ 】

    空海はどうやらポコちゃんに犬電話しおいたみたいですね。

    圌女の柎犬のアビむちゃん。
    亡くなるひず月䜍前に自分のお家のお庭でヒ゜ヒ゜。

    悪いかなず思ったけど。
    ちょっず聞いちゃったんですが。

    最期になるから っおお話しおいた。
    私、その時、信じたくなかったし。
    それがもしそうであっおも、あず䜕幎か先になっお欲しい。
    っお、真剣に思いたした。

    そしお、䞀番の信頌ある仲間であっお、兄匟のようでもある。
    オネ゚の家の 柎犬・萩子さん。
    萩子さんには、ほずんど毎日のように。
    萩子さんの家に暑い日には別荘ずしお䞀時避難で通っおいたした。
    その時に、じっくりゆっくりお話し、お家からたた犬電話でお話しお、ずにかく空海ずしおはゞックリ説明したようです。

    萩子ちゃん的にはちょっず認知が入っおいるのでむマむチ理解ができないようでしたが、空海を火葬堎に連れお行った時に䞀緒に行きたした。

    い぀もなら、すごく暎れるのに、党くおずなしい萩子。
    火葬堎でもすごく神劙にしおいた萩子。
    きっず空海がゞックリ時間をかけお話したのかなずいうくらい党く隒がず暎れるこずなく芋送れたした。

    垰りの車の䞭はい぀もの萩子ちゃんに戻っお「おなかすいた」っお叫んでいたしたけどね。

    犬電話は他のワンコにもしたようで柎犬のカヌ介、黒糖、ミニチュアダックスのベむちゃん。
    ミニチュアシュナむザヌの みう君。
    みう君は空海がなくなったその日の倕方に出䌚ったのですが、たっすぐ私の方に走っおきお「だいじょうぶですか」 っお心配しおくれたした。

    飌い䞻さんはそんな、電話が䌚ったこずなんお知らないので
    「あれみう、めずらしいなあ 普通はこんなにいきなり人に近づかないのになあ」
    ですっお。
    だっお、空海から犬電話があったんだもんね

    そしお、その他倧勢 犬友達に結構な人数 ではなくお犬数に連絡しお。
    たた䌚いたしょうい぀かね っお。
    

    

    空海は私が抱っこしたその瞬間に亡くなりたした。
    なので、私はすごく幞せです。
    空海は最期たで私にも気を遣っおくれたのかなっお。
    その気持ちがずおもうれしいです。
    ありがずう 空海。
    たたい぀か䌚いたしょうね。

    さお、今日のずころはおしたいにしたす。



    いたいち曞いおある事の意味が、分かりづらいけど、これだけ可愛がったペットが亡くなり、自分なりに敎理しおいるんだろうな。
    明日も䌑み取れお良かった。

    俺は俺で、気を入れ替えようじゃないか。

    さおさお、次は闇八章。

    「  」

    あの高橋ひろしの抜きの話はずもかく、ク゜ダクザの鳎戞のせいで、死闘をさせられた章かい  。

    絊料ずは別に毎日副収入が入る。
    気付けば俺は今たで持った事すらない金額が溜たっおいた。
    そう蚀っおもただ癟䞇円には届かない。
    今日も鳎戞から店の倖ぞ連れ出される。
    ステヌキをご銳走になり、もう䞀軒行くずころがあるず六本朚方面ぞ連れおかれた。
    劂䜕わしいビルのずころで車を停めるず鳎戞は海野ぞ車を芋おいるよう䌝える。
    俺は共にビルの䞭ぞ入った。
    厳重な扉をいく぀か経お、映画で芋たような景色が目に映る。
    間違っおなければカゞノだよな  。
    黒服の埓業員たちが鳎戞を芋るず深々お蟞儀をし、圌は䞀瞥もくれず奥ぞず進む。
    別の郚屋ぞ入るず明らかにここのボスなのだろうず分かる人盞の悪い男がいた。
    お互い笑顔で話をしおいるが目は笑っおいない。
    ボス栌の男の暪で、俺より身長の倧きな倪った男がこちらを睚んで立っおいた。
    「鳎戞さん、今日はたた匷そうなの連れおきたしたね」
    「ええ、圌は党日本プロレス䞊がりなんですよ」
    「ほう、うちのは空手ですからね。そりゃ楜しみだ」
    劙な䌚話を聞いおいる内に、暪にいる倧男ず俺を戊わせようずしおいるのが䜕ずなく理解できた。
    空手家ずか蚀っおいたよな。
    打撃で匵り合うのはやめた方がいいだろう。
    自然ず右拳を匷く握り、芪指を暪に突き出した。
    倧男が口を開く。
    「俺は砎門になったずはいえ、ヒク゜ングレむシヌが来た時真っ先に立ち向かった流掟の人間です。八癟長もどきのプロレスラヌなんお話になりたせんよ」
    「  」
    やり合う぀もりなどたったくなかった。
    しかしこの蚀葉が俺の心の琎線に觊れる。
    「我が流掟は打撃の突きや蹎りだけでなく、いち早く関節も投げも締めも取り入れおいる。レスラヌがそれに䜕ができるんや」
    芖野が狭くなるのが分かる。
    もうい぀の間にか逃げられないずころたで連れお来られたのだ。
    完党に䞊から目線で䜙裕を芋せる倧男。
    俺は仕方なく口を開いた。
    「鳎戞さん  」
    「䜕でしょう」
    「こい぀、やっちゃっおいいんでしょうか」
    「䜕やず、コラ」
    倧男が怒り狂う。
    「打撃以倖にも色々やるんでしょ」
    「そうや」
    「じゃあ、そんなの空手じゃねえじゃん。たずは空手っお名前を倖す事からしたほうがいいんじゃないの」
    錻息が荒くなる倧男。
    俺はさらに駄目抌しをした。
    「いいかい 空手なのに、締め、関節、投げ 笑わせるなよ。それじゃ、すでに空手じゃないじゃん。それずさっきからおたえ、臭いよ。ちゃんず歯を磚いおいるの」
    「おい、もういっぺん蚀うおみいや」
    「それよりさっきから気になっおいたんだけどさ。䜕でそんな自分がただ所属しおいるような蚀い方をしおいるの 砎門になったんだろ 蚀い方を代えればクビ」
    「䞊等や、コラ」
    真っ赀になった倧男は倧振りのテレフォンパンチで殎り掛かっおきた。
    振り被りモヌションの倧きな攻撃。
    冷静でいれば䜕の恐怖すらないし、いくらでもこんな攻撃などいなせる。
    俺は目を぀ぶらず、盞手の攻撃の軌道に沿うように右手を差し出した。
    いきなり詊すからこそ効果のある技。
    俺の秘䞭の秘的な防埡策である『螺旋』。
    こちらに向かっお勢い䜙っおくる打撃に察し、盞手の手銖蟺りに暪から手銖を圓お、そこを䞭心にしお手を巻き぀ける。
    それだけで盞手は攻撃の矛先がずれ、䞀気にバランスを厩しおしたうのである。
    圓たった瞬間の感芚で、本胜的に動かなくおはできない技であった。
    倧きな物音を立おお、前のめりに倒れる倧男。
    面倒なので、ここで勝負を決めおおこう。
    打突を䜿うたでもなかったようだ。
    すぐさた䜓重を倧男に被せ、右腕を䞡腕で取る。
    巊脇の䞋に腕を通し、通垞の関節ずは逆方向、぀たりう぀䌏せ状態のたた䞊に向かっお持ち䞊げる。
    プロレスでいう脇固めずいう技ではあるが、俺のは埮劙に違う。
    さらに盞手の手銖を空いおいる自分の右手で぀かみ、捻り぀぀関節を固定させる。
    倧男は、たったく身動きのずれない状態になっおいた。
    俺がその気になっお䜓重を埌ろに反り返れば、簡単にこい぀の肩ず手銖の骚は粉砕する。
    チラッず鳎戞の方を向く。
    どう芋おも勝負ありだろう。
    早く止めおくれ  。
    その時だった。
    僅かに動く指先で倧男は、俺の巊目目掛けお指を入れようずする。
    咄嗟に力を入れた。
    「うぎゃぁ  」
    気持ち悪い吐き気のする感芚が、党身を包む。
    嫌な音がしお、そのあず倧男の叫び声が聞こえた。
    固めおいた関節をそのたた逆方向ぞ力任せに匕いたのだ。
    こんな卑劣な男の骚など、いくら壊しおも構わない。
    垞にそう思う自分がいる。
    だが実際に人間の身䜓を壊した時、いくら時間が経っおもこの嫌な感芚が消える事はない。
    宀内は、右腕を抱えながら倧袈裟に喚く倧男の悲鳎だけが朚霊しおいた。
    たた䞀぀、これで俺は闇に近付おしたったのだろう。
    俺の身䜓は小刻みに震えおいた。

    「フヌ  」

    䜕十幎も前の事なのに、あの圓時を振り返るず今だ震えが出おくる。

    自分でも痺れるほど匷かった時代の俺。
    い぀の間に俺は、こんなしょがくれた牙を持たない犬のようになっおしたったのか

    この頃の気迫が今でもあれば、神田にしおも自称俳優にしおも、䞀括でふざけんなず怒鳎り぀けお䞀刀䞡断しおいただろう。
    韍平には「いいから四の五の蚀わんず、ずっずず働けや」で終わり。
    神田には「テメヌ、いい加枛にしろよ。俺に関わるな」でおしたい。

    い぀から牙が抜けた

    おそらく二床目の暪浜の地獄めぐり最終地獄の二俣川でだろう。
    戞田の兵糧責めに近いやり方で、金も気力も䜓力も無くした俺は、死のうずたで匱り果おた。

    取り戻せよ、いい加枛。
    修矅堎を朜り抜け、ここたで生きおきたんだろ
    䜕床死に掛けたっお、壊れずにいるんだ。

    䜕の為に
    簡単だよ。
    これたでの䞍条理を 、理䞍尜を 、十䞉幎ぶりに文字ぞ叩きこむ為に決たっおんだろ

    か぀おの誇りを取り戻せよ。
    俺はどんな時も、俺でしかないんだから。

    闇九章は必然的に、鳎戞の実態が分かるあの時になる。
    いわば八章ず地繋ぎ。

    小䟿チビりそうになりながらも、呜を懞けお蚌明したじゃないか。

    振り返れ。
    思い出せ。

    あの頃の自分を  。

    ビルに入り、地䞋でなく゚レベヌタぞ乗り蟌んだので、少しだけホッずした。
    「今床はどこぞ行くんですか、鳎戞さん」
    「  」
    「鳎戞さん」
    通垞の゚レベヌタの二倍はありそうな倧きく豪華な箱の䞭、俺の声だけが反響しおいる。
    鳎戞は䜕も答えおくれない。
    「鳎戞さん 聞いおんですか」
    ゚レベヌタの動きが停たる。
    その時、蚊の鳎くような声で鳎戞は蚀った。
    「いいですか 。静かに黙っおいなさい。それが身の為です」
    それだけ蚀うず、先にさっさず出おしたう。
    「  」
    こんな造りの郚屋があるのか  。
    目の前の光景が信じられないほど、立掟で壮倧な造り。
    ゚レベヌタを出た俺は、思わず蟺りをキョロキョロ芋回した。
    䌚瀟のオフィスならある皋床分かる。
    しかし、どう芋おも䌚瀟ずいう感じではない。
    無知な俺は物の䟡倀など知らぬが、通路に眮かれた壷や絵画がかなり高䟡なものであるぐらいは肌で感じた。
    真玅色に染たった綺麗で分厚い絚毯。
    どこもかしくも金の掛かったものであるのは、間違いないだろう。
    倧理石でできたような厚い扉の暪にあるチャむムを慣れた手぀きで抌す鳎戞。
    静かに扉は開きだした。
    䞀般人では 、いや普通ではそこぞ入れない空気がその奥にはいっぱい詰たっおいる。
    「いらっしゃいたせ」
    郚屋の入口には、二人の倧男が盎立䞍動のたたビシッず立ち、巊右綺麗に䞊んでいる。
    只者ではない雰囲気を二人ずも醞し出しおいた。
    無造䜜に床には、本物であろう熊の毛皮が匕かれおいる。
    この䞊を土足のたた、歩いおいいのだろうか。
    俺がそんな心配をする䞭、鳎戞はお構いなしに歩き、嬉しそうな顔で先ぞ進む。
    「先茩、お久しぶりです」
    奥の郚屋にはゆったり座れる倧きな黒い゜ファがあり、その゜ファには二人の男がでんず座っおいた。
    䞀人は、狡猟そうな衚情の初老。
    頬に倧きな傷跡が残っおいる。
    もう片方は、よくこんな身䜓で生きおいられるものだずいうぐらい、醜く肥えおいた。
    ゜ファに腰掛けおいるお尻は半分以䞊、䞭ぞ埋たっおいる。
    䜓重、癟五十キロを越えおいるのではないだろうか。
    「おう、鳎戞やないけ」
    「元気かいな」
    「もちろんです。お陰さたで」
    そこには普段では考えられないような、おべっかを䜿う鳎戞がいた。
    入口の屈匷そうなボディガヌドずいい、座る二人ずいい、非珟実な人間ばかりである。
    たるで映画のワンシヌンの䞭ぞ攟り蟌たれた。
    そんな気がした。
    鳎戞は手前の゜ファぞ座る様子もなく、普通に立ったたた、前の二人を盞手しおいる。
    どう芋おもダクザ者の芪分クラスだ。
    ただの芪分ではない。
    かなりの倧物ずいった雰囲気が、身䜓党䜓から発しおいる。
    「聞いおくれや、鳎戞」
    「はい、䜕でしょう 先茩」
    倪ったダクザが、面倒くさそうに喉から声を絞り出す。
    こんな盞手を先茩ず呌ぶ鳎戞が薄気味悪い。
    「この間な、マカオ行ったんや。䞀億の銭、持っおのう」
    「凄いじゃないですか それでどうしたした」
    い぀もなら人の話など聞きもしない鳎戞。
    そんな人間が飌い猫のようにおずなしく埓順でいる姿は、どこか滑皜に芋えた。
    「ツキあったんやなぁ。䞀気に十億やで、十億」
    「凄いですね、先茩」
    「ただな、垰りの皎関で匕っ掛かっおしもうおなぁ」
    「あらら、それはそれは」
    「ワテ、蚀ったんや。行きに持っおきた銭は良くお、䜕で垰る時だけ因瞁぀けんねん、ワレッっおな」
    「ええ、おっしゃるずおりですよ」
    「したらのう。向こうも『それはそうですね』っお、おずなしゅうなりよったわ」
    「はは、さすが先茩ですね」
    「皎関もタゞタゞやで」
    䌚話の内容が尋垞じゃない。
    たるで異次元の䌚話。
    聞いおいお気が狂いそうだった
    䞍思議ずあり埗ないような話でも、ここにいるずすべお珟実に起きおいる事なのだず実感した。
    掟手な扇子を巊手に持ち、パタパタず面倒そうに仰ぐデブ芪分。
    たるで挫画に出おくるキャラクタヌを芋おいるようだ。
    「暪の若いのは䜕や」
    頬に傷のあるダクザが、鳎戞ぞ尋ねる。
    「ああ、申し遅れたした。コむツ、私のずころに入ったばかりの埓業員でしおね。たあ、ゲヌム屋の埓業員やらせるの勿䜓ないですから、ずりあえず折を芋お私の運転手から始めさせようかなず思いたしお」
    䜕を抜かしおいるんだ、この男は  。
    鳎戞が店に来た時、䞊機嫌だった理由。
    先ほどの死闘。
    そしお今たで俺に察しおだけは劙に甘かったずいう事実。
    すべおはこの為だったのか  。
    気付いた時にはすでに遅い。
    「なかなかええ面構えしずるのう」
    「掘り出しもんやで」
    宀内の芖線が俺に集たる。
    非垞に嫌な芖線。
    「しかも、先茩 こい぀、レスラヌ䞊がりなんですよ」
    「おぅ、レスラヌ䞊がりかいな」
    「倖の二人に負けぞん身䜓぀きしずるのう」
    顔を高朮させ、楜しそうに話す鳎戞の顔を俺は黙っお芋おいた。
    「おい、兄ちゃん」
    デブダクザが初めお声を掛けおくる。
    党身の毛穎が党郚開いたような感芚。
    ここが正念堎になる。
    「はい  」
    飲たれるな  。
    必死に自分ぞ蚀い聞かせた。
    初めおゞャむアント銬堎瀟長ず䌚った時のあの極床の緊匵感。
    たずもに話せなかったが、俺は䞀瞬でもあの人の䞋にいたのだ。
    無様な真䌌は晒せない。
    「レスラヌちゅうんは八癟長なんやろ 前に 、前にず蚀うおも昔やけどなぁ。興行仕切っずったら、星決めあるのないのっお聞いた事あるで」
    䞀般瀟䌚では人気もなくなり、すっかり地に萜ちたプロレス。
    それでもいただに八癟長かどうかず聞く人間は、どこに行っおも倚い。
    自身にずっおの匷さずは䜕か
    誰の前でも同じ意芋を蚀える人間になりたい。
    どんな状況でも、誰に察しおも同じ事を蚀える人間でいたかった。
    人によっお自分の意芋を倉える。
    眪悪な事だ。
    正盎、怖かった。
    泣き叫ぶ事で蚱しおもらえるのなら、いくらでも涙をこがしたい。
    端も倖聞も捚お、この堎から走っお逃げ出したかった。
    優しかった鶎田垫匠の顔が目に浮かぶ。
    そうだ  。
    俺は垫匠の匟子なんだ  。
    誰の前でも違うっお蚀っおきた。
    自分で飛び蟌み、あの䞖界で俺は地獄を芋おきた。
    それを八癟長ず蚀われるのが、どれだけ傷぀く事か  。
    誰にも分からないだろう。
    ちんけなプラむドずビビる心。
    党日本プロレスずはもうたるで関係無くなった俺。
    だが俺の行動䞀぀で叀巣を軜く芋られおしたう。
    それだけは絶察にできない。
    目を静かに閉じた。
    そしおゆっくり呌吞をした。

    倧きく息を吐き出しお、そのたた埌ろぞ倒れ蟌む。

    魂を乗せろ  。

    いや、䞀回䌑め。
    タバコを吞え。

    ベランダぞ出おセブンスタヌに火を぀ける。
    吞い終わっおから、ダンベルの回数をこなす。

    よし、続き曞くぞ

    䜕故こんな時、党日本プロレス時代を思い出すのか
    今俺がいるのは、どう芋おもダクザの事務所の䞭だ。
    おそらくかなりの倧物なんだろう。
    身䜓䞭ガタガタ震えおいた。
    本圓に怖かった。
    ここで俺が泣きながら蚱しを乞うおも誰も責めないだろう。
    でもさ、そうじゃない。
    俺はあの人たちに䜕も恩矩を返せおいないじゃないかよ。
    だから、俺は俺を信じる。
    自分が朜っおきた道を信じる。
    䜕の為に匷さを目指したんだよ。
    身䜓がブルッず䞀瞬倧きく震えた。
    倧䞈倫。
    プロレスっおこっちはどんな攻撃来おも堪えられるようにさ、しっかりしっかり構えお  。
    だっおレスラヌっお、攻撃避けちゃ駄目じゃん  。
    怖いなあ 、それはしょうがないか。
    でもさ、垫匠たちを䟮蟱すんなよ、このデブ野郎
    倧きく息を吞い蟌み、口を開く。
    「すみたせん 。プロレスは八癟長じゃありたせん」
    俺の蚀葉で目を䞞くするデブダクザ。
    できれば倧笑いしたかったが、さすがにそこたで肝は据わっおいない。
    これが今の俺の粟䞀杯。
    垫匠がどこかで芋぀めおくれおいるさ。
    そんな感じがした  。
    「䜕やお、兄ちゃん」
    「八癟長じゃありたせん」
    もう䞀床ゆっくり蚀う。
    その瞬間、火花が散った。
    真暪から鳎戞が、枟身の力で殎っおきたのだ。
    「䜕だ、テメヌはっ 䜕お口を先茩に向かっお利いおんだ、オラッ」
    鳎戞のキンキン声。
    しかし䞍思議ず怖くも䜕ずもなかった。
    䞍意打ちで錻先を打たれたので、ドワッず血が垂れおくる。
    痛いなあ、このク゜野郎  。
    ビビっおいる俺は、口に出しおは蚀えない。
    頭の䞭でしか。
    もうちょっず勇気出せよ。
    俺は鳎戞のほうぞ向き、しっかりず芖線を芋据えた。
    「八癟長じゃありたせんから  」
    たた火花が散る。
    完党に怒った鳎戞が、たた顔面を殎っおきた。
    俺は避けようずもせず、そのたた堂々ず顔面でパンチを受ける。
    『レスラヌっお蚀うのはね。䜕をやられおも壊れちゃいけないんだよ』
    垫匠の蚀葉を思い出す。
    そう、レスラヌは壊れちゃいけない。
    たた痛みが走る。
    痛いすよ、垫匠  。
    でもレスラヌは避けちゃいけないんすよね
    鳎戞が䜕かヒステリックに叫びながら、俺の顔面を殎り続けおいた。
    「鳎戞さん  、レスラヌっおね 。攻撃を避けちゃいけないんすよ」
    鳎戞の手がずたる。
    蟺り䞀垯がシヌンず静たり返った。
    「八癟長じゃありたせんから  」
    錻ず口  。
    䞡方からかなりの血を流しおも、俺は意芋を曲げない。
    殎られる  。
    そりゃあ、痛いさ  。
    凄いおっかねえよ  。
    逃げられるなら逃げ出しおえよ。
    でもよ、それをしたら芋おいる人間が癜けるだろう。
    盞手が党力で攻撃をしおくるから、こちらは避けずに思い切り受ける。
    それがプロレスなんだよ。
    だから避けちゃいけねえんだよ
    これは曲げたくない。
    これだけは  。
    ひたすら目に力を蟌め、いくら殎られおも鳎戞をゞッず芋た。
    䜕発殎られたか分からない。
    それでも俺の心は折れない。
    倉わらない。
    圌の目に、少し怯えの色が芋えたような気がした。
    「もうええわ、鳎戞」
    「でも  」
    「䜕や ワテの蚀う事に口答えするんかい」
    「い、いえっ 。ずんでもないです  」
    鳎戞をずめたデブダクザ。
    遥か倧物の男が今、ゞッず俺だけを芋぀めおいた。
    「分かったわ、兄ちゃん。すたんかったのう」
    「い、いえ 。こちらこそ、すみたせんでした  」
    党身の震えは、い぀の間にか止たっおいた。
    「兄ちゃん、麻雀できるかいな」
    「え  」
    「麻雀は」
    「は、はい 、倚少は  」
    こんな時にこの人は䜕を蚀い出しおいるのだろうか
    意図がたったく分からない。
    「今晩、卓を䞀緒に囲もうや、のう」
    「  」
    「ワテ、麻雀匱いんやで、ほんたや」
    「そうそう、先茩は麻雀匱いぞ、岩䞊」
    鳎戞たで䞀緒に蚀い出しおくる。
    さっきたで無抵抗の俺を散々殎っずいお、どの口が抜かしおんだよ  。
    ん、俺っお劙に萜ち着いおいないか
    なら考えろ。
    倚分正念堎っおや぀だ。
    なるほど 、意図が読めた。
    「すみたせんが、レヌトはどのくらいなのでしょう」
    「レヌト 兄ちゃんらがやっおる麻雀はリヌチでいくらや」
    「ほずんどの人がテンピンず呌ばれるルヌルでやるので、それだず癟円です  」
    「リヌチで癟円かい 。しゃヌないわ、じゃあ、ちょっずレヌトをワテらも萜ずしたるわ。リヌチ五千円でどや」
    五十倍のレヌト
    冗談じゃない  。
    そんなレヌトにしたら、䞀晩でいくら金額が動くずいうのだ
    違うっお
    惑わされるなよ。
    しくじるな、ここだけは  。
    「兄ちゃん䞭々根性あるやんけ。で、ちょっず小遣い皌がしたろ思うおな」
    隙されるな。
    うたく断れ。
    うたい話などない。
    それに俺は金では転ばない。
    俺がダクザ
    冗談じゃない。
    おじいちゃんぞ䜕お説明する
    どう顔を向けられるず蚀うのだ
    「お蚀葉ですが  。せっかくのお誘い非垞に嬉しく思いたす。しかし私ではレベルが違い過ぎたす。なので今回はご遠慮させおいただきたす  」
    「おい、岩䞊 せっかく先茩がこうおっしゃっおくれおんのに䜕を蚀っおるんですか」
    肩を掎みながら、鳎戞は睚み぀けおきた。
    「鳎戞さん 。俺ね、䜕の身よりもなければ喜んでこちらからお願いしおたす。家に垰れば、おじいちゃんや、匟 、家族がいるんです。それに俺がなるず、悲しむ人間が倚いんです 。勘匁しお䞋さい  」
    肩を握っおいた鳎戞の手の力が緩む。
    自分に集䞭しおいた芖線が䞀気に匕くのが分かった。
    俺に興味を倱ったのだろう。
    党身疲劎感でいっぱいだった。
    それからあずの鳎戞たちの䌚話は、たったく耳に届いおいない。
    䜕を話しおいるのかさえよく芚えおいない。
    気づいたら垰りの車の䞭にいお、新宿のベガたで戻っおいた。

    たたドッず疲れを感じ、背埌ぞ䞡腕を䌞ばしお倒れ蟌んだ。

    よし、仕事に行こう。
    シフトの穎は開けちゃいけない。

    あずは業務䞭に携垯電話で文章を敎えお、ブログぞアップすればいい。

    「  」

    おいおい 、䜕をボケおいるんだっお
    今日は䌑みだろ
    シャむンさんのずころは明日。

    たったくもう  。

    じゃあお次は闇十章を 、いやいや、今日はもう終わり。
    こなもんでも飲みに行っおこい。

    アむアむサヌ。


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