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連載小説 サンタドロップス(7)


    ワンルームのアパートの安っぽいシングルベッドに寝転がり、俺はドロップスの缶を眺めていた。

    何でも願いの叶うドロップってか、願い、そうだなあ、何にしようか、とぼんやり考えていた。

    俺はドロップスの缶の蓋を開け手の平の上で振り出すと、コロンと赤のドロップが出て来た。よし、試しに一個舐めてやろう、俺は赤のドロップを口に放り込んだ。

    子供の頃食べた甘くて懐かしい味、ごく普通のドロップだった。まあダメ元だ、ならば凄いお願いをしてみるか、俺はドロップを舐めながら目を閉じた。

    "あの日スクランブル交差点ですれ違った、綺麗な女が俺の彼女になりますように"

    俺はドロップを舌の上で転がしながら、溶けて無くなるまで何度も何度も願い続けた。


    つづく

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    web小説家。月から金の朝7時に連載小説をアップしてます。すぐ読める4コマ小説。ベタでグッと来るほのぼのとしたお話を書きたいです。笑ったり泣いたりしてくれたらうれしいです/現在小説12作目連載中/毎日note365日達成/サッカー3級審判/好きなバンド「怒髪天」

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