
詐欺電話の人と会話をしてみる
+1(833)311-6408
AM9:30に電話がかかってきた。レスポンスの速さで有名な私(自称)なので、電話は2コールで取る。
『未納の料金があります。オペレーターと繋ぐ方は1を___』
___どれだ?
私は元金融機関勤めとは思えないくらいマネーマネジメントができないので、大体いつも借金をしている。そのため、出てしまう。こういう電話、出てしまう。元金融機関勤めとして電話に出てしまう。
持ち前のレスポンスの速さですぐに『1』を押すと、ロボ音声から肉声音声に変わった。電話口は若そうな男性だった。
『お世話になっております。未納の件のお電話でよろしかったですか?』
「はい」
『本人確認のため、お名前と生年月日をお願いします。』
「伊藤すみかです。2000年8月26日です。」
『伊藤様ですね。ご確認します。』
「(各種引き落としは無事されてたような気がするが)』
『KDDIの方で未納があるようです。』
「KDDIですか(は!最近携帯の回線を変えた!それか!)』
『WORLDというアプリの利用料金が半年前から延滞されています。今日中に支払わないと裁判所から通知がきてしまいます。』
「(いや詐欺かい!)」
と、ここでようやく詐欺に気がつく。遅い。
私は金銭管理もできないが、自分の管理もできないのでよく騙される。騙されるというか、騙されの手前にいる。宗教勧誘もされがち。
なんだろう。よく言われるが、話しかけやすい顔をしているんだと思う。今回電話だけど。
そのあとはトントン拍子で、
「それは大変ですね」
『ですので、今日中にお支払いをお願いします』
「裁判所からのハガキを待てばいいですか?」
『それですと...』
「ハガキは何時ごろ届きますか?」
このへんで電話が切れる。
後半戦から電話がブツブツ切れたりしていて、詐欺組織も電話料金とかのタイムリミットがあるのかなと思った。
(詐欺ではなく)オフィシャルな問い合わせの電話を企業にしたとき、とんでもないくらい電話対応が終わってる人たまにいる。敬語とタメ語が入り混じってて、よくわからない接続語を乱用している電話。私は短気だからブチギレそうになるが、今回のこの詐欺電話の人はとっても日本語が上手だった。私の質問にも丁寧な言葉で返してくれて。だから私も話聞いちゃったんだろうけど。
こういう詐欺組織の方が一般企業よりもマニュアルがしっかりしてるのかな。それとも電話口の男性の能力なのかな。
最後まで具体的なお金の入金の話をされなかった。裁判所から通知が来ちゃいますよからあなたの通帳番号を教えてまでの移行がなかった。
番号の聞き出しまでは時間をかけなさいというマニュアルなのかな。それとも直接的なところだけは聞くことができない男性の葛藤なのかな。
朝の9時から詐欺電話をかける男性の人生が知りたくなった。どこで暗がりを歩く人生になったんだろう。最初から暗がりを歩いてたのかな。そのわりには電話対応上手かったけどな。じゃあ明るいところから暗がりに落ちたのかな。なんにせよ、お日様の下は歩けないんだろうな。
闇バイトも流行ってて、意味わかんない職業も流行ってて(ラストコールも溝口もとても嫌い)
人に言えない人生に落ちてく可能性が広がる日本国!そんなもの広がるなよなあ。
やるせない感覚。
書くことが特になかった6月末日記。
写真の呂布カルマは、まったく無関係な森道市場2026の看板。