
地獄で遊べ。
僕たちのいるこの世界は紛れもなく「地獄」だ。
なぜならば「天国」と呼ぶにはあまりにも不幸や苦悩が多すぎるからだ。
学校、会社、家庭、貧困、戦争…
現実主義者の誰かが言うだろう。「この世界に地獄も天国もない」と。であるならば、それこそ僕はこの世界を地獄と名付けるだろう。
僕たちはこの世に生まれたからには、苦悩から絶対に逃れることはできない。
もし生まれてこの方「嫌なことなんて一度も感じたことがない」という”幸せ人間”がいれば、どんな人生を歩んできたのか嫌になるまで質問をぶつけてみたいものだ。
毎日のように襲いかかる逃れようのない苦痛の連続を前にして、手も足も出ずに途方に暮れている貴方に僕は言いたい。
”この地獄を徹底的に遊べ”と。
勉強で遊べ。仕事で遊べ。嫌な上司で遊べ。嫌な客で遊べ。人間関係で遊べ。貧乏で遊べ。ビジネスで遊べ。苦難で遊べ。苦労で遊べ。努力で遊べ。失敗で遊べ。成功して遊べ。この世で遊べ。
リスクなんて存在しない。失敗しても成功してもどうせ地獄だ。気を楽にして思いっきり楽しんでみてはどうか。
逆に楽しむことを忘れ、苦しみを苦しみのままにすれば、人は「 楽」をすることだけを考えるようになる。ゆくゆくは保身に走り、損得勘定だけで物を判断し、自分さえ良ければ、うまくいかないのは周りがおかしいから、という思考が根付く。
もちろん「あの人のせい」で、という場合もある。だが、いくら恨もうが怒鳴ろうが相手が親切に変わってくれることはない。自分が変わり戦う術を身につけるしかない。そうであるならそれを楽しむしかない。
僕には大好きなゲームがある。
「スーパーマリオブラザーズ」だ。
次々と襲いかかる敵や罠を目の前にして、移動とジャンプだけで世界を進む。
敵に当たればゲームオーバー、だけど敵に近づかなければジャンプで倒せない。
「ゲームオーバーのリスク」を高めながら、敵を倒してそのストレスを一気に解放して快楽を得れる仕組みらしい。
これは現実世界でも一緒だ。
「失敗をするかも」「何かを失うかも」というリスクを背負いつつ、困難と対峙する。打ちのめされることもあるが、自分で”辞める”という判断をしなければ何度でも復活することが可能。そして己の力で踏み潰し乗り越えることができれば報酬を得れる。
経験を積んで上達すれば、次の新しいステージもクリアすることができる。
もちろん、敵と戦わない道を選ぶこともできる。ただ、初めから何もない直線を探してクリアするのはあまりにも退屈ではないか。
どんな敵がいて、どこにアイテムがあって、こんなステージがあって、こうすると裏技ができて、、。そうやって障害があるからこそ発見があり遊びがある。
落とし穴に落ちたり、空飛ぶ敵や飛び道具を使う敵に翻弄されたり、ザコ敵だと侮ってたらジャンプのタイミング間違えて一発KOされたり。そんな地獄のような世界を、勇敢なヒゲおじさんのように、無限に立ち上がって、無限に遊び倒せば良いのだ。
僕はそんな人生を歩んでいたいのである。
これは意思の問題であり、心の問題であり、考え方の問題である。
だからどうか、諦めないでほしい。
どんなに辛くても、どんなに理不尽でも、腐らず投げ出さず、明るくワクワクしながら遊んでほしい。
僕はそんな貴方と話がしたい。
そんな貴方とお酒を飲みたい。
いつか、一緒にゲームで遊べたら嬉しい。
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