
【投資】保有銘柄レビュー⑨:ハビックス(3895)
当方の日本株保有銘柄のレビュー、第9弾は「円高メリット銘柄枠」として保有しているハビックス(3895)について。
円高メリット銘柄枠とは?
「円高メリット銘柄枠」は、昨年2024年前半、ちょうどニュージーランドの不動産の売却資金が手元にあり、それをどこに振り分けようかと検討している中で設定した枠です。為替は当時ドル円で150円後半、160円も伺おうかという円安水準でした。
当方、為替については短期的な方向性を予測するのは不可能、ただ中長期的な方向性については2国間の短期金利差に左右されると考えています。昨年の5月頃は米国の利上げサイクルが終焉を迎えたということで、これまでの日米金利差拡大のトレンドは終わり、今後は緩やかに縮小方向に向かうとの見方でした。従って為替については、それまでの円安トレンドも終焉を迎え、(すぐにとは言いませんが)その後は緩やかに円高方向…と期待しました。
こうした環境下で設定したのが「円高メリット銘柄枠」です。その枠を設定した時のnoteを以下に貼っておきます。具体的には、株式情報サイトの「株探」の「円高メリット(円安デメリット)関連が株式テーマの銘柄一覧」をベースとし、時価総額やROE、PER/PBR、配当利回りや自己資本比率等をもとに自分の好みに合いそうな5つ銘柄、ハビックス(3895)、ラクト・ジャパン(3139)、あさひ(3333)、セリア(2782)、ユーラシア旅行社(9376)を選定しました。
今のドル円の水準が147円程度。160円に迫ろうかという円安トレンドは一旦は落ち着きましたが、まだまだ「円高トレンド」と言えるほどの方向性は出ていません。既に米国の利下げが進行(日米金利差が縮小)している中では、自分の見通し通りにはいってない部分ではありますね。
ハビックス(3895)
ハビックス(3895)は、衛生用に特化した原紙と不織布が2本柱の会社です。化合繊不織布は紙おむつ表面材用、パルプ不織布は外食産業向けおしぼりやクッキングペーパー用が中心。クッキングペーパーは一部OEM供給も行っています。国内のパルプ不織布の販売は子会社で手がけていましたが、効率化のため2024年に吸収合併。輸入パルプを原料として使用するため、為替動向は円高のほうが業績面でプラス。不織布は自動車関連の部材など産業用途や医療・介護用途の拡大に注力しています。
購入のポイント
上記の円高メリット銘柄の候補一覧から、このハビックス(3895)を選んだポイントとしては:
2022年度/2023年度と業績は苦しみましたが2024年度は回復基調。ROEも10%台と円安環境で苦しい中でもちゃんと対応してきています。
不織布は今後も生活必需品であり続けるし、また産業用途向けに拡大余地はある。
当時でPER7.9倍、PBR0.8倍と割安評価。
自己資本比率51%と財務も割と健全。配当は2.3%とまずまず(そこは円安環境なのであまり期待してないが)。
一言で言えば、(これは結果として選んだ他の銘柄にも言えますが)「円安で苦しい経営環境の中、結構頑張ってるな」「これが為替が一転して円高方向になれば大きくプラスになるかな?」という感じでした。

2024年5月末から6月初にかけて購入。平均購入単価は470円。現在の株価は424円ですので、▲10%ほどのマイナスです。
今後の方針と考え方
株価はこの1年は冴えませんが、まあこの環境なら仕方ないかな…という理解です。今期の業績予想は出ていませんが、直近のQ1決算では引き続き材料費の上昇/人件費上昇の影響は受けており、苦戦中であることには変わりはありません。
結果として足元PERは5.6倍、PBRは0.5倍と割安度は増しています。また配当利回りは3.7%と、そこは下支えされているところではあります。
また時価総額35億円程度の岐阜のちっちゃな会社ですからね。アクティビストの対象になるには小さいですが、それでも(円安/円高に関わらず)色々と改善される余地がありそうな会社ではありますね。引き続き「あまり市場からは期待されてなさそう…」という点で、保有を継続していきます。