
【64歳からのAI挑戦|第2章-29・最終回】完璧じゃなくていい。続けた先に見えてきたもの
― 65歳の今、この連載をいったん一区切りにします ―
「ちゃんと書かなきゃ」
「もっと役に立つことを書かなきゃ」
「せっかく続けてきたんだから、もっといい記事にしなきゃ」
noteを続けていると、ときどきそんな気持ちになります。
私も何度もありました。
でも最近、ふと思うようになりました。
完璧な記事を書くことよりも、続けてきたことのほうが、
ずっと大切だったのかもしれない。
今日は、そんなことを書いてみたいと思います。
そして最初に、ひとつお伝えしておきたいことがあります。
64歳から始めた、この「64歳からのAI挑戦」シリーズ。
第2章も、今回で29回目になりました。
ここで、この連載をいったん一区切りにしようと思います。
終わるというより、
次の挑戦へ進むための一区切りです。
●最初から、こんなに続けるつもりではありませんでした
64歳になってAIに興味を持ち、
「自分にも使えるのかな」
そんなところから始まりました。
ChatGPTを開いても、
何を聞けばいいのか分からない。
変なところを触ったらどうしよう。
お金がかかったらどうしよう。
AIなんて若い人が使うものじゃないのか。
そんな不安もありました。
それでも、
一つ質問してみる。
分からなければ、また聞いてみる。
noteに書いてみる。
読んでくださった方のスキやコメントに励まされて、
また書いてみる。
本当に、その繰り返しでした。
振り返ってみれば、
何か特別なことをしたわけではありません。
ただ、小さな一歩をやめなかった。
それだけだったような気がします。
●完璧を目指すと、なぜか手が止まる
これはAIだけではありません。
noteも同じでした。
「せっかく書くなら、ちゃんとした文章を書きたい」
そう思えば思うほど、
不思議なくらい手が止まります。
タイトルが決まらない。
文章がまとまらない。
他の人の記事を読んで、
「自分の記事なんて……」
と思ってしまう。
そんなこともありました。
でも、あるときから、
少し考え方が変わりました。
完璧じゃなくてもいいから、今の自分に書けることを書こう。
そう思うようになったんです。
100点の記事を一つ書いて終わるより、
60点でも70点でも、
そのとき感じたことを残していく。
間違っていたら、次に直せばいい。
分からなければ、AIに相談すればいい。
そう考えると、
ずいぶん気持ちが楽になりました。
●続けたからこそ、見えてきたものがありました
このシリーズを書き始めたころ、
私にとってAIは、
「新しい便利な道具」
という存在だったと思います。
でも、今は少し違います。
AIと話しているうちに、
自分がこれまで経験してきたことを思い出すようになりました。
半導体の仕事をしていたころのこと。
自営業を続けたこと。
うまくいかなかったこと。
廃業したこと。
営業やマーケティングを経験したこと。
そして、定年を迎え、
これからどう生きていこうかと考えたこと。
若いころなら、
「失敗だった」
「もう終わったことだ」
と思っていた経験もあります。
でも65歳になった今、
少し違って見えるようになりました。
その経験は、
これから誰かに伝えられるものになるかもしれない。
そう思えるようになったんです。
●AIを学んでいたつもりが、自分自身を見つめていました
これは、この連載を続けてきて感じた一番大きなことかもしれません。
AIについて書いていたはずなのに、
気がつけば私は、
「これからどう生きたいのか」
「自分には何が残っているのか」
「これまでの経験を、どう生かせるのか」
そんなことばかり考えるようになっていました。
AIは答えをくれる道具というより、
自分の中にあるものを引き出してくれる相棒
だったのかもしれません。
そしてnoteは、
その考えを言葉にして、
誰かとつながる場所になりました。
だから今では、
AIを使えるようになることそのものが、
私の目的ではなくなっています。
AIを使いながら、
自分の経験を言葉にする。
誰かに届ける。
新しい人とつながる。
そして、
人生後半を、もう一度動かしてみる。
それが、今の私の挑戦です。
●65歳になっても、まだ分からないことばかりです
もちろん、
この先どうなるのかなんて分かりません。
有料記事にも挑戦したい。
もっと多くのシニアの方にAIを使ってもらいたい。
noteだけでなく、
YouTubeや音声でも発信してみたい。
そして、自分の経験が誰かの役に立つような形にもしていきたい。
やってみたいことは、たくさんあります。
その一方で、
「本当にうまくいくのかな」
と思う自分もいます。
でも、それでいいと思うようになりました。
最初から未来が分かっていたら、
それは「挑戦」ではありませんよね。
分からないから面白い。
失敗するかもしれないから、
一歩進んだときに嬉しい。
65歳になった今も、
私はまだそんなふうに思っています。
●だから、このシリーズをここで一区切りにします
「64歳からのAI挑戦」は、
私がAIと出会い、
戸惑い、
少しずつ使えるようになり、
noteで発信しながら、
人生後半の可能性を探してきた記録でした。
ここまで読んでくださった皆さん。
スキを押してくださった皆さん。
コメントをくださった皆さん。
本当にありがとうございます。
皆さんの反応がなければ、
ここまで続かなかったと思います。
そして、ここまで続けてきたからこそ、
次に書きたいことも見えてきました。
それは、
AIの使い方だけではありません。
定年。
仕事。
お金。
家族。
人とのつながり。
老い。
失敗。
孤独。
そして、
それでも人はなぜ、
「もう一度やってみたい」と思うのか。
65年生きてきた今だからこそ、
考えてみたいことがたくさんあります。
これからは、
AIというテーマからもう少し視野を広げて、
人生後半を生きる私たち自身のこと
についても書いていきたいと思っています。
●そして、AIについては「もっと具体的に」書いていきます
もう一つ、これからやりたいことがあります。
この連載では、
AIを怖がらなくていいこと。
まずは話しかけてみること。
自分の経験をAIと一緒に言葉にすること。
そんなことを書いてきました。
ただ、
「実際にChatGPTを始めるには、どうすればいいの?」
「どこを押せばいいの?」
「どんな質問をすればいいの?」
という方も、まだたくさんいると思います。
そこでこれからは、
そうした方が実際に一歩を踏み出せる、もっと具体的な内容もまとめていきたいと思っています。
読むだけで終わるのではなく、
「自分でもできた」
と思ってもらえるものにしたい。
今、その準備を少しずつ進めています。
●最後に。完璧じゃなくていい
もし今、
「何か始めたいけれど、もうこの年齢だしな」
「自分には特別なものなんてない」
「ちゃんとできるようになってから始めよう」
そんなふうに思っている方がいたら、
このシリーズの最後に、
ひとつだけお伝えしたいことがあります。
完璧になってから始めなくていい。
私自身、
64歳でAIを始めたとき、
何も分かっていませんでした。
今だって、
分からないことだらけです。
それでも、
一つ聞いてみた。
一つ書いてみた。
一つ投稿してみた。
その小さな積み重ねが、
気がつけば、
私の人生後半を少しずつ動かしてくれました。
だから、
大きな一歩じゃなくていいと思うんです。
うまくできなくてもいい。
途中で立ち止まってもいい。
また始めればいい。
人生後半は、
もう完成させるための時間ではなく、
まだ知らない自分に出会うための時間
なのかもしれません。
私も、まだ挑戦の途中です。
これからも一緒に、
小さな一歩を重ねていけたら嬉しいです。
シニアよ、AIで大志を抱け。
64歳から始めたAIへの挑戦。
65歳になった今、
私は次の扉を開けてみようと思います。
ここまで読んでくださって、
本当にありがとうございました。
そして――
これからも、よろしくお願いします。
これまで、この【64歳からのAI挑戦】シリーズでは、
64歳の私がAIに戸惑いながらも、少しずつ使い方を覚え、
人生後半の可能性を探している過程を書いてきました。
よろしければ、前回の記事も読んでみてください。
前回の記事
●次回予告
次回は特別編として、
「これまでの挑戦で見えてきた、人生後半の発信をどう続け、どう育てていくか」
について書いてみたいと思います。
このシリーズを続けた先に何が見えてきたのか。
そして、これから私は何を書き、何に挑戦していきたいのか。
少し立ち止まって、
今の気持ちをお話ししてみます。
新しい一歩の始まりとして、
また読んでいただけたら嬉しいです。
もしこの記事に少しでも共感していただけたら、
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