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石䞖界石拟いの぀ぶやき。第䞀回なぜ石を拟うのか

    石の人。
    石を拟い䞊べる人。海で石拟い、時には川で石拟い。石を求めお旅に出る。拟った石を眺めおいるずあの光が蘇る。音が聞こえる。䞍思議ず癒しず孀独が織りなす石拟いの思い出。
    

    誰もが日々の生掻で目にしおいる「石」。どこにでもあるものず思われがちな石に特別な䟡倀芳を芋出しお、石の人がその魅力を語る。
    


    私が海蟺で石拟いをしおいるず蚀うず、皆戞惑うばかり。この人 䜕蚀っおるのずいった感じで。話が進み倧䜓理解したあずは質問の嵐。なぜ石拟いをするのか、その石を䞀䜓どうするんだず、もう止たらない。
    そんな問いに察しお、自分なりの答えを出しおおこうず思う。この蚘事を読んだうちの䞀人でも、石拟いっお、なんかいい。ず思っおもらえたら本望。なぜなら私は石拟いを本圓に玠晎らしい、究極の掻動だず思っおいるからだ。

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    矎しい石 

    なぜ石を拟うのか

    玠朎な疑問。正盎なずころ、自分でもよくわからない。子䟛の頃に川や海で石を拟った芚えはないだろうか。「なんか拟いたい」「なんか集めたい」その延長にあるず思っおいいのかもしれない。山に登りたい、絵を描きたい、ずなんら倉わりない初期衝動。ただ倧人になったあずにその衝動が起きる確率が圧倒的に少ないため、なぜ石を拟うのか䞍思議に思えるのだろう。

    石拟いの䜕がいいのか

    石拟いの䜕がいいのか、ず聞かれるず、「それっおただの石ころでしょう。」に聞こえおしたう。そうだ、ただの石だ。私が拟っおいるのは無䟡倀なただの石だ。垌少䟡倀のある宝石でもなければ䜕かに䜿える石材でもない。

    これの䞀䜓䜕がいいのか、たたなかなか難しい問いである。䜓を動かしたい、たたはストレス発散、癒し、自然ず觊れ合いたい、など圓たり障りのないこずは蚀える。だが、石を拟うずいう行為にはそれ以倖のもっず重芁な「䜕か」がある。

    私は基本海で石を拟うのだが、波の音を聞きながら、無心で石を眺め、なぜか気になる石を手に取るこの䞀連の動䜜には䜕か瞑想に近い心地よさがある。普段瞑想をやっおいるわけではないが

    それから石を拟い䞊べる時、そこにはその人の趣味趣向、矎意識、想像力が垣間芋えお、䜕か創䜜をせずずもその人の個性が石に珟れるこずがずおも面癜いず思えるのだ。

    石拟いのきっかけ

    子䟛の頃から石を拟うのが奜きで、家族で海氎济や川遊びに行くず石を拟っおいた。雚の日には公園や小孊校のグラりンドに萜ちおいる石ころも氎に濡れおなんだか綺麗に芋えた。家に持ち垰るず也いお普通の石になっおしたいがっかりしたこずが䜕床もある。だが私は成長ずずもに石の心を忘れおいき、ゲヌムや音楜、挫画やアニメ、映画などの嚯楜にずっお代わっおいった。

    それから成人しおさらに十数幎、ある日突然、私が勀める䌚瀟の同僚がなぜか石をオフィスに持ち蟌んだのだ。なんだその怪しい䌚瀟はず思うかもしれないが、広告業のグラフィックデザむナヌなので私も圌も他の瀟員も少々おかしい。誰も驚くこずなくむしろ石の矎しさず䞍思議さに魅了された。その䞭でもずくに衝撃を受けおしたったのが私だ。気が付けばその週の土曜日、初めおの石旅行に出掛けおいた。

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    初めお拟った石

    石に぀いお詳しいのか

    頻繁に石拟いに行くので、石を拟える海岞に぀いおは倚少詳しいが、石鉱物に぀いおの知識はほがない。党くわからない。

    そしお私は石拟いにおいお地質や成分などを重芁芖しおいない。ただしこれは私個人の話であっお、石の人々の䞭には石の成り立ちに興味がある方もいる。私も興味がないわけではないので少し勉匷しようかなず思ったりしおいるが思っおいるだけだ。

    他の石の趣味ずの違い

    䞖の䞭にはいく぀も石の趣味がある。氎石、鉱物収集、スピリチュアル。ただの石ころ拟いはどれずも違うが共通点もある。

    たずは耳銎染みのない氎石ず呌ばれるもの。宀内で石を鑑賞する日本の文化、趣味だ。䞻に川で拟った自然石を、その圢にあわせお䜜った台座に乗せる。氎盀に砂を敷き石を配眮するこずもある。ひょっずしたら、旅通の入口や、床の間、芪戚やご近所のおじいさん、おばあさんの家の庭先で芋かけたこずがあるかもしれない。しかし倚くの方がスルヌしおきただろう。私の堎合は昔、近所に氎石を庭に䞊べお毎日氎やりをしお暮らすおじいさんの存圚を知っおいお、石に興味があった子䟛の頃はよく眺めおいた。蚘憶が曖昧だが、庭の䞭に入れおもらったこずが䞀床だけあったような気もする。その石の圢はさたざたで、基本は遠山や滝などの山氎颚景を衚し、ほかには家や仏像、抜象たでさたざたな芋立おがある。

    この名前すら䞖に知れ枡っおいない氎石、実は昭和幎頃に䞀床石ブヌムが湧き起こったそう。信じられるだろうか。石のブヌム。

    日本氎石協䌚の歎代䌚長は明治神宮の宮叞が着任し、第䞀回の展芧䌚は䞉越で開催されおおり、さらには氎石の歎史は宀町䞭期の流行にずもなっお始たったず䌝えられ、名石ずしおは埌醍醐倩皇愛石銘「倢の浮橋」が有名らしい。ずんでもない䞖界に足を螏み入れおいる気がする ず思ったが、昔から人は石を色々なものに芋立お、情景を思い浮かべ、玔粋に楜しんでいたのだ。ちなみに私は氎石の䞖界には手を出しおいない。

    次に鉱物収集。これはなんずなく想像が぀くだろう。アメゞストや翡翠など垌少性のある鉱物を集める趣味。基本はミネラルショヌなどで売買するものだず認識しおいる。ただの石拟いに近い趣味だ。すべおの趣味を料理で䟋えるなら豚汁ず味噌汁くらい近い。だが鉱物収集は、皀少性の高さず売買される点が倧きく異なる。

    最埌にスピリチュアル系のものに぀いおは正盎あたりわからない。さたざたな鉱物がカットされたり研磚されるこずも倚く、それを身に぀けたり食ったりするのだず思うが、ただの石拟いは石を加工しない。川の流れや海の波など自然の研磚にゆだね、ありのたたを楜しむ。

    ただの石ころは、様々な物質が混ざりあっおできた、カオスな存圚であり、垌少性、茝き、透明床においおもさほど重芁芖はしない。䞀郚する

    自然の䜜り出す䞍思議な造圢ず、色や暡様を楜しむ。氎石のように芋立おたり、鉱物のように矎しいものを求めたりもする。拟っおいる時の軜い瞑想状態はひょっずするずスピリチュアルにも通ずる、最もプリミティブな掻動、それが石拟いなのかもしれない。ただ石を拟っおいるだけなのだから圓たり前なのだが。

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    氎石のむメヌゞ

    なぜ海の石なのか

    私は基本海で石を拟う。海のほうが色圢、觊り心地のいい石が倚いからだ。川、特に䞊流では、石が自然に削られる前のご぀ご぀した状態で、䞭流から䞋流にかけおもただザラ぀きがある。川の氎流で石が皋よく削られお、やがお海ぞ流れ぀き、さらに荒波によっお石が掗われ、擊れ、自然に研磚されるこずによっお、石がさらさら、すべすべ、぀る぀るになっおいく。必ず、すべすべ぀る぀るでないずいけないわけではないが、基本はきめ现かい衚面で、觊り心地がいいものが奜たしい。あえおご぀ご぀角匵った石を遞ぶ堎合もあるが、それはかなり皀で、気の迷いか、あるいはずおもいい芋立おができたか、その海岞を代衚する特城的な石なので蚘念に持ち垰るかのいずれかだ。

    ここで偶然出た「蚘念に持ち垰る」ずいう考えだが、ずおも匷くおすすめする。この蚘事を読み、いやいや拟いたせんよ。ず思ったあなた。海に行くこずがあれば、たたは旅行の際、海が近くにあれば行っお、隙されたず思っお䞀぀お気に入りの石を芋぀けおほしい。家に持ち垰るか、写真に収め、数日埌、ふずその石を目にした時に思い出すだろう。あの矎しい海を、自然を、町を、旅のすべおを。

    そう、海の石ころは、唯䞀無二の旅のお土産であり、超匷力な思い出埩元装眮なのだ。そしお硬床の高い石ころは、あなたが寿呜を迎えた埌も、ほが圢をそのたたに、残り続けるだろう。

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    石の海

    これであなたも「石」を認識した

    子䟛の頃に䞀床は拟ったこずのある石。倧人になるず、ほずんどの人が石を拟わない。子䟛の頃は䜕もかもが新鮮で、動物、怍物、石にも興味があったはずだ。だが成長ずずもに「䟡倀」ずいう抂念が刷り蟌たれおいく。必芁・䞍芁に分けられおいく。石材ずしおは目にするものの、その蟺に転がる石ころ自䜓は無䟡倀で、あっおもなくおもいい存圚になる。そしお興味がないどころか䞀個の物質ずしお認識されず、砂やコンクリヌトなどず同じく地面の䞀郚ずなる。

    だが石は確実にここに圚る。䜕億幎も前から。石は矎しい。矎しすぎる。そしおそれに気づいおしたうずもう埌戻りはできない。䞍思議でどこたでも奥深く、それでいお氎や空気のように圓たり前にある、石の虜になっおしたうのだ。

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    石は矎しい


    ※この蚘事は5PM Journalで公開されたものです。2025幎1月31日にサヌビスが終了したため、noteずishinohito.comで公開したす。
    こちらのサむトでも公開されおいたす。偏愛をテヌマにしおいたす。実に興味深い。https://pintotimes.jp/

    石スタンプ 「いしのこえ」 ができたした。
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    石の人
    https://ishinohito.com/
    →石の人による、写真䜜品。
    →石の集 
    →いたたでに拟ったいろいろな石

    石の人の石の本。「海蟺の石」。
    石ず石拟いぞの思いが詰たった䞀冊です。
    →「海蟺の石」

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