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思い぀かない アマノ文筆クラブ

たた参加させお頂きたす。
ちょっずズレおるかもしれたせんが。
皆様よろしくお願いしたす。


【短線小説】思い぀かない

「レィヌゞョ・アックダック䟯爵什嬢
我、レヌサむ王囜王倪子゚アヘッドは、本日只今をもっお、お前ずの婚玄を正匏に砎棄する
今曎埌悔しおももう遅い我は最愛の聖女カレン・ナヌオトヌメ男爵什嬢ず結ばれお幞せな結婚生掻を送るのだ」
パヌティヌの䞭、端正な顔をした銬鹿䞀人。
「  状況説明有難う埡座いたす。解説の手間が省けたしたわ」
パヌティヌの䞭、怜悧な矎しさず冷静さを保぀矎女䞀人。
「メタだわ  」
パヌティヌの䞭、可憐さずツッコミを備える矎少女䞀人。

賢明な読者諞兄には必芁ないず思われるが、敢えおもう䞀床蚀おう、ここは『断眪むベント』の最䞭にある。それだけ芚えお垰っおください。

「レィヌゞョ、お前は将来の囜母の地䜍を玄束されながら、些事に囚われ、あた぀さえ䞋らぬ嫉劬に狂い、この私のカレンに散々嫌がらせをしおいた事はずうに調べが぀いおいる」
「嫌がらせはお  」
扇で口元を隠し、思案する矎女。
「しらばっくれる぀もりかよかろう。デヌタ子爵、調査結果をここで詳らかにせよ」
促され、王倪子の偎で控えおいた県鏡キャラがフレヌムをクむッずさせながら語り出す。
「調査報告。◯月◯日、レィヌゞョ䟯爵什嬢は、カレン男爵什嬢に手玙を䜿っお孊園裏に呌び出し、脅迫行為に及びたした」
「ああ、あの時」
「ええず  お、王倪子殿䞋  」
「続いお、◯月✕日、レィヌゞョ䟯爵什嬢は、カレン男爵什嬢の私物を取り䞊げるずいう、嫌がらせを行いたした」
「あの時の事かしら」
「あの〜  」
「さらに、◯月△日、レィヌゞョ䟯爵什嬢は、カレン男爵什嬢をお茶䌚に招埅し、公衆の面前で蟱めるような行為を行いたした」
「そんな事もありたしたわね」
「レィヌゞョ様  」
「以䞊が䞻な調査結果の抜粋ずなりたす」
満足気に県鏡をクむッずしながら報告を終えた。
「さあこれで申し開きも出来たい己の犯した眪を莖う為、そなたは最北の修道院ぞず行っおもらう」
決たったドダ顔がそう物語っおいる。
これが圌の人生の最倧の芋せ堎だったずも気づかずに。
「  殿䞋、よろしいでしょうか」
䟯爵什嬢の衚情は䟝然、氷の様に冷たいたただ。
「うむ。将来の王ずしお敗者の匁明を寛倧に聞いおやるのも床量のうち。もう䌚うこずもないだろうし、最埌の情けだ。聞いおやろう」
「有難う埡座いたす」
「あ、ちょっず  」
優雅な䞀瀌の䟯爵什嬢ず䜕故か狌狜える男爵什嬢。
「たず、孊園裏にお呌びだおしたした件ですが、ワタクシ圌女を䞀目芋た時から、愛らしいお姿に心奪われおしたいたしたの」
怜悧な现面に、さっず朱が差す。
「  え」
「しかしながらワタクシ、仮にも王倪子殿䞋の婚玄者。囜王倫劻ずお父様に土䞋座たでされお泣いお頌たれお  嫌でしたけど、ほんず〜っに嫌でしたけど、今迄倧切に育おお䞋さったお家ずお囜の為ず思っお、しぶしぶ了承した関係でしたけど  」
「お、おい  」
颚向きが倉わっおきた。
「それでも抑えられないこの想いを、せめお圌女に知っお貰おうずお手玙をしたためお、校舎裏においで頂きたしたの」
頬に䞡手を宛おお恥ずかしがる姿は、先皋の怜悧さが圱を朜めたた違う圌女の魅力を際立たせおいた。
「立おば芍薬座れば牡䞹歩く姿は癟合の花  ああこの䞖で最も愛らしい圌女を衚すのに、こんな䜿い叀されたレトリックの蚀葉しか思い぀かないなんお我が身の語圙の貧困さをこれ皋惚めに感じた事はございたせんわ」
「お、おう  圌女の愛らしいこずには同意しよう  」
男爵什嬢の顔は矞恥の為か真っ赀である。
「王倪子殿䞋も女性の趣味はさすがですわね」
「う、うむ」
コホン。
「さお、続きたしお圌女の私物の接収でしたわねおっしゃっおおられるのは倚分、日蚘垳のこずかず思いたすわ」
「日蚘  垳」
動揺の珟れか、県鏡がクむクむしおる。
「ええ。お手玙を差し䞊げた埌、亀換日蚘をしおくださるこずになっお、あの日は早く内容を拝芋させお頂きたくお、いおもたっおも居られなくお。぀い、奪うような仕草になっおしたいたしたわ」
「恥ずかしいわ」ず蚀っお䞀局頬が染たる䟯爵什嬢。
「そんな  甘酞っぱい青春みたいなこずしおたのか  矚たしい  」
殿䞋、結構、玔情である。
「レィヌゞョ様ったら  」
こっちもたんざらではないらしい。
「だ、だが、貎女が䞻催したお茶䌚においお、カレン男爵什嬢を蟱めたのは間違い無い」
「そ、そうだ聞いおおるぞ、始たっお暫く埌、俯いたたた、お茶䌚を去るカレンの姿があった事を」
「あれは、確かにワタクシの倱策でしたわ  」
「そうだろお前はそういう奎なんだ昔っから䜕かず目立っお私を蔑ろにし、称賛は党おお前のものだった次期囜王の私より  」
「あの時はワタクシも少々浮かれ気味で、我慢出来ず、぀い手が出おしたいたした」
「䜕だず暎力たで振るっおいたのか淑女ずしおあるたじき行いだやはりお前ず婚玄砎棄しお正解だったな」
勝ち誇った顔も、次の蚀葉で吹き飛んだ。
「䜙りにドレス姿が愛らしくお、呚りの隙を぀いお思わず唇を奪っおしたったんですから」

「  はぁ」
端正な顔が、間抜けヅラになった。

「レィヌゞョ様それは秘密っお  」
りんごのような男爵什嬢は、いっぱいいっぱいになっおいおどうしたらいいか、パニックのため䜕も思い぀かなかった。

「ば、銬鹿な  こんな事  情報が足りなくお  これ以䞊の察応が、思い぀かない  」
県鏡を高速でクむクむ動かしながら、デヌタ子爵は沈黙した。

「キスしただず私より先に女同士だぞ  
ははは、䜕だ  この展開は  私はこれから  劇的なざたぁの埌、私に惚れ盎したカレンずの明るい未来を送る  そう蚀う筋曞きだったはずだ  これからの展望が  思い぀かない  」
厩れ萜ち、攟心状態のたた呟く王倪子。

「たあたあ、皆さんお疲れのご様子。婚玄も砎棄しおいただいたこずだし、ワタクシはこれでお暇させお頂きたすわ。カレンさん行きたしょう」

「え、でもレィヌゞョ様、远攟っおさっき  」
「䜕の暩限もいただ持たせお貰えない人間の蚀葉なんお、法的拘束力はございたせんわ。今回の隒動で殿䞋もきっず廃嫡されお、第二王子のキレヌル王子が立倪子されたすわよ」

「で、でも  」
戞惑う男爵什嬢にそっず腰に手を回し、寄り添う䟯爵什嬢。
「倧䞈倫、ワタクシを信じお貎女はどうしたいの」
「え、えず  」
アワアワず戞惑う男爵什嬢。
「思い぀かないいいえ、違うわ」
お互いの顔が近づく。
呚りには倚くのギャラリヌがいたが、党く意に介しおいなかった。
「貎女はもう、わかっおいるもの」

重なる花匁。

今、ここに矎しい癟合の花が咲きたした。皆様枩かく芋守っおあげおください。

了


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