
第60回 3つのお題に空想のひらめきを(昭和ノスタルジー)/【140字小説】ひきょう
片桐 みかん 様、いつもお題をご提供頂き有難う御座います。
また、60回目、おめでとうございます。
前回をお読み頂いた方、「スキ」で応援下さった方々、有難うございました。
140字小説になります。
お楽しみいただけましたら幸いです。
🍊第60回 3つのお題(昭和ノスタルジー)
🎈お題①:「君がいた帰り道」
🐾お題②:「青い春の忘れもの」
⏳お題③:「言えなかった「好き」
※画像をお借りしました。
蜩の
声を背にした
帰り道
ラムネ片手に
貴女の隣
揺れる髪
綻ぶ笑顔
慈しみ
訝しむ君
気をそらしつつ
とめどなき
言葉を重ね
距離縮む
酸いも甘いも
綯交ぜにして
ゆうやけが
告げる別れの
分岐点
黒髪見つめ
後髪引く
挨拶を
遮り奪った
唇に
音乗らぬ間に
駆け出して去る
君の今
聞いてあの日が
浮き上る
陽炎囚われ
唇苦し