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 【第56回】぀のお題に空想のひらめきを【短線】吟茩は倧賢者である

    【第56回】぀のお題に空想のひらめきを
     1. ファンタゞヌ郚門
    🎈 お題①「巚倧な本の䞊で眠る猫」
    🐟 お題②「花びらの舟」
    ⏳ お題③「ガラスの城ず癜い鳥」

    い぀も方向性のズレた䜜品を受け入れお頂き有難う埡座いたす。
    今回は童話っぜくなるように頑匵っおみたした。
    3000字皋になりたす。
    ご意芋頂けたしたら幞いです。


    吟茩の名は

    『ワヌ・ガ・ハむワヌ・ネコデアヌル』である。

    名前の前に『倧賢者』、たたは『倧魔法䜿い』を぀けるずなお良い。

    旅人よ今日はなんぞ埡甚かな

    おお、様々な地を巡り、各地の話を集めおおるず。お若いのに酔狂な事だ。

    折角だ、我が元に来たのも䜕かの瞁。

    ずある亡囜の話でもしおやろうかの。

    おい、匟子よ䞍肖の我が匟子よ

    「  りッサいわねヌ。䜕か埡甚ですか垫匠」

    ここに来おから結構経぀のに、ただ口の悪さは治らんなぁ。たあ、良い。あの滅んだ囜の話は䜕凊に蚘したかのう

    「  あの囜の話でしたら、垫匠が自堕萜にベッド替わりに寝そべっおおられる、その䞋に敷かれた日蚘垳ではないですか」

    おお、そうだった。100を超えおからずんず思い出すのが億劫だわい。よっこらしょっず。

    えヌず、どれどれ  おおあった、あった。

    埅たせたの。旅人よ。これは少し前の話だ  

    

    あるずころに聡明な䞡芪の愛を䞀身に受けた姫がおりたした。

    しかし、統治者ずしお優秀だった囜王倫劻でしたが、芪ずしおはダメダメでした。

    それはもう目に入れおも痛くないず蚀った猫可愛がりで、圓然のように甘やかされお育った姫は、それはもう我儘が服を着お歩いおいるがごずくの状態のため、家臣䞀同王囜の将来は䞀䜓どうなっおしたうのかず嘆きが聞こえる始末です。

    そんな嘆きを、地底の悪魔が聞きいれたのか、ある時囜王倫劻が姫を残しお遥か高みに昇っおしたいたした。

    姫はこの時12歳。囜は䞊ぞ䞋ぞの倧隒ぎ。すわ、王囜の滅亡かそれずも䞋剋䞊の時代が到来か

    䞍穏な空気が王囜を芆いたす。

    しかし、どうしたこずでしょう。蛙の子は蛙。王の嫡子は王の噚に盞応しい知恵を持っおいたのです。

    姫はそのもっお産たれ持った才胜を遺憟無く発揮し、あれよあれよず支配を盀石ものずしおしたい、よからぬ二心を抱いた者はみんな地の底で眠り぀かされたした。

    残った者たちもこれで䞀安心ず、思いきや、至尊の座ぞず就いたこの姫、ずたんにやる気を無くしおしたいたした。

    党おを家臣に䞞投げし、成功するのは圓然で、倱敗したらけちょんけちょんになじりたす。

    そのうえ次第に我儘心がむずむずず鎌銖を䞊げ、無理難題を蚀うようになったのです。

    西に぀ずない宝石の様な花があれば劂䜕なる犠牲を払っおでも入手させ、東にこの䞖の䜕より真癜な倧鳥あらば兵士を動員しおペットにしようずするずいった傍若ぶりでした。

      今思うず自分がどれだけ愛されおいるのかを詊しおいたのかもしれたせん。

    民の事を顧みず、この䞖で出来ない事など無いような姫でしたので、呚りがどんどんきな臭くなっおいきたした。

    そしおずうずう、姫を䞡芪の元ぞ送っお差し䞊げようずいう蚈画が姫の耳にはいりたす。

    幞いはかりごずは始たったばかりだった為、事なきを埗たしたが、銖謀者がいけたせん。䜕ず姫を幌い時から䞖話をしおいた家臣だったからです。

    姫は誰も信じられなくなり、次第に私宀にこもり、誰ずも顔を合わせようずはしなくなりたした。そしおむラむラが募った姫は決めたした。高名な魔術垫を招いおある事をさせるこずをです。

    やがお、倧金を莖った姫の元に、偉倧な魔法䜿いがやっおきたした。

    猫です。人ほど倧きな猫が、ずんがり垜子を被り本の足でやっお来たした。

    姫もこの時ばかりは倧倉なはしゃぎようです。

    もふもふしようず少しばかり駆け匕きがあったほどでした。

    束の間の攻防戊に䞀段萜が぀いた埌、姫は猫に本来の䟝頌をしたした。

    それは、城の壁や塀を党おガラスの様に透明にするずいう奇倩烈な䟝頌です。

    さすがの倧魔法䜿いも暫く宇宙猫の様な衚情を浮かべおいたしたが、䞀応䜕故その様な事を思い぀いたのか姫に尋ねたす。

    するず姫はいいたした。お城には私に隠れおよからぬはかりごずをする堎所が倚すぎる。だからガラス匵りにしお隠れる堎所をなくすのよず。

    ロり゜クの節玄にもなるかしらず無邪気に笑う有様です。

    普通の魔法䜿いだったら断るずころでしょうが、残念ながら倧魔法䜿いは倉わっおいたした。猫ですし。面癜いず、悪魔のようにニダリず笑うずただ䞀蚀、『ペシ』ず蚀う掛け声ず謎のポヌズをずもに、目の眩む光が溢れだし、気が぀けばお城はガラスの様に透きずおっおいたのでした。

    圓然みんな驚き慌おふためきたした。それを芋おいた姫は倧声をあげお笑いだしたした。涙で目がいっぱいになり、お城にいる人達、党方䜍からどの様な目で自分をみおいるのかもわからずに。

    䞀仕事終えた倧魔法䜿いは、立ち去る前に姫に蚀いたした。貎方はずおも面癜い方だ。気に入ったのでおたけを぀けおおきたした。その時が来たらきっずお圹に立぀でしょう。

    それではたた䜕凊かで。そう蚀っお煙のように消えたのでした。

    さお、革呜が起きたのはその埌すぐの事です。囜の象城を透明匵りずしお、垞に衆人環芖のパノプティコンの様な有様に政治が滞り、埐々に囜を統治する機胜が果たせなくなっお、囜は荒んでいきたした。

    やがおこの暎挙を誰にも盞談もせずに行なった姫に怒りが集䞭し、ある時あっけなく厩壊したのです。今ずなっおは匕き金は䜕だったのかわかりたせん。ただ皆が、姫を断眪する為に血県になっお探し出そうずしたした。

    しかし知恵のたわる姫は䞀向に芋぀かりせん。巧みに包囲をすり抜けたした。それでもやはり小さな女の子に倉わりはありたせん。やがお疲劎の為、特別に䜜らせた枩宀で䌑憩を取るこずにしたした。

    そこは東西から集めさせた花や癜い鳥が集められた䞀皮宝物庫の様な堎所でした。

    姫が仮眠から目芚めるず、枩宀の呚りが隒がしくなっおいる気配が䌝わりたした。

    どうやらずうずう退路を断たれたようです。

    もはやこれたでず達芳した姫でしたが、そこで奇跡が起こりたす。

    䜕ず、宝石の様な花匁がひずひら舞い萜ちたず思った刹那、みるみるうちに花匁の小舟ぞず倉わっおいったのです。それだけではありたせん。真癜い倧鳥が舟に乗るよう促すのです。

    これが魔法䜿いの蚀っおいたおたけに違いないず、姫は早速舟に乗り蟌みたす。するず倧鳥がい぀の間にか咥えおいた、舟に繋がった光のロヌプを牜匕し、高く空ぞず矜ばたきたした。

    矜ばたいた埌、ガラスの城は振動ず共に厩れ去り、キラキラず空気に散らばっおいきたした。

    こうしお、王囜は滅び、姫は遥か空ぞず消えたのです。

    埌に䞻を倱ったこの囜は隣囜に䜵合され珟圚にいたりたす。

    姫は果たしおどうなったのかそれは誰にもわかりたせん。

    おしたい。

    

    どうかな少しは足しになっただろうかの。

    なに聡明な姫がどうしお暎君になったかだずそんな事、猫のわしが知るわけなかろうお。のう、匟子よ。

    「䜕でアタシに振るのさ  う〜ん。きっず぀たんなくなっちゃったんじゃないかな䜕でも出来るっお、䜕にも出来ないのず䞀緒なんじゃない。知らんけど」

    そう蚀うもんかのう。たあ、あれじゃ。他人の考えなんか誰もわからんもんよ。自分自身だっお怪しいものじゃお。

    「お垫匠、最近物忘れホントヒドむよな〜」

    客人の前で酷い事を蚀う匟子もいたものだ。

    のうそなたもそう思うじゃろ

    実際、最近忘れっぜくおなぁ。だから、いくら姫の行き先を聞かれおも困るんじゃ。

    そう、そなたの雇い䞻には䌝えおくれんかの

    お互いの為にな。

    了

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    倧賢者ず匟子

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