🪞*わたしを壊したあとで* 第4話:フィフティ・フィフティの視点から見た精神疾患と社会
第4話:フィフティ・フィフティの視点から見た精神疾患と社会
──わたしを壊したあとで
私、昔から思ってたんよ。なんで精神障害ってだけで、「かわいそう」か「怠けてる」かの二択なん?しかも、声がデカいのはどっちかっていうと「支援されてるのに被害者面してる人たち」やってこと、あるやん。
でも、ちゃうねん。
● 現実はフラットな関係じゃない。
「弱者なんだから、社会が救わないといけない」って意見と、「自分で勝手に壊れて、社会のせいにするなよ」って言い切り、
それぞれ極端の意見がSNSで振り回されてるのを見ると、ほんま、当事者はどないやねんって思ってまう。
ただ、わたしは思うんよ。
「ほんとの意味で『自分のせい』と『社会のせい』を両方見る視点を持ってる人って少ないよね」って。
● 我が身を使ったフィフティ・フィフティ
そもそも社会の構造がガバガバ。
これ、よく言われることやけど、「がんばればなんとかなる」って考えは、わりかし違う。
ただ、誰もがんばってへんわけではないねん。ただ、がんばるまえに「何を考えてどんな選択をしたか」というのが大事なんよね。
私自身で言うなら、Aちゃんと復縁してまもなく、給料直払いが需要になることがわかってたから、本来もうちょいと回復してから仕事すりゃよかったんよね。
でも、Aちゃんが「ささえるで」って言ってくれてたし、その言葉は信じたし、おかしくなかったねん。ただ、結果的に「うまく回らんかった」。
そのことは、フィフティやねん。自分の評価も社会の継続性も、両方で実装できるからこそ、合理的な選択ってできるんやろなって。
● そんな中で試してる人と、試しもせん人、混ざってるだけや
私はいろんな福祉の現場とか、ナマポ経験もあって思った。「どうにかしたい」って手を尽くしても無理やった人と、「最初から無理やって」って甘んじてる人たち、大雑把に大別するとこの2種類いるんよ。もちろんグラデーションなので大別するのもアレやけどもね?敢えての大別ね?
んで、後者がようけ目立つ。声が大きい。それ見た世間の人は「ああ、障害者ってあんなんなんやな」って思い込む。だから、実際に試し続けてる人たちは置いてけぼりにされる。
結果、支援も「重度の人優先」になるし、ある程度できる人には何も渡されん。やる気のあるグレーゾーン組が、一番無視されるゾーンやったりするんよな。
● 社協の「ないない」構文とナマポ逆流トラップ
ナマポ抜けた後とか、いろんな制度を使おうとしたら、「今お金がないんです」「在庫切れで…」「ちょっと時間かかりますね〜」って言われる。んで、最終的には「どなたかご家族やご友人に支払いしてもらえませんか?」とか。
いや、誰か頼れる人おったらナマポになってへんちゅうねん!
しかも、ナマポ中に「親に払ってもらったらええやん」って言われたときは、それ、収入認定されんらしくて「合法です」とか言われる。なにそれって、ほんま思ったわ。
● 支援が支援になってへん問題
正直に言うて、支援者の能力に左右されすぎ。デイケア行っても「レクリエーション()」ばっかりで、こっちは何の訓練にもならんし、むしろストレスたまる。
利用者間の人間関係、恋愛沙汰、トラブルの温床になってる場所も多い。私にとっては、自立支援医療(=医療費が安くなる制度)ぐらいしか役立たへんかった。他のは…ほんま、うんこやった。
● 加害性のない弱者?そんなもん、おらんで
これもちゃんと言いたい。「弱者だから被害者」っていう思い込み。ほんまにそうなん?
人間やからこそ、強かろうが弱かろうが、加害する側にも被害を受ける側にもなるんよ。
だから、「障害者やからこう」「健常者やからこう」そうやって括るの、もうやめた方がええ。
ただ、「おくすり無罪」という現実もあるので、弱者とされる障害者が加害しても、刑事罰を免れるのは事実として観測されているよね。
それを踏まえて、私がずっと感じてるのは、加害も被害も、フィフティ・フィフティ。「平等」と「公平」を履き違えたらあかんねん。
● それでも、弱者は助けられるべきなのか?
YES!!! 弱者は助けられるべきやとも思う。
ただし、弱者でも助けられる価値は積み上げないかん。その「弱者らしさ」を、あまりにも認めすぎると、「どなたかのために」のための福社・福祉が、ただの「そこにある価任関係」になってしまうよねん。
● 要するに、支援って“いらんもんを押し付ける”ことちゃうねん
支援って本来、「その人ができることを増やす」とか「ちょっとラクにする」とか、そういうもんやと思ってる。
たんじゅんに、足を捻挫して歩きづらい時に松葉杖が必要だから、買ってきたり、使い方を教えてくれたり、それでも歩行に不安があるなら付き添って支えること。シンプルなお話しなんよ。
でも実際には、使えへん制度や、知識の浅い支援者が足を引っ張ってたりもする。制度には必ず、厳密な適用条件等があり、1項目でも逸脱すると制度を利用出来ないのが現実問題として、日本人としてこの国に暮らす国民にとっての共通の困りごとのひとつだと思う。
だからこそ、支援のあり方そのものを、そろそろ考え直してもええ頃ちゃうかなって思う。
……私は、そう思うけど、あなたはどう思う?
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エッセイ中心でノンフィクションの創作を中心に書いていきたいと思います。
昭和58年生まれなので、時代的に古いかもしれませんがご興味あれば!
機能不全家庭・暴力被害・LGBT・恋愛・インターネット・いじめなどなどetc
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