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過去問解答例:昭和大学(医学部)(2010年度 一般 I 期)

    注意点

    ※あくまで解答例のみを掲載しており、著作権その他の事情により、問題そのものに関しては掲載しておりません。

    ①課題文や設問の解説、答案作成プロセスに関する解説、自身で作成した答案の添削などは、コタニをなんとか探し出して(笑)直接授業を受けてください。

    ②この答案をそのまま予備校などで提出しても、さらに添削される可能性があります。添削者の方針というのはさまざまに存在します。ここで掲載しているのは、僕自身が普段の講義やこの講座で解説している方針をもとに作成・監修している答案です。したがって無料で提供されている解答例の類よりも信頼性の高い答案だと考えています。しかし、だからといってこの答案例を絶対的な唯一の正解だと思わないようにしてくださいね。

    ③「この大学の解答例がほしい」というご希望に添えるかは難しいところです。僕自身の手元に過去問が存在すれば理論上可能です。しかし、僕自身の仕事のスケジュールに左右されるでしょう。また、過去問が公表されていない大学の場合、コタニが入手できない限りはかなり難しいと思ってください。

    分析

    • 「植物を学ぶと謙虚になるのか」という問いから始まる質疑応答に対してどのようなことを感じるか、という問題。質疑応答の解釈から展開して自身の感想に導く構成でよいだろう。

    • 小論文としての文体は維持しつつ、結論部分の文末表現について「感じる」を使用することで対処することになる。

    解答例

     植物は私たち人間よりも先行して存在した生物であり、私たち人間が生存するうえで必要な生物でもある。設問における質疑応答からは、植物に対する畏敬の念と、同時に人間による科学の限界を読み取ることができる。
     人間は長い年月をかけて科学を発展させてきた。その一方で、植物が行う光合成という基本的な生命活動を真に理解し再現することさえできていない。一枚の葉にすら勝てないというのは、自虐的な言い方ではないだろう。むしろ、植物の持つ生命力の偉大さと不思議さを謙虚に認めた上で、科学には未だ解き明かされていない領域が存在することを自覚した言葉であると考える。
     このように、植物を学ぶことで、私たち人間は存在の小ささを実感し、同時に科学の限界にも気づかざるをえない。しかし、そこから決して落胆するのではなく、かえって植物や生命に対する畏敬の念を抱くと共に、未知の領域を解明するために努力する姿勢を持つことが必要だろう。
     私が目指す医学の道においても、まだ解明されていない多くの疾患や機構が存在するはずである。このような未知の領域に対して解明していく努力を続けるうえで、人間の英知を過信することなく、謙虚さを持ち続けることが植物から学ぶ最大の教訓であろう。この質疑応答を通じて、未来の医師を目指す者として、常に謙虚さを持って医学や医療を学んでいく必要性を感じる。

     
     
     
    医系を含むいくつかの予備校で小論文・面接などを教えています。 このnoteでは医学部・歯学部過去問の解答例と分析を掲載し、設問分析から答案完成までの解答プロセスを可視化していきます。

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