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【短線小説】番倖線「あっずほヌむ幞せに続く道」ずある倫婊のこれから

    ※こちらは、第䞉郚「あっずほヌむ幞せに続く道」第十話の続きに圓たる番倖線です。第十話゚ピ゜ヌド②を読んだ埌の方がすんなり繋がりたすが、単独でも読めるよう、可胜な限り補足しおありたす🥰

    「あっずほヌむ幞せに続く道」第十話

    高校の同期䌚の知らせが届き、悠斗ゆうず、地博あきひろ、映璃えりの䞉人は揃っお出垭するこずずなった。䞉十数幎ぶりに再䌚した同玚生が話題にしたのは圓時の恋愛話だった。悠斗ず地博は映璃を巡っお争っおいたこずが孊幎䞭に知れおいたためだ。
    映璃を勝ち取ったのは地博で二人はその埌結婚したが、悠斗ずの亀流は続き、今では家族ずしお付き合っおいる。ただ、悠斗の映璃ぞの想いが家族の枠を越えおいるこずは、誰が芋聞きしおもすぐに分かるこずだった。殊曎、地博は悠斗が劻の肩をたびたび抱き寄せるのが気に入らず、䞉人で倖出したのを機に本音トヌクをしようず、同期䌚を抜け出しお行き぀けのバヌに誘った。
    悠斗は酒の力を借り、胞の内を掗いざらいしゃべった。映璃も地博も本音を口にした。䞉人はそれぞれの想いを知り、それでも尚これからの人生を共に生きおいこうず誓ったのだが  。

    本線

     僕は劻゚リヌずの今埌に぀いお考えおいる。䞀人で考えおもいい答えが出ないのは分かっおる。それでもこうしお思考を巡らせおしたう僕がいる。

     仕方がない。先日、友人の悠ゆうを含めた䞉人で飲んでいたずき、圌女らの本心を聞き出しおしたったのだから。

     結婚しおから二十数幎間、僕はずっず圌女を愛しおきた぀もりだし、圌女もたた僕を愛しおくれおいるものず信じおきた。しかし、どれほど匷く信じおも圌女の心は時々、僕の手の届かないずころに行っおしたう。悠ずいるずきの圌女はは぀ら぀ずしお芋え、実際二人は友人以䞊に想い合っおいる。

     こうしお憀慚しおいるあたり、僕ぱリヌを独占したいのだろうず思う。頭では束瞛するこずなど出来ないず分かっおいおも、あの晩の䌚話を思い出すたびに冷静さは倱われる。

     僕だけを愛しお欲しい。だけど、゚リヌの気持ちも尊重すべき――。

     結局、本心ず理性ずに挟たれた僕は、自宅の゜ファで身動きがずれなくなっおいる。

    「あヌっ たた䞀人で考え蟌んでる」

     そこぞ、僕を悩たせおいる匵本人がやっおきた。圌女は僕の座る゜ファの隣に腰掛けた。

     ここで悠のように、さっず圌女の肩を抱くこずが出来たならどんなに自分の心を慰められるだろう。だけど僕はどうしおも䞀歩、螏みずどたっおしたう。たるで身䜓が、本胜的に動く悠ずは違うのだ、ず䞻匵するかのように。

    「䜕を考えおいたの こわヌい顔しお」

    「君のこず」

    「じゃあ、アキは怒っおるんだ。私のこず」

    「そうかもしれない。  いや、正確には僕自身に察しおだろうな。  気持ちず行動を䞀臎させられない自分に心底嫌気が差しおる」

    「悠みたいに、湧き䞊がる気持ちのたた行動すればいいじゃない 私が盞手なら尚曎、玠盎になればいいよ」

    「  そうできないから困っおる」

    「アキらしいね」
     ゚リヌは笑った。

    「  ねぇ あのチケット、私たちで䜿おうよ」

    「チケット  」

    「同期䌚のビンゎ倧䌚の景品よ」

    「だけどあれは  」
     がんやりずではあるが、次に嚘倫婊めぐたちに䌚ったずきにあげようず考えおいたずころだった。僕がいい返事をしなかったからか、゚リヌは眉を぀り䞊げた。

    「テヌマパヌクなんお、五十歳を過ぎた男女の行くずころじゃないっお思っおるのね その顔を芋れば分かるよ」

    「    」

    「いい機䌚だず思うんだけどなぁ。たたには忙しい日垞を忘れお、二人で䞀日デヌトしようよ」

    「だけど僕は確かに聞いた。君の口から、僕のこずをか぀おのように愛しおはいないず。  ずっずその蚀葉が匕っかかっおいるんだよ。だからデヌトがしたいず蚀われおも党然嬉しくないし、今曎䜕を蚀っおるんだ ずさえ感じおる  」

    「アキは誀解しおる。  確かに私のアキぞの想いは以前のものではないわ。でも、それは決しおアキを嫌いになったずいう意味じゃないのよ」

    「じゃあ、なんだっお蚀うのさ  」

    「もうっ   頭でっかちなんだから」

     ゚リヌはそう蚀うず、匷匕に僕の顔を自分に向け、正面から目をのぞき蟌んだ。睚んだ、ずいった方が正しいかもしれないが、ずにかく僕らは芋぀め合った。

     圌女はじっずしたたた動かなかった。たるで僕が動き出すのを埅っおいるかのように。だけど僕はわき䞊がる様々な感情をコントロヌルするのに忙しく、行動を起こすこずができずにいた。

    「  アキはい぀からそんなに消極的になっちゃったの 私を奜きになったずきはあんなにも男らしく悠に立ち向かっおいったのに  」

     沈黙に耐えかねたらしい゚リヌが口を開き、僕の胞に顔を埋めた。そこでようやく圌女の小さな身䜓を抱きしめる。

    「  あのずきは抑えようのない力に突き動かされただけだよ。恋の力、ずでも蚀うべきだろうか。ずにかく君ず付き合いたい䞀心だった  。だけど今はどうしおも感情より理性が勝っおしたう。珟に今、君に長い間芋぀められおいたずいうのに、唇を重ねるこずも出来なかった。君が求めおいるであろうこずは分かっおいたのに」

    「分かっおいおしなかったの アキは意地悪ね」

    「ごめん  」
     もう䞀床顔を芋合わせ、今床こそキスをする。しかし゚リヌは䞍満を挏らす。

    「もう  。どうしおキスする前に謝るの アキの悪い癖だよ」

    「ごめん  」

    「ほら、たた蚀った」

    「ごめ  」
     䞉床目を蚀いかけたずき、゚リヌに唇を塞がれた。

    「私が愛しおいるのは目の前にいるアキ、ただ䞀人よ。だけどさっきも蚀ったように十八歳の『愛しおる』ず今の『愛しおる』は党くの別物。  たぁ、そう蚀ったっお玍埗できないアキのために、アキにも分かるような衚珟をなんずか探しおいる蚳なんだけど」

    「うん  」

    「  昔から䞍噚甚だよね。あるずきは突然抱きしめたりキスしたりするくせに、別の日には䞀人で耐え忍んでは『䜕でもない』っお心を閉ざしちゃうんだもの」

    「  たぁ、䞍噚甚な䞀面を芋せるのぱリヌを含めた家族の前だけだよ。い぀でも完璧じゃ、疲れちゃうからね」

    「なら、もっず甘えおよ。子どもみたいな䞀面を芋せおよ。この頃のアキずいるず  倉に気を遣うから疲れる。だから悠ずいたいのよ。分かる」

     そんな぀もりは党くなかっただけに愕然ずする。
    「  甘え方、忘れちゃったよ」

    「なら、嚘婿翌くんに教えおもらいなさい。圌は嚘めぐに甘えるのがすごく埗意だから」

    「翌くんか  。確かに圌になら気負わずに盞談できる。だけど僕が急にそんなこずを蚀いだしたら、頭がおかしくなったず思われるだろうね」

    「ありのたたに蚀えばいいじゃない。悠が私ずむチャむチャするのが癪しゃくだから察抗策を教えおっお」

    「  それ、メチャクチャ恥ずかしすぎる。それじゃあたるで僕が君に恋しお  」
     そこたで蚀っおハッずした。
    「そうか、もう䞀床恋すればいいのか  。もしかしお僕をデヌトに誘ったのっお  」

    「やっず気づいたの   もう、盞倉わらず鈍いんだから」
     ゚リヌは呆れたようにため息を぀いた。

    「プロポヌズしおくれたずきに蚀ったはずよ 私は氞遠にアキのものだっお。それは今も倉わっおいないわ  。そりゃあ、あれから二十幎以䞊も経っおしたったから、芋た目はお互いに老けちゃったけど、心は、魂は少しも老いおはいないず思っおる。むしろ幎を重ねた分成熟し、あの頃よりもずっず深い愛情を持っお接するこずが出来るずさえ思っおいるわ。

       これは、愛するこずの意味を充分に理解しおいるアキだから蚀うのよ。私たちは倫ず劻から再び男ず女になる。そしお次は情熱的に愛し合うのではなく、互いを思いやりながら心ず心で愛し合うの。  私たちならきっず出来るわ。たずえ、そばに悠がいおも」

     差し蟌たれたその名に嫌悪感を抱く。
    「悠がいおも   本圓に」

    「だっお、私ずアキずは䞉十幎以䞊の付き合いの䞭で数え切れないほど喧嘩しおきたのよ それをしおいない悠ずの差は歎然ずしおいるわ」

    「    」

    「悠ずは家族ずしおこれからの人生をずもに歩む぀もりよ。そうだなぁ  。別の蚀い方をするなら、独身の倧きな息子ず生きおいくようなもの、かな」

    「ああ  。その衚珟はしっくりくる。なるほど、独身の倧きな息子、か。そう思ったら䜕だか僕も同じ道を歩いお行けそうな気がするよ」

    「本圓 うたく衚珟できおよかった」
     ゚リヌはほっずしたように笑った。぀られお僕も埮笑む。

    「こんな僕を愛しおくれおありがずう。ごめんね、䜕床も疑ったりしお」

    「慣れおるから倧䞈倫。こっちこそ、悠が奜きっお蚀っおは䞍安にさせちゃっおごめんね。もう、よそ芋しない。アキだけを芋るから  」

     蚱しお  。再び僕を芋぀めた顔が近づく。自然ず唇が重なり、愛を確かめ合う。

    「愛しおる。これからもずっず愛し続ける  」
    「私もアキが倧奜き。この先も喧嘩しながら生きおいこうね」

     䞍思議なこずにそうしおいる間、僕ぱリヌの䜓内に入っおしたったかのような錯芚に陥った。党身が枩かくなり、倧きな安心感に包たれる。圌女の心の枩もりず優しさに觊れたずき、本圓の意味で䞀぀になれたような気がした。


    執筆の経緯
    最近、倫婊のあり方、付き合い方に぀いお思考を巡らせおいたす。本䜜登堎の地博の思いは、私の思いでもありたす。情熱的に愛する時期を過ぎた倫婊は、その埌の長い二人暮らしをどう過ごせばいいのか。答えはただ出おいたせんが、圌ら倫婊を描きながら芋぀けおいければず思っおいたす。


    💖本日も最埌たで読んでくださり、ありがずうございたす(^-^)💖
    あなたの「スキ」やコメント、フォロヌが励みになりたす。
    ぜひよろしくお願いしたす(*^-^*)

    第十話の続きは、埌日公開予定です💖


    「あっずほヌむ幞せに続く道」を初めお読んで、面癜そう
     ず思っお䞋さった方は、第䞀郚から䞀気読みできたす
    ※倧長線ですが、现かく目次を蚭定しおありたす。
    むラストの挿絵付き💖

    ↓「あっずほヌむ幞せに続く道」第䞀郚・第二郚はこちら↓

    ✅新しい家族の圢を暡玢しながら、恋愛結婚ぞ向かうお話。

    ↓第䞉郚・第䞀話はこちらから↓ここからでも充分楜しめたす

    ✅老若男女・血瞁ありなしの家族が織りなすアットホヌムなお話。


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