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午前0時の微睡み(2026/05/01)

    夜も更け24時前。ベッドのなかで思考にふける。
    毎日眠れない。眠れないから薬をたくさんたくさん飲んでるのに、やっぱり眠れない。
    暗くした部屋に、ぴかぴか光るスマホの画面。その中でポチポチと文章を打っている。

    荷物を背負うってかっこいいなと思う。
    いや、リュックとかじゃなくて、家族とか、仕事とか、暮らしとか、何でも。

    私は今26歳で、夏で27歳になる。
    私は何の荷物も背負っていない。
    まず、無職。ちなみに4カ月目。配偶者なし、恋人なし。実家の6畳の子ども部屋暮らし。

    26歳にもなると、周りは仕事でチューターを任されたり、結婚をしたりしていて。恋人がいたり、できそうだったりは当たり前なのだ。
    当たり前の現実と、当たり前じゃない私。
    当たり前じゃないって言えば、なんか特別みたいでかっこいいけれど、実際何もしてないだけだからね。

    ごろり、と寝返りをうつ。寝返りをうった拍子にめくれた布団をもぞもぞと被り直す。
    まだまだ眠れなさそうだ。

    なんで何もできないんだろう。毎日何も継続できない。日記も、就活のための勉強も、読書も。
    お医者さんは、今はひとまず休みましょう。と言う。ひとまずっていつまでよ。と胸ぐらつかんで聞き返したくなる。死ぬまでか?じゃあ今死のうかな、なんて。

    小説でも書いてみようかな。私は小説家になりたいんだ。小説なんて書いたことないけど。
    小説と写真で自分を売り出したいという打算まみれの考えが浮かぶ。
    ムリムリ。だって私は特別じゃないから。

    最近、周りが結婚だったり、結婚を前提に(?)恋人を作ったりしている。26歳。結婚適齢期。
    無職には出会いというものがないのでマッチングアプリをやるしかないんだけど、職業 無職で付き合いたいって思う人、絶対ろくなヤツじゃないって思ってしまう。嘘をつくのは苦手だし、ましてや結婚する段階でバレたら修羅場だろう。
    そもそも自分のMBTIとやらを覚えていない人間が手を出せるアプリではない、と勝手に思っている。
    そもそも4文字のアルファベットで性格がわかるなんて、気に食わない。でも、MBTIを基準に生きている人たちも沢山いるらしい。MBTIが一緒だから気が合うね。I型だから、こう生きると楽。
    4文字のそれに拒否反応を示す私は、なんなんだろう。人とは違うって、思いたいだけなのかもしれない。私は30分で分かる性格診断なんて信じません。もっと理論的な人間です。ってね。
    10分もかけてくれない病院の診察に頼り切りの私が何を言っているのだろう。

    布団のなかで伸びた足の爪をもう片方の足先で触る。眠れない。

    そういえば今日は日記を書いていない。
    4月2日からノートに日記を書いていて、これがなかなか面白い。三日坊主で終わると思ったけど、今日まで続いている。続けるコツは、書きたくない日は書かないことだ。何日も抜け落ちている日記を日記と読んで良いのかは定かではないけれど。

    布団が暖かくて、まどろんできた。裸足と毛布が擦れる部分が気持ちいいけれど、一念発起して布団を出る。
    冷たい床を踏んで机に向かう。なんとなく、窓を開けてみた。冷たい風、春の夜風が部屋に吹く。寒いのだけれど、それがなんだか気持ちよくてそのままにしておく。眠たいけど、体はしゃっきりするような感じ。そういえば今日は外の風を浴びてなかったことに気づく。

    日記には、一丁前に偉そうに、今日のタスクなんかを書いている。ちなみに、今日は何のタスクもこなせませんでした。
    最近の日記、そろそろあれをしないとヤバい、しか書いてないな。後回しグセは治らない。小学生の頃から、8月31日に夏休みの宿題を泣きながらやるタイプだったので、三つ子の魂百までというか、人ってやっぱ変わらないんだなと思う。
    とりあえず枠を文字で埋めたから、日記は終わりということにする。
    ひんやりとした風を運んでくる窓を、未練もなくパッチリと閉め、電気を消して布団に戻る。

    布団はさっきまでの温もりがのこっていて気持ちいい。今日こそ朝まで眠れますように。無理な願いを思いながら、目を閉じる。


     
     

    iroha

     
     
    写真を撮り、言葉を書いています。 人間の感情、写真、創作について考えたことを綴るnoteです。 読んだあと少しだけ心の荷物が軽くなる、処方箋のような文章を届けられたら嬉しいです。

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