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優先。。。ってなんだろか?

    ~ 誰が優先かは誰が決める? ~

    #創作大賞2026 #エッセイ部門


    優先・・・他のものより先に扱うこと

    つまりは”他のもの”がひとつの場合はどちらかが先、”他のもの”が多数であればそれぞれに順位をつけるということになる。


    都内からほど近くに住んでいる祖母の家に行くために、バスに乗ることがある。そのバス車内には、いつも多くの高齢者が乗ってくる。バスの優先席は、構造上ステップなどのないところに大体8席ほど。さて、この8席が問題だなといつも思う。

    この路線は、いつだって長蛇の列。そしてほぼ高齢者。途中から乗ってくる乗客も高齢者。とても8席には収まらない。遠目に様子を見ていると、おそらく「段差がつらい」「降車時に出口まで遠い」など様々な理由でだいたいの高齢者は前方にたまり、後部座席に上がってくるのは足腰の丈夫な高齢者である。

    私の頭の中にはいつも次の疑問が浮かぶ。
    「その場合、誰が優先的に座るのが妥当なのか。」

    優先とは。。。

    言葉の意味は分かっていても、いざ目の前にすると考えずにはいられない。
    年功序列?足腰の悪さ?
    限られた席に座ることに何をもって優先とするのか。

    優先席に座っていた若者が一向に譲る気配がない時には「なぜ?」と思ってしまいがちだが、その人にも事情があるかもしれない。

    妊娠中の女性と杖をつく老人だったら?
    真夏に営業周りでくたくたの会社員とそこそこ元気なお婆さんだったら?
    ちょこまか動く1歳児と買い物帰りのお姉さんだったら?

    いずれも年齢では測りきれないものがある。

    長く生きていればえらいわけでもなければ、
    怪我や病気だからえらいわけでもない。

    だけど、互いにちょっとだけ「あの人、立ってて大丈夫かな?」と思う気持ちがあるだけで、車内に流れる空気が違う時がある。

    もしかしたら「あなた譲りなさいよ」ということ思う人もいるかもしれない。

    けれど優先順位を決めるのは誰でもなく、乗客みんなで考えることが必要なのかもしれない。

    それぞれがスマホに夢中になりすぎず、周りを見て自分がこうしたほうがいいかなと思う方法を選択しながら、温かい空気の流れるバスの車内であることを願う今日この頃。







     
     
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