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    <title>山舵</title>
    <description>初めまして。短編小説を投稿しています。
ほんとうに短いものばかりですので、どうぞ暇つぶしにでも読んでいただければ幸いです。
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    <copyright>山舵</copyright>
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    <lastBuildDate>Thu, 08 Oct 2026 10:09:53 +0900</lastBuildDate>
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      <title>短編：ぶっ殺してやる！</title>
      <description><![CDATA[<p name="a9e3e2d0-99a2-44b7-b416-8311c50b8b38" id="a9e3e2d0-99a2-44b7-b416-8311c50b8b38">「かんぱ～い！」<br>　ビールが並々と注がれたグラス2つがぶつかり、コツンと小気味の良い音が鳴る。<br>　ほどなくそれぞれが、まったく同じタイミングでビールグラスに口を付け、飲み始めた。<br>　ゴールデンウィーク、五月初旬の土曜日の夜。<br>　西鉄久留米駅前にある大衆居酒屋〈もへじ〉は、お手頃な値段で酒や食事を楽しめ、久留米大学学生や、筑後で勤める社会人が気軽に訪れられる場所として繁盛している。<br>　ただ今日に関しては、ゴールデンウィーク期間中ということもあり、普段より賑わい、店内から人の声が途絶えることはなかった。<br>　僕自身も長期休暇に際して帰省し、久留米在住の友人と、この店に訪れていた。<br>　テーブルを挟んで向かい合ってビールを飲んでいるのは、出会って10年以上になるその友人、八雲勘解由。<br>　高校卒業後は別の大学、そして違う業界の企業に勤めることになったにも関わらず、交流は絶えることなく続いていた。<br>　まったく友人に恵まれたものだと、感慨に耽りながら枝豆を皮から口に放り込んでいると、勘解由が手に持ったビールグラスを勢いよく、僕の顔面に突き出して言った。<br>　「ななな、聞いてくれよ、聞いてくれよ。最近なあ、すっごい発見したんだぜ！？」<br>　その表情は、高校の頃から変わらない、スポットライトのような眩しい笑顔だった。<br>　無邪気な笑顔とも言えるが、実はさらに２段階さらに眩しい笑顔が用意されている。<br>　「へえ？　どんな発見なんだ？　カマキリの交尾でも見たか？」<br>　「え！？　カマキリって交尾するのか！　知らなかった……あ、いや、違う……いや、合っている！　私は知らないんだ！　あのな、私って何も知らないんだ！　私が何も知らないことを知ったんだ！　このあいだ！」<br>　言い切ると、彼女は持っているビールグラスを飲み干した。<br>　居酒屋のオレンジ色の電灯が、彼女のピンク色に上気している表情を照らしている。<br>　「”無知の知”ね。『ソクラテスの弁明』でも読んだのか？」<br>　ほろ酔い気分で得意げに答えると、勘解由は首を傾げた。<br>　「ソクラテスのべんめい？　何それ……、ムチムチとか、いきなりな下ネタね……」<br>　聞き間違いはいいとしても、”ムチムチ”という単語が下ネタという意見については首肯しにくい。<br>　それにしても……彼女はこういう時、変に知らないふりをする人間ではないことは、昔からの付き合いで十分わかっているのだが……。<br>　勘解由はテーブルに運ばれてきた唐揚げに齧り付いた。<br>　「あふっ、あふっ、あっつい！舌やけどした！」<br>　「……お前、大学受験で世界史と倫理を勉強してたよな……？　ソクラテスくらい憶えてるんじゃないか？　”私は知らないことを知っている”ってやつ」<br>　１つ目の唐揚げを咀嚼して飲み込んだ彼女は、口周りに付着した油を下で舐めとった。<br>　「私、大学受験の内容憶えてないんだよね。一夜漬けみたいなもんだったし。ちなみに高校受験もね」<br>　それだけ言うと、また、再び唐揚げを食べ始めた。<br>　そうだった。この女、テスト前に「全然勉強してないわー」と言って本当に赤点を取っていた。<br>　クラスで底辺の成績を毎回たたき出しては、教室で居残り勉強をさせられていた。<br>　……勉強しているハズなのに、成績の振るわなかった俺の隣で……。<br>　大学受験って、一夜漬けで出来るもんなんだろうか。<br>　ふと視線を落とすと、いつの間にか唐揚げが全て皿から消えていた。<br>　「お前さあ……なんで１人で唐揚げ全部食べたんだよ。分けろよ、俺も食べたかったのに」<br>　「まあまあ、カリカリ言いなさんな。カラ揚げだけに」<br>　「はあ？」</p><p name="85395feb-9fd3-46fd-b7dc-07f16f950371" id="85395feb-9fd3-46fd-b7dc-07f16f950371">　<br>　うざ。<br>　<br>　<br>　「唐揚げが美味しすぎてね。でも安心して、追加注文したからさ」<br>　申し訳なさの欠片も感じさせない笑みを浮かべながら見せてきた注文用タブレットには、唐揚げ５皿が新しく注文済みになっていた。<br>　「どんだけ気に入ってるんだよ。今までそんなに唐揚げ好きだったか？　このテーブルに５皿も乗り切るのか？」<br>　「まあ待て、待ちな、待ちんしゃい、友よ。今度はあっしが質問する番ですぜ、旦那」<br>　ビールの3杯目を飲み干し、手で制してきた。なんなんだよ、その口調。<br>　「この店は何油を揚げ物に使っているか、知っているかね？ My dear? 」<br>　「さあ、なんだろうな、サラダ油とかじゃないか？」<br>　彼女はなぜか顔を伏せ、不敵に口を歪めて「クックック……」と喉を鳴らすように笑った。<br>　「クックック……フフフのフ……貴君はそう思ったんだね？　さ・ら・だ・あ・ぶ・ら、と」<br>　何故だろう。僕のはらわたが、体中の水分が沸騰しそうなほど暖まってきた気がする。そろそろタイガー・スープレックスでも決めたやろうか。<br>　「ああ、それで何油が使われているんだ？」<br>　「知らん！」<br>　自信満々に、両腕を胸の前に組んでふんぞり返る彼女。僕はもう、そろそろ本当に手と足が出そうだった。<br>　すると勘解由は立ち上がり、私を見下ろして言い放った。<br>　「君も私も、答えを知らない！　この店の揚物を揚げている油が、一体何なのか！　知らないことを知った！　知らないことを知ったのだ！　少年、これこそ”無知の知”というものだろう！」<br>　「ドンッ」、もしくは「！？」と文字が浮かんでそうな勢いだった。<br>　今までのどの笑顔よりも、憎たらしく、そしてお気に入りの玩具を見せつけてくる幼児のように無垢な……。<br>　高校の時から僕の瞼の裏に焼き付いている、どこまでも可愛らしい……。<br>　言葉を出せずに彼女を見上げていると、店員さんが唐揚げが山のように積まれた大皿を、僕と勘解由を隔てるテーブルに置いた。<br>　「5皿分まとめて大皿に入れちゃいました～。あと、他のお客様もいらっしゃいますので、あまり大騒ぎされますと～」<br>　「あ、すみません」<br>　勘解由は恥ずかしそうに周りをみて、ささっと小さく座った。<br>　周囲の客の視線が集まっていたようだ。<br><br>　「”無知の知”って多分そういうことじゃないぞ」<br>　店員が去ってすぐ、縮こまっていた彼女にそれだけ言って、唐揚げの大皿を自分の方に引き寄せた。<br>　唐揚げ5皿分。そして脇に置かれたレモンのスライスも五個。<br>　僕はレモンを全て両手の指の間に挟み、唐揚げの上に絞ってかけた。<br>　「あ、あああ、てめえ——何シテンダァー！？」<br>　箸で唐揚げの山を崩して、レモンの汁を余さずかけていくのを見て、勘解由は椅子を倒す勢いで立ち上がった。<br>　「おま、おま、おまえ、私が唐揚げにレモンかけるのが、どれだけ嫌いか知っとるだろ！？」<br>　「ハハハ、聞えねえなあ？　カリフォルニアの恵みたっぷりのレモンを喰らって、ビタミンCを摂取しやがれ！！」<br>　「うわわわ——ヤメロ、ヤメロ、てめえ！　ぶっ殺してやる！！　喉にレモン突っ込んでオマエを殺して私も死ぬ！！」<br>　まだ高校生のころ学校の食堂で、彼女の焼き肉定食に、偶々僕が持っていたミカンを載せたことがあった。<br>　烈火の如く怒った彼女と取っ組み合いになったことを思い出しながら、僕は汁を搾りきったレモンを口に含んだ。<br>　うま味と甘みを引き立てる酸っぱさ。<br>　ああ、最高の友人だよ、勘解由。<br>　その後、騒がしくしすぎたとして、二人揃って出禁のお墨付きをもらい、店を追い出された。<br>　酔い覚ましのために二人で大善寺まで散歩して、飲み直しにとコンビニで黒霧島を買って回し飲みした。<br>　「交尾しているカマキリを探そう」<br>　終電も無くなって、星がよく見える空だった。<br>　どちらが言ったんだっか——どうでもいいか。</p><br/><a href='https://note.com/iro_ny8185/n/n72afb21d85f7'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>山舵</note:creatorName>
      <pubDate>Fri, 11 Sep 2026 22:16:40 +0900</pubDate>
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      <title>短編：バーガーキングにて、ドクターペッパー、ワッパ―チーズ</title>
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      <description><![CDATA[<p name="bd855b66-24b8-45a4-8bea-b6bbce1144f3" id="bd855b66-24b8-45a4-8bea-b6bbce1144f3">　映画鑑賞あとの昼下がり、私はバーガーキングの店構えを眺めていた。<br><br>　正面から見て入り口前の右端にある膝の高さほどの、メニューが載った看板。<br><br>　その反対の左端には電光の看板。<br><br>　その頭上には｢BURGER KING｣の円看板。<br><br>　そこから左に目を移すと、入り口の自動ドア頭上に｢BURGER KING｣の10文字が吊されている。<br><br>　その上にはまた大きなハンバーガーの写真とバーガーキングの文字。<br><br>　前を横切るだけでは気づけない違和感。<br><br>　正面から見てようやく、看板と｢バーガーキング｣の文字列の多さに気づいた。<br><br>　不自然なまでのアピール。</p><p name="5d49bdd0-83b0-4d01-98be-597451375631" id="5d49bdd0-83b0-4d01-98be-597451375631">　しかし不自然さが自然になっている。<br><br>　ファーストフード店とは、これだけ派手にアピールをしてこそのものだろう。</p><br/><a href='https://note.com/iro_ny8185/n/neddb164939c4'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>山舵</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 11 Jun 2026 15:08:23 +0900</pubDate>
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      <title>短編：岡山県倉敷美観地区のフロート</title>
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      <description><![CDATA[<p name="87fa200f-96c5-4aab-b389-0dee92ace7fb" id="87fa200f-96c5-4aab-b389-0dee92ace7fb">　残暑と言うには熱すぎる9月中旬のこと、私は岡山県の倉敷市にいた。</p><p name="44cd718c-3728-44f5-b804-cc515074313d" id="44cd718c-3728-44f5-b804-cc515074313d">　歴史的建造物が建ち並ぶ倉敷の美観地区は岡山県の中でも有名な観光地で、日本人のみならずアジアやヨーロッパからの国際色豊かな観光客で溢れている。</p><br/><a href='https://note.com/iro_ny8185/n/ncc719f0af56d'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>山舵</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 11 Jun 2026 10:53:57 +0900</pubDate>
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      <title>短編：大腸検査あとのハンバーガー</title>
      <description><![CDATA[<p name="0aac344b-2958-4e9a-8ad6-5c335199aa6c" id="0aac344b-2958-4e9a-8ad6-5c335199aa6c"><strong>大腸内視鏡検査を始めて経験した。</strong></p><p name="b6053e9d-35cc-412b-b2a8-1d43a0f1cdbd" id="b6053e9d-35cc-412b-b2a8-1d43a0f1cdbd">　麻酔を体に流されて、検査台に横になったまま画面に映される大腸の内壁を眺めていた。</p><br/><a href='https://note.com/iro_ny8185/n/n59fb5080583d'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>山舵</note:creatorName>
      <pubDate>Sun, 31 May 2026 20:36:32 +0900</pubDate>
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      <title>君と弾丸</title>
      <description><![CDATA[<p name="8173d6ea-ebde-4dc1-b382-40809f8cd1f5" id="8173d6ea-ebde-4dc1-b382-40809f8cd1f5">※この作品はフィクションです。登場する人物・行為・場所は全て創作であり、現実の暴力や自殺といった行為を助長、推奨する意図はありません。<br>ご理解のうえでお読みいただけると幸いです。<br></p><hr name="842b9b52-ffba-4003-8b6e-fb7aac183add" id="842b9b52-ffba-4003-8b6e-fb7aac183add"><br/><a href='https://note.com/iro_ny8185/n/n6fbe289c9607'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>山舵</note:creatorName>
      <pubDate>Sun, 26 Oct 2025 20:20:47 +0900</pubDate>
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