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モノモチの苦悩。

    「人生何事も楽しんだもん勝ちだ。」

     一度は聞いたことがあるだろう。私は耳が詰まるほど聞いている。否、自分で詰まらせている。

     人としての生を満喫するためにはモノを持つこと、すなわち気になった商品などを買うことが重要だ。


     私は俗に言うミニマリストではない。逆だ。物を持ちすぎる。言うなればモノモチスト。
    紙であればリングノート、リーガルパッド、スケッチブック2冊、手帳、あとはコピー用紙も数枚持ち歩いている。いかなる状況にも対応するために。

     紙はそれぞれ表情が違う。人間と同じなのだ。複数人の友達がいた場合みんなが性格違うと楽しい。楽しくて楽しくて仕方がなくなる。
    紙もまた然り。紙によって、筆記具によっていくらでも表情が変わる。その変化を楽しみたいがために持ち歩くのだ。愛人とは一緒にいたいもんね。


     私は人とは少しズレた嗜好を持つ。
    机の上に紙やらノートやら文具やらが散らばってる状態が好きだ。
    ミニマリストでなくとも机の上は片付けるべきだが、モノモチとしては手にしているものが目に見える範囲にあることが良いのだ。独占欲が強いのかな。

     モノモチとは日常生活でモノをたくさん持つこと。それ故に、鞄やペンケースは大容量のものを持たねばならない。
    アマゾンの検索履歴は「バックパック 大容量 おしゃれ」で溢れ、NAVERまとめを漁りながらTwitterで自身のニーズにマッチした商品を探す日々。モノモチの苦悩である。
    服に嗜好があるものでは尚更だ。私がそうである。バッグもコーディネートの一部であるし色や大きさなどは気にしないはずがない。
    結局中容量のおしゃれバッグを真四角にしてしまう。

     私たちモノモチはたくさんのモノと付き合って生きていく。人間が犬を飼うのと同じように、愛人が愛人と愛を育てるように、好きな上司を敬うように。
    たくさんのモノは私の人生を豊かにする。

     そうだ。今日はAmazonの欲しい物リストを空にしてみようかな。

     
     
     
    この世界に生きた証として何を残すべきか、ずっと考えて生きている。 文字、感情、生き様。自分の存在自体のアウトプットとして思想や嗜好、価値観をここに残したい。 誰かの人生に少しでも影響が与えられたら、それは自分がいた証になるのではないかな。

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