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それでも私がインターを選んだ理由 ③  「ボーダーレスなコミュニケーション力」

    • 世界のどこにいても、そこは「楽しそうな遊び場」

    • 共通のパッションひとつで、年齢も国籍も超えられる

    • 内向的だった私に、インターの教育がくれた「自信と勇気」

    • 3つの武器を胸に、冒険は続く

    前回の記事では、インターナショナルスクールが育む2つ目の財産として、世界中のどこに放り出されても, 自分の言葉で堂々と居場所を勝ち取っていける「アウトプットの自信(プレゼン能力)」についてお伝えしました。

    そして、この「自分を表現する力」が、国境や言葉の壁を軽々と超えて人と繋がる「ボーダーレスなコミュニケーション力」へと育っていくのです。

    今回は、そのリアルな軌跡をお話ししたいと思います。

    世間の多くの親御さんは、インターナショナルスクールに対して「英語がペラペラになる場所」というイメージを持つかもしれません。しかし、インター教育の本当の果実は、単なる語学力の先にある、世界との間に壁を一切作らない「ボーダーレスなマインド」なのだと日々実感しています。

    このマインドがあるだけで、子供たちの成長の選択肢は文字通り「無限」に広がっていきます。

    世界のどこにいても、そこは「楽しそうな遊び場」

    我が家では、子供たちが幼い頃から、夏になるとハワイの動物園が実施しているサマーキャンプに参加させたり、最近では現地の私立校のサマースクールに通わせたりしてきました。

    また、海外のリゾートホテルが実施するキッズアクティビティに臆せず参加するだけでなく、国内であっても外国人ファミリーを対象とした英語でのスキープログラムに躊躇なく混ざっていきます。

    通常なら「英語の環境で周りと馴染めるかしら?」「レッスンが理解できるかしら?」と不安になって、最初から選択肢から外してしまうような場所でも、彼らにとってはただの「楽しそうな遊び場」なのです。

    そこには国境や言葉の壁というボーダーが、最初から存在していません。

    共通のパッションひとつで、
    年齢も国籍も超えられる

    特に、もともと社交的な性格の息子を見ていると、その軽やかさに驚かされることばかりです。

    海外旅行中、私が買い物をしているほんの短い間に、デパートの靴売り場の男性スタッフとNBAにドラフトされる選手について熱い意見交換を始めていたり。私の友人の婚約者である50代の外国人男性と、1980〜90年代の往年のバスケのレジェンド選手たちの話題で対等に盛り上がったり…。

    はたまたオフシーズンに東京観光中のNBA選手を、街中でめざとく見つけては誰も気づかぬ中つかつかと歩み寄り、声をかけて一緒にツーショットセルフィーを撮ってくるという偉業を達成してみたり。笑

    年齢も、国籍も、文化も関係ない。ただ「バスケが大好き」という共通のパッションひとつで、世界の誰とでも一瞬でフラットに繋がっていく。

    そんな彼の姿を見ていると、ふと、私自身のハイスクール時代の体験が思い出されるのです。

    内向的だった私に、
    インターの教育がくれた「自信と勇気」

    実は私自身、本来は内向的で、人見知りな性格です。しかし、そんな私の背中を押し、未知の世界へ飛び出す「自信と勇気」をくれたのが、インターでの教育環境でした。

    初めての海外ボランティア

    ハイスクール時代、学校の企画でフィリピンでの10日間のボランティア体験学習に参加する機会がありました。

    自校からの代表はわずか二人。他の参加者は主に日本の学校出身の生徒たちだったため、現地の私立学校を訪れた際には、数百人もの生徒たちの前で代表として英語で挨拶をしたり、つたないながらも通訳を務めたりしました。

    高校生という多感な時期に、スラム街に足を運び、ホームレスだった子供たちを救出して教育する学校の生徒たちと深く交流できたことは、私の人生観を大きく揺さぶる、とても貴重な経験となりました。

    深夜のプールサイドで、世界の仲間と語り明かした記憶

    インターで日常的にあらゆる国籍の生徒と交わり、多様性を肌で感じていたからこそ、私は「国境」という壁を恐れずにいられたのだと思います。

    その時に得た勇気は大学時代(日本の大学に進学しました)にも繋がり、今度は唯一の日本代表として、ASEAN関連の欧州とアジアの学生交流会に参加することになりました。

    シンガポールで約2週間、世界中から集まった学生たちと衣食住を共にしながら、文字通り寝食を忘れてディスカッションを重ねました。

    深夜、プールサイドに集まって、お互いの国の良いところや課題について熱く語り合ったり、時にはただ他愛のない会話で笑い転げたり……。

    あの時、世界中にできた仲間たちと心を通わせた記憶は、今でも私の一生忘れない宝物です。

    このようなことにチャレンジして経験を得られたのも、海外から帰国した後にもインターに通い、あらゆる国の生徒と日々交わる経験をしてきたからこそ生まれた「勇気」と「自信」のおかげだったと思います。

    3つの武器を胸に、冒険は続く

    ① 周りと違っていいという「独自性(ユニークネス)の維持」
    ② 自分の声をしっかりと届ける「プレゼン能力」
    ③ 国境や言葉の壁を軽々と超えて人と繋がる「ボーダーレスなコミュニケーション力」

    これまで3回にわたってお伝えしてきたこれらこそが、私が高い学費を払ってでも我が子に手渡したかった最高の財産であり、「それでも私がインターを選んだ理由」です。

    これらの武器を手に入れた子供たちの未来の選択肢は、きっとこれからも無限に広がっていくことでしょう。

     
     
    自身も帰国子女・インター卒の、15年目インターママ。 一男一女のバイリンガル育児や日本語維持のリアルな戦略をnoteで連載中。 📝リアルな日常や受験メモはThreadsで発信中 ▷ https://www.threads.com/@inter_mommy