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おい!あんたのせいでただの失恋話じゃなくなったじゃねえか!

    今年の1月から4月。私は、ある男性に恋して、全力で頑張って、全力で失恋した。

    そんな3ヶ月間の、私の努力の軌跡……。

    を書こうとしたのに!
    失恋相手が最低なやつすぎてネタがたった今増えちゃったよ!!

    ただの純粋な恋愛話じゃなくなったじゃん!!

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    ちゃんと下書きまで書いたのに!

    いきなり何を言ってるんだと思うかもしれないが、私も何を言ってるのかわからないのだ。

    とりあえず、彼と出会ったところから今回の出来事を語らせて欲しい。

    出会いはお馴染みマッチングアプリから

    彼はinoといえばお馴染み(?)マッチングアプリを介して出会った。彼というのもなんだか味気ないので、Lくんと仮称しよう。なぜLくんなのかは後々わかる。

    チャットをしていくうちに、会う流れになった。事前に雰囲気を確認したいので(というのは建前で、電話で合わなかったら会うのやめよーと思っていた、すみません)Lくんに会う前に電話をしたいと言った。快く承知してくれて、その日の午後に軽く電話をした。

    電話ではすごく会話が盛り上がったわけではないけど、かといって気まずいほどの空気でもなく、まあ、会えるか〜と何様な感想を持っていた。

    しかし、Lくんと電話したあと。なんだか私のメンタルの調子が良くない。理由は簡単で、私の所持しているうつ病が「あ!すまん!ちょっと気持ち落ち込ませときますわ〜」と言ってきたからだ。逆らうこともできず、どんどん私の体はうつ病に支配されていく。

    一児の母、なおかつシングルマザーの私にこの宣告は大打撃だ。勘弁してくれや、あんたなんでいつも予告なしに落ち込ませてくるん。とエセ関西弁を放ちたくなってしまう。

    これはまずい…。

    このままでは、今日は愛娘をシングルマザーの私が見ることはできない…そう悟ってしまった。親に電話をかけて子供を預かって欲しいと伝え、了承を得た。

    さて、これで今日の夜は自分1人になった。うつ病は本当に厄介者である。
    でも、どうしよう。

    自分からそうしたにしても、1人の夜がうつ病患者にとって時にどれだけ辛いかはよく知っている。子供といる夜は孤独ではないが、別の大変さがあり私が動けなくなってしまう。
    とは言っても突発的に空けた予定すぎて誘える友達も浮かばない。

    ……Lくんだ。

    なんでかわからないけど、一切の疑問を持たず、Lくんを誘いたいと私は思った。

    「すみません、今日親が子供見てくれることになって、夜空いてたりしませんか…?笑」

    敬語のまま、LくんとのLINEに文字を送る。
    しばらくしてかえってきたのは、「今日いけますよ!」の言葉だった。

    やった、これで1人の夜は回避できる。それ以上は何も思わなかった。

    Lくんの仕事が終わり次第会うことになったので、Lくんの最寄りまで行った。初めましてのLくんの第一印象は正直あまりなく、別に苦手でも得意でもないタイプ。だった。

    私はその初対面で、やらかしてしまった。

    一軒目では普通だった。なのに、まだ時間があるから行こうと言った先のバーで私が思いっきり酔っ払ってしまったのだ。
    当然終電なんて頭にないので逃す。酔っ払い女1人を置いていくわけにもいかないので、Lくんは自分の家に泊めるしかない。可哀想なLくん。

    「こんなことになると思ってなかったから部屋綺麗にしてないよ〜」

    とか言いながら、酔っ払いの私をLくんは部屋にあげてくれた。

    その夜に何があったかはお察しの通りなので、多くは語らない。酒を飲みすぎたことへの反省はしている。私が有名俳優だったらスクープされるところだった。
    あぶね~芸能人じゃなくてよかった~。

    次の日にアラームで起きた私は、親に預けている子供を保育園に送らなきゃいけないので慌てて支度をする。

    寝ぼけながらもベッドを体から起こそうとしたLくんに、「大丈夫寝てな!またね!」と言って家を出た。

    その日から、私とLくんの奇妙な関係は始まった。

    Lくんとの奇妙な関係が始まる

    体の関係だけではまったくなく、ただただラーメンを食べ行った日もあった。ちゃんとデートっぽく美術館に行った日もあった。

    仕事や人生のターニングポイントをむかえていて悩むLくんを、年下のくせに私がアドバイスをした時もあった。彼は「すごい響くよ、ありがとう」と言ってくれた。

    Lくんといる時間は、心地よくて好きだった。人に甘えるのがとても苦手な私のことをLくんはちゃんと見透かしていたので、甘えたい時は存分に甘えていた。単純野郎なので、Lくんのことは好きになっていった。

    ただし、付き合っていない。酔っ払って手を繋ぐことはあっても、私の住んでる家になぜか帰ってきても、好きとは一度も言われなかった。

    このままではまずい。私ばかり好きになってしまう。

    しかし、仮にLくんが私のことを好きになっても、仮にLくんと付き合っても、いい未来が見えないのはわかっていた。

    基本として、私の方がLくんに合わせて過ごしていた。Lくんの話はよく聞いていたが、私の話はあまりしなかった。

    実際、Lくんは私についてあまり聞いてこないし興味がないのだろう。そんな人と付き合っても私が辛くなるだけなのはよく知っている。

    関係が続き始めてから3ヶ月ほど経ったとき、「今日で会うのはやめる。もし告白されたら、考える」と自分の中で終末を決めた。

    その日は普通にご飯を食べて、普通に手を繋いで私の家に帰った。告白はされなかった。

    ここで終われば綺麗な失恋話なのに!

    L君が帰ってから、私はすぐに繋がっていたLINEとインスタグラムをブロックした。自分ばっかり好きになって、自分ばかり考える恋愛は全く楽しくなかったのに、好きな気持ちは変わらなかった。

    それっぽく泣いた後、ふとしたことを思う。

    「…いきなり音信不通になるのは失礼だから、最後にLINEで伝えるだけ伝えよう」

    ブロックしていたLINEを解除し、悩みながら文字を打つ。

    「ごめん!実は結構Lくんのこと好きだったんだけど、Lくんはそうじゃないんだろうなっていうのと、もし付き合っても幸せにはなれないなって思って。かといって友だちでいるのも辛いから連絡取るのやめるね。今までありがとう。お仕事応援してるね!」

    涙で画面が見えないながらも、送信した。

    あわよくば、実は俺も好きだったんだよなんて返事が来ないかなと期待して。

    しばらくして、返事が来た。

    「そうだったのか…今までご飯行ってくれてありがとう。俺もinoのこと応援してるね!」

    終わった。

    全て終わった。

    終わったんだ。

    枯れたはずの涙がまた溢れてきて、布団に突っ伏して久しぶりに声を出して泣いた。失恋なんて長らくしてなかったから、余計辛かった。

    こうして、私の3ヶ月間の恋愛は終わった。

    ……と言いたいのだけれど!!ここからが問題なのよ!!

    終わったと思った関係にトドメを刺された一言

    Lくんとの関係が終わった1ヶ月ほど後、私はご飯を食べながら友達にLくんとの終末を話していた。
    「なんてLINE送ったの?」って聞かれたので、内容を伝えたら、
    「それは確かに、『そうかー』としか言えないかもね。」といわれた。

    なるほど??

    たしかに私、Lくんがどう思ってるか何も聞かずに終わらせたな!?

    Lくんが万が一私のこと好きだったらやらかしてるかもしれない!!

    今思えばアホなのだが、浮かれポンチになってしまった私はその日の夜にLくんの LINEブロックを解除して、文字を書いた。

    「久しぶり!すこし話したいことあるんだけど、電話していい時間ある?今日じゃなくても、Lくんが空いてる時で」

    やっぱり私はLくんを気遣うことを第一に言ってしまう。嫌われたくないから。

    2時間後くらいに返事が来た。「久しぶり。いいことだったらいいんだけど、悪いことだったらできれば電話したくないかも…」

    何をいいことで何を悪いことと捉えるんだ??

    よくわからなかったので、「何を悪いと捉えるかわかんないけど、悪い話ではないと思うよ!」と送った。

    次の日になって、既読はついたけど返事は返ってこなかった。

    うーん。忙しいのかな。

    その日の夜まで待ってみたけど、返事は来ないままだ。しょうがないので「もし電話無理だったらテキストでもいいよ!」と追い LINEをした。

    するとすぐに、「今日から明後日まで仕事詰まってて、電話23時以降じゃないと厳しいかも…」と返事が来た。

    なんやねん、すぐ返事できるんかい。

    そう思って、「23時まで待つこともできるけど、Lくんがテキストの方がいいならテキストにするよ」と送った。相変わらず彼を気遣う私はえらいと今でも思う。

    「テキストで!」と返事がきた。

    おっけい〜と言って、単刀直入に「私のこと好きだった、好きじゃなかった?」と聞いた。

    返事を待つ20分間がとても長く感じた。

    「likeではあった」

    短くこれだけ、書いてあった。

    はあ????likeだと????

    likeなだけの人に手繋いだり甘えたり、デートしたり家いってて料理食べたり、ご飯奢ったりすんのかお前は???

    likeな友達なのに、そんなことすんのか??

    人としてなかなか思わせぶりすぎないか???え?なに?like野郎だったってこと?

    はてながいっぱいの私の脳みそ。

    「あーなるほどね?友達としてよかったってことか」と一回は納得した文章を送ったが、やっぱりはてなが消えないので「わかんないんだけど、友達に普通に手とか繋げるもんなの?」と送った。

    返事はその日に返ってこず、諦めて寝ることにした。

    その翌日。

    早めに起きた私は、日課のSNSチェックをしていた。すると、返事をしていないLくんが普通にInstagramのストーリーをあげていた。

    思わずストーリーを閲覧した。どこぞの知らん綺麗な旅館の写真を深夜3時に3枚あげている。

    あんた、仕事じゃなかったんかい!!!嘘ついて LINE無視して旅行してるやつなのかよ!!

    もしかしたら別日に行った旅館の写真をあげているのかもしれないけど、それにしても私からしたら大事な話をガン無視して、ストーリーを呑気に更新してるのに耐えられなくなった。

    あ、もうこの人、私好きじゃないわ。
    この人を思っても幸せになれない。

    そう再確認した私は、返事が来ない彼の LINEをブロックして、インスタも再ブロックした。

    あのlike野郎。なので名前はLくんになった。

    前に LINEをブロックした時の私とは違い、全く悲しい気持ちはおきなかった。むしろすっきりした気分だった。

    そういえば、とその時思い出したエピソードがあった。

    この悪口が全世界に拡散されて、私が幸せになりますように

    私は食べ物の中で「あんこ」だけが唯一苦手である。私と知り合いになるレベルのだいぶ序盤でこの情報は公開するので、inoについて知ろうのコーナーではあんこが嫌いはだいぶ入門編だ。

    Lくんと一緒にいた時、彼が実家の法事か何かで週末に帰省することを聞いた。週末一緒にいられないのかあーくらいの気持ちで帰省の話を聞いていた。

    次に会った時、Lくんは私におもむろに袋を差し出した。

    「これ、帰省中のお土産!」

    え!?嬉しい!私、帰省中にも思い出してくれる存在ってこと?(そんなことはないです、likeなだけです)

    わざわざ買ってきてくれるってことは好きなのかな!?(はい、likeとしては好きだったみたいです)

    勘違いinoは「ありがとう!」ととびっきりニコニコで返事をして、袋を開けた。

    中に入っていたのは、「生もなか」だった。

    色んな意味で半泣きになりながらLくんの前で頑張ってあんこを食べた。

    これくらいのレベルで、彼は私に興味がなかったってことか!!

    納得である。

    もう、辛い恋愛をしなくていいんだ。私は私を幸せにしよう。

    Lくんの醜態を全世界に発信してしまった私もだいぶ嫌なやつだと思う。でもいいもん、Lくんだって相当な嫌なやつだもん。

    あわよくばこの私の悪口が広まって彼の元にまで届き、何かしらの手段で彼が私にコンタクトをとって謝ってくれないかとか思ってる。(LINEもインスタもブロックしちゃったけど、てへ)

    最後にLくんへ。

    全世界に悪口公開してごめんね。

    でも、綺麗な失恋話になるところを大きなやらかしネタに変えやがったのは許さないからね!

    私はあなたよりも幸せにしてくれる人を見つけて、幸せになります。

    どうか他の女の子には思わせぶりなことをしないで、あなたらしく頑張ってください。

    じゃあな!

     
     
    inoです!うつ病歴7年目です。人生全部コンテンツ。文章で人を救いたくて今日も書いています。夢はオフラインラブのシーズン2に出ること。 スキ・コメントとっても嬉しいです! エッセイのお仕事募集中です。お仕事などご連絡はこちら→ino.job.thx@gmail.com

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