
#004 夜明けに見るコミック雑誌
目覚ましを止めるタイミング
朝の湿度
気温
スーパーのかかく変動
紫外線の量
予定は常に未定
それはまるで
猫のひげをくすぐるくらい気まぐれ
曖昧さと
いい加減さに
はがいくも気に入っている
私の人生
寝苦しさに開けておいた
窓の隙間から
向かいに住んでいる住人の
いつもの奇声
まるでお気に入りの
狂った映画のようだ
日常はまるで
夜明けに見るコミック雑誌
笑えるくら滑稽な
私の毎日
寝ころんだまま
手を伸ばし
昨日
ペットボトルに注いだ
水道水を口につけ
奇声に合わせ
ハミングして見せる
そうやって
静か、の一日は過ぎていく
少しの後悔の時間と
そのあとに
なぜか訪れる
安堵感の繰り返しに
怠惰なるも
だいぶん気に入っている
人生に笑みを浮かべる