見出し画像

好きなものを書いた記事が、もっと読まれて、もっと報われるように。AIコンテクストネットワークがめざすもの

noteには、本や映画など、さまざまなテーマで、みなさんの感想やレビューが投稿されています。これらを公式情報もそえて、ひとつの場所にまとめて表示する、AIコンテクストネットワークという機能が少し前から動きはじめています。

これによって、あなたが書いた感想やレビューも、その作品を好きなひとに読まれやすくなります。

おなじ作品について書かれていても、つけるハッシュタグは、ひとりひとり違います。だから、その作品について知りたいと思っても、これまでは、どこを見ればいいのか分かりませんでした。

そこで、書かれている内容から文脈(コンテクスト)を把握して、作品や商品ごとのページ(キーワードページ)を自動でつくるのがAIコンテクストネットワークです。

たとえば、最終巻が発売されて話題の『宇宙兄弟』や、放送中の『VIVANT』のキーワードページでは、たくさんの読者や視聴者の感想を一気に読むことができます。

『宇宙兄弟』のキーワードページのスクリーンショット。上部に「宇宙兄弟 完結記念 みんなの感想、集まっています」というバナーがあり、その下に読者の感想記事や関連書籍が一覧表示されている。
『宇宙兄弟』のキーワードページ
『VIVANT』のキーワードページのスクリーンショット。TBS系日曜劇場『VIVANT』の紹介バナーの下に、感想記事や関連コンテンツが一覧表示されている。
『VIVANT』のキーワードページ

いまは書籍・映像・ゲーム作品の感想がおもな対象ですが、今後、AIコンテクストネットワークの機能で生まれる、このキーワードページをあらゆるカテゴリに広げていきます。

読むひとは、その作品について書かれた感想をまとめて読める。書いたひとは、その作品を好きなひとに読まれる機会がふえる。作品をつくったひとは、ファンや読者の声をまとめて見つけられて、知ってもらう機会も広がる。あなたが書いた感想を、その作品をつくった本人に見つけてもらえるチャンスも、ふえるかもしれない。

そんな循環を実現させたいと考えています。

同時に、キーワードページ自体をAIが読みにきて、その結果、みなさんの記事がAIからもっと参照されて、さらに多くのひとに届くようになることをねらっています。

AIコンテクストネットワークの仕組みを示す図解。左側で「公式情報」と「noteに集まったファンの感想」をAIが活用してキーワードページを自動生成し、右側でその結果、読者は作品や商品と出会え、作り手は購入や視聴につながり、書き手・作り手は検索やAIから見つけてもらえるようになる、という3者それぞれの価値を表している。

AIで調べものをしたひとが、あなたの記事を読みに来ます

「小学生の子どもが科学を好きになるマンガ、ある?」
「この価格帯のイヤホンって、結局どれがいいの?」

調べものや買いもの前に迷ったとき、検索ではなくAIに聞いて済ませるひとがふえました。そのときAIは、どこかに書かれた文章を読んで答えます。その参照先として、noteはよく選ばれています(※)。

noteには、そのひと自身が実際に見て、聞いて、やってみたことを書いた記事が多いこと。これが理由のひとつだと考えています。

ある作品について書かれたものが1か所にそろっていれば、AIも検索エンジンも「これについて知るならここ」と判断しやすくなります。作品ごとにページをつくっているのは、ひとが見やすくなるためでもありますし、AIから見つけやすくなるためでもあるのです。

そして、AIの答えを読んで興味を持ったひとは、元の記事を読みに来ます。

「小学生の子どもが科学を好きになるマンガ」を聞いたひとが気になるのは、作品名だけではありません。おなじくらいの年の子が読んで、その作品のどこがどう刺さって、どう好きになっていったのか。イヤホンであれば、おなじ価格帯の商品をいくつか買って、使い比べたひとはどう感じたのか。

AIの答えは短くまとまっているぶん、細かな体験そのものは、あまり説明されません。だから、ひとはAIの回答を読んでもなお、書いたひとの記事を訪れるのではないでしょうか。

※AIが日本で回答するときに引用したドメインとして、noteはYouTubeに次ぐ2位(Ahrefs社調査、2026年7月発表)

雑誌の楽しさを、インターネットでも

おなじものを好きなひとが集まって、そのテーマについて話をする。この場の設計に近いのは、雑誌かもしれません。

ファッション誌にはファッションが好きなひとが、車の雑誌には車が好きなひとが集まっています。だから、そこに載るコンテンツは、とくに読んでほしいひとに届けられます。

インターネットが普及して、どんなにニッチな趣味でも仲間を見つけられるようになりました。ただ、おなじものが好きなひとも情報も、SNSや検索結果のあちこちに散らばっていて、みんなで集まって語り合えるコミュニティのような場は、あまり多くありません。

キーワードページは、そんなコミュニティをインターネット上につくる試みです。こんなに好きなのは自分だけなんじゃないかと思っていたものについて、おなじくらいの熱量で語っているひとを見つけて、交流できる場所をめざしています。

みなさんが日々投稿している、読んだ本や観た映画の感想が、このページをつくっていきます。そして、これからは、その対象を、行った場所、使ってみたアイテムやコスメなど、あらゆるものへ広げていきます。

さらに、みなさんの記事と読者が出会うルートをふやします

AIコンテクストネットワークでは、今後、以下のカイゼンを予定しています。

キーワードページの内容を、ひともAIももっと読みやすくなる工夫をしていきます
たとえば、いま計画しているのが「AIまとめ」です。感想が何百件も並んでいるだけでは、そこで何が語られているのかを掴むのに時間がかかります。集まっている記事の全体像を先に示すことで、AIにも読むひとにも「ここに何があるか」が分かり、見つけてもらいやすくします

関連するキーワードページと、行き来しやすくします
あなたの記事にたどり着く入口がどんどんふえるよう、そのページと似た作品や関連するもののキーワードページを表示します

気になる作品のページに新しい記事が載ったときに、それが分かるようにします
キーワードページごとにフォローの機能もつけて、好きな作品にいま何が書かれているかが分かります。あなたの記事も、その作品を追いかけているひとに届きます

おなじ作品を好きなひとと、感想を言い合えるようにする
キーワードページ上で、集まったひと同士が直接やりとりができるようにすることも検討しています

準備が整ったものから、順にお知らせしていきます。

収入につながる道も、ここからつくる予定です

キーワードページには、仲間を見つけ、みなさんの記事をもっと多くの読者へ届けることに加えて、もうひとつ、ねらいがあります。みなさんが書いたものをあたらしい収入につなげることです。

noteで収入を得る方法は、これまで、自分の記事や作品を有料で売ることが中心でした。昨年から、そこにAI学習への対価還元(抵抗がある方は拒否設定もできます)が加わりました。そして、今回のAIコンテクストネットワークを通じて、3つめの道を、つくろうとしています。

それぞれのキーワードページを育てているのは、みなさんが書いた感想です。

このページが、作り手の方や企業、お店にとっても価値のある場所になれば、noteの事業として収益が生まれるかもしれません。そのときは、このページをもっと良くすることと、ここを育ててくれたクリエイターのみなさんにお返しすることに使いたいと考えています。

たとえば、キーワードページを見たひとが、その本を買ったり、その映画を観たりすることがあります。そのとき、書き手個人にも対価が還元されるしくみなどを検討しています。こちらも、詳細が決まりしだい、お知らせします。

おわりに

noteのミッションは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」です。書いたものが、読まれる。読んだひとから反応がある。ときには、それが収入になったり、本になったりする。

創作を続けるのは、大変です。だから、そういう、うれしいことが起きる回数をふやしたい。

記事が届く仕組みをつくる。創作大賞のようなデビューの場をつくる。書籍化につながる道をつくる。どれも、みなさんが創作を続けられるようにやってきました。やろうとしていることは、これからも変わりません。

あなたが感想を書いた作品も、もうページができているかもしれません。ぜひ、noteの検索窓で調べてみてください。まだ書いていない感想やレビューがあれば、投稿してみてください。おなじものを好きなだれかが、あなたの記事を待っています。

キーワードページについてのご質問やご要望は、noteフィードバック から。その他のお問い合わせは リクエスト送信フォーム からお寄せください。いただいた声をもとに、カイゼンを続けていきます。


これまでのカイゼン一覧は、以下の記事でまとめています。

noteの公式X(Twitter)、公式Instagramでは、創作に役立つヒントやすてきな記事を毎日紹介しています。みなさんのフォローをお待ちしています。

機能に関するカイゼン・ご要望は noteフィードバック から。
その他のお問い合わせは リクエスト送信フォーム からお願いします。