「インド童貞②」
今回は、機内食も悪くなかった。
もちろんエアインディアでは、
機内食=カレーである。
機内食は茶色や黄色が基本だと、もしかしたら社内の規定にあるのかもしれないレベルでカレーである。
ところが、このカレーが美味い。
人生で機内食を完食できたのはエアインディアだけである。
今回は遅れもなかったので、エアインディアにして本当に良かったと思う。
ただ、機内食のカレーの辛さは選べないので、そこはインド人向けのようである。意外と辛かった。
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機内では、明らかな寝不足に加え、酔い止め2個飲んだのが効いたからか寝てしまった。
ランビールとディーピカの映画も内容をあんまり覚えていないし、
シャールク・カーンの”FAN”に至っては全く覚えていないが、一度観たからまあいいか…と、気にしないことにした。

アイシュワリヤの新しい映画は、政治色が強いのか内容がよく分からない。
30分ぐらい観て消した。
このフライトもあと2、3時間である。映画はあと1本しか観られない。
隣のおばちゃんがアニメを観ていたので、何だろうと自分のパネルで確認したら
「君の名は」であった。

観そびれた作品だったので観ることにした。
40分ぐらい観ていると、リフレッシュメントサービスが始まった。
ワゴンで先程の男性CAがサンドイッチの入った軽食のトレイを運んでくれた。

それもどういうわけかダウンサービスで…。笑
こんなお姫様サービスは人生で初である。
貧乏人なので、後から特別料金がかかるのではないかと緊張してしまうのが非常に情けない。
食事2回目はフルーツやケーキが出た。
地味にうまいが、食欲がないので、サンドイッチは持ち帰ることにした。
代わりに成田で買った茶巾寿司を食べていると
「ん?スシ食べてたの?」
と先程のCAが。
ゴミ捨てていいよ、と、本当に気の利く人である。
そんなこんなでデリーの空港に無事着陸した。
気のいいCAとはお別れである。
お互い少し寂しそうな気持ちになったであろうお別れの瞬間である。
皆、遅れっぱなしのエアインディアの悪口を言うが、思い返すとやはりCAは良い印象が多い。
そんな情報もネットなら届けられるものだ。
ありがとう、あのCAのお兄ちゃん。
その後、空港内で両替できるところを探したが、本当に見つからない。
どこに行っても、
「8000円分しか両替できないね。」
と言われるではないか。「お釣りがない」と出た……。
まさか、こんな理由で着いて早々インドで乞食では、
ガンジス川に浮かぶにせよ、餓死なんて情けなさすぎる。
ある両替所でも同じことを言われたが、
「君がテンミリオンエン(一万円)出して、8000円分のルピーしか渡さないでいいなら両替できるけど、
それじゃあもったいないでしょ。他行きなよ。」
と両替所おじさん。
後ろにいる部下のような若い男の子がガザガサと紙に包まれたものをおじさんに渡した。
紙からはほのかな油が染みていた。
「そうですね。そうします。
なんかいい匂いがしますね。サモサですか。」
と言うと
「お腹すいただろう。せっかくだから食べなさい。」
とおじさん。
Lサイズ的なサモサをちぎって渡してくれようとする。
この瞬間、私の脳内はRPG化した。
① 受け取る🫴
② 断る🫸
である。
受け取り食べれば腹痛か、危険物が入ってるかもしれないとガイドブックに書いてあったし、
レイプ被害もあるので、もらったものをやたら飲んだり食べたりするのはやめとけ‼️
とネットでも書いてあった。
②の断る🫸には、断れるのか。
結局、断るつもりで
食べちゃった。
この旅で、私は何度もこの選択肢に迫られたが、
ほぼ毎回断れず食べたが、いまだに当たったことはない。
インドの神様が味方をしてくれているなら
非常に有難いことだし、
私はこういったインド人の好意にとても感謝の気持ちでいっぱいである。
何年経っても、いい思い出しか残っていないが、
オススメはしない。
こればかりは自己判断で。
続く↪️


