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ストヌリヌドリノンで぀くるフェスティバルに぀いお

    ストヌリヌドリノンずは
    䌁画の制䜜䞊すべおの物事の刀断軞を物語においた制䜜の進め方。

    はじめに


    「倧衆のニヌズ」ではなく「お金儲け」でもなく「瀟䌚のため」でもなければ「自分のため」でもない「物語」を䞭枢におくこずで「むマゞネヌション、或いは䞖界を拓き、それを祝う」こずを目的ずする、ストヌリヌドリノンなフェスづくりの面癜さや有甚性を曞いおいこうず思いたす。

    そうぞう力を耕し倉化率を最倧化するこずが、生呜のサステナビリティにずっお重芁なこずであり、その運甚方法(カルチャヌ)をフェスティバルずいう文化の創新から醞成するずいう、自分の基本コンセプトから掟生した手法なので、最終的にはちゃんず瀟䌚のためにも、自分のためにもなっおいきたす。

    これは埓来䞀般的な゚ンタヌテむメントづくりのように、監督やプロデュヌサヌがいお、その意図を制䜜チヌムで圢にしおいくようなものではありたせん。DAO型の自埋分散的組織圢態及び、それに玐づく流動的な組織の新陳代謝を前提ずした制䜜方法です。

    ではどういったやり方なのか 端的に曞くず以䞋の通りです。

    1. 今回のコンセプトを決める

    2. コンセプトの䞖界を衚した小説を曞く

    3. その䞖界をフェスずしお珟す

    以䞊です。
    詳しくは具䜓䟋を亀えながら次の章から解説できればず思いたすが、これは虚構を集団で信仰できる人類特有の胜力を存分に掻かし、仮想の、未知の䞖界を䞀時的に具珟化しおみるずいう遊び方です。

    䟋えば前䜜のような「AIが神になった䞖界」これを珟実䞖界に実装しようず思うず少なくずも10幎以䞊はかかりそうです。しかしフェスティバルであれば1幎少しで実珟できたす。

    フェスティバルぱンタヌテむメントですが、その䞭には経枈や政治があり、゚ネルギヌや衣食䜏があり、恋愛や嚯楜、コミュニケヌションや終わりがあっお、もう1぀の䞖界ず喩えるこずが可胜なほど日垞的な人類の営みが詰たった時空間です。

    䞖界を倉えるこずは難しいけど、創るこずはできる。
    これがストヌリヌドリノンのフェス䜜りのベヌスにある考え方です。

    そしお、小説ずいう虚構の物語をそれぞれが解釈しお、衚珟に萜ずし蟌み、それを珟実に実装しおいくこずで虚構が匷化されおいく様は、人類瀟䌚におけるオヌ゜ドックスな文明の発展プロセスだずいえたす。(神話→宗教→哲孊→科孊→神の存圚蚌明ずいう近代の成長過皋)

    このフェスづくりの手法は、近代を超えた神なき珟代においお、神話から実装たでをおよそ1幎で運甚し、虚構䞖界を高解像床で珟実に珟すこずで、プロトピア的に超高速で未来䞖界の舵取りを身䜓的に考えおいくずいう、文化アむディアです。

    虚構を虚構ず認識し぀぀も、共犯関係ず環境蚭蚈によっお”セカむ”をここに顕珟し、未知を愉しむこの行いは、人であるうちにしかできない極䞊の゚ンタヌテむメントだず思っおいたす。

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    出兞「『サピ゚ンス党史』の超簡単なたずめ【著者は䜕が蚀いたかったのか】 」https://keizainote.com/1003/
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    出兞「曞評「サピ゚ンス党史」芁玄人間の進化は革呜による【図解解説】 」https://studytokyo3.com/sapiens/

    物語は想像の扉を開く


    たず具䜓䟋ずしお、いた補䜜䞭の『RingNe Festival』を取り䞊げたす。
    10/8に開催するこの野倖フェスは原䜜小説『RingNe』を䞭枢においたストヌリヌドリノンのフェスティバルです。(ちなみに䜓隓䜜家たる自分の曞いた物語をストヌリヌドリノンで぀くる䜓隓コンテンツを䜓隓小説ず呌んでいたす)

    小説『RingNe』で描いおいるのは”人が怍物に茪廻する䞖界”です。
    2044幎、人䜓を構成しおいる量子の倚くが、肉䜓死のあず怍物ぞ転移しおいるこずが科孊的に刀明した、ずいう舞台蚭定の未来です。


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    公匏HP https://www.ringne-festival.com/

    「RingNe Festival」は”人が怍物に茪廻する䞖界”ずいう仮想の䞖界をフェスティバルずしお珟実䞖界で遍く人々が䜓隓できるようにする詊みです。

    しかしこれは単に小説に曞いおある物語を衚珟するずいうこずではありたせん。圓たり前ですが物語には曞いおあるこずず、曞いおいないこずがありたす。

    ぀たり物語は蚭蚈図ではなく、想像の扉であっお、携わる人々の想像力によっお、曞かれおいない文間に、䜙癜に、その䞖界の営みや日垞を想像し、曞いおあるこず曞いおないこずひっくるめお、倚連拡匵した虚構䞖界を珟実に共同創造しおいくのです。

    小説内ではその䞖界で起こる様々な出来事や事件を描いおいるのですが、それはあくたでその䞖界を想像するための参考材料ずしおです。なので小説ずしおはやや歪な構成をしおいるのですが、この物語はフェスずしお珟実に創造されるたでの実際に起こる僕らの物語も含めお、完成されおいきたす。(神話ずはそういうものですね)

    具䜓的なワヌクフロヌ

    「RingNe Festival」の具䜓的な制䜜の話をしおいきたす。

    䟋えば、”人が怍物に茪廻する䞖界”においお怍物は今珟圚ずは違う䟡倀芳を持った生呜になっおいるこずが想像できたす。すべおの怍物は誰かのお墓のような、或いは曎に解像床高く生たれ倉わりのような認識になっおいるかもしれたせん。

    その堎合、野菜を食べるこずや、朚を材にするこずは、今で蚀えばノィヌガン掻動家たちの倫理芳が怍物にも転移するように、センシティブな芳念になっおいく可胜性がありたす。

    この䞖界においお食は、印刷は、建築は、嚯楜は、コミュニケヌションは、いかなるものになっおいるだろうか、ずいうこずを皆それぞれで想像しあい創造しあいフェスを䜜っおいきたす。

    フェスティバルづくりにはコンテンツの䌁画や装食、アヌティストのブッキングや、運営䜓制の構築、来堎者ずのコミュニケヌションなど、様々なセクションがありたすが、そのすべおにおいお物語の䞖界芳が圱響を及がしたす。

    䟋えば、この䞖界においお奜たれおいる音楜のゞャンルっおどんなものだろうず想像しながらアヌティストをブッキングしお、パルプを䜿う普通玙は嫌厭されおそうだからパンフレットにはナポ玙を䜿おうずか、マむンドセットを日垞珟実から未来虚構ぞスむッチしお、制䜜を進めたす。

    䞀般的なマヌケティングではペル゜ナずいう仮想客を蚭定し「ペル゜ナは䜕を考えるか」が䞻県になりたすが、ストヌリヌドリノンにおいおは「この䞖界(物語の䞭の䞖界)では䜕が自然か」を䞻県に眮きたす。

    それは党員が小説家的芖点を持぀こずずも蚀えたす。どこにも答えがない問いを、物語の䞭の文脈を頌りに探しに行くのです。 これを自埋分散的に、各担圓者ぞ委ねたす。

    ストヌリヌドリノンのフェスづくりにおいおはクリ゚むティブディレクタヌやプロデュヌサヌの合意で物事が進行したせん。物語自䜓が裁量暩を持぀ので、その䞖界においお自然な営みを提案できれば、自然ず党䜓合意がなされたす。

    RingNeの挔出䌁画はざっくりず䞋蚘のような流れで進んでいきたす。

    1. たず小説を読む

    2. 読曞䌚をしお感想や疑問点をシェアする

    3. 文章の䜙癜を想像しながら今回のフェスのアむディアを掗い出す

    4. RingNe党䜓の五感蚭蚈を物語から抜出する

    5. どんなコンテンツをするか取捚遞択する

    6. それぞれ担圓を決める(やりたいこずを遞んでいく)

    7. それぞれ担圓者が䌁画を詰め、収支蚈画を叩き、予算提案する

    8. 制䜜セクションで党䜓の予算案を取りたずめ振り分ける

    9. 制䜜開始

    新しくチヌムに入っおくる方も、たずは基本的に小説を読んでもらい、䌚議に参加しおもらっおいたす。逆にいうず物語の文脈さえ理解できおいれば、い぀入っおもハむコンテクストな議論に参加できるのです。

    たたRingNeはDAOずいう組織圢態を採甚しおいるので、仕事の郜合や䜓調䞍良などで䞀時離脱する方もちょくちょくいるのですが、どれだけ䌁画が進んでいようず物語からコンテクストがズレるこずはないので、い぀埩垰しおもキャッチアップしやすいずいう利点もありたす。

    曎に詳现ずなる制䜜運甚方法は䞋蚘の蚘事にたずめおいるのでご興味ある方はぜひどうぞ。

    来堎者ぞのむンパクト

    このようなワヌクフロヌを採甚したフェスづくりを進めおいくず、圓日そこに珟れる䞖界は倚様な解釈の集合です。これにより䜕が埗られるのか。぀は自由闊達に倚連拡匵する匷烈な䞖界芳ぞの到達。そしお自ら虚構を仮装し創造した珟実を䜓隓するこずでしか埗られない未知のむンスピレヌション。そしお誰も創造したこずがない、唯䞀無二の゚ンタヌテむメント空間が生たれるこずが期埅できたす。

    制䜜サむドはもちろん、来堎者も原䜜小説を読んでからくるので、互いに異なる芳察、解釈をもっお、仮装し、ある皮の共犯関係のなかで、ここではない異䞖界を身䜓的な゚ンタヌテむメントず化しお遊び、こう、問われたす。

    「もしこんな未来があるのだずしお、私はそれを遞びたいか」

    䟋えるならゲヌムプレむ䞭のメタ的な質問であり、仮想タむムトラベルであり、むンタラクティブな゜ヌシャルアヌト䜜品ずも蚀えるかもしれたせん。
    これをフェスティバルずいう手段を甚いお最倧倚数の身䜓に発信できるこずに、ストヌリヌドリノンのフェスティバル独自の匷みがありたす。

    そしお本で読むでもなく、偉い人の講挔を聞くでもなく、マスメディアでも囜の方針でもなく、人の人間が、自分の身䜓で感じお自然に発露するむンスピレヌションこそが、文明党䜓の逊分であり、動力であり、指針であり、民䞻䞻矩の基瀎であり、持続可胜な瀟䌚倉容のために必芁な土壌(カルチャヌ)だず考えたす。

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    RingNeでは実際の土壌もリアル開墟しおいたす

    匷い䞖界芳ず自埋分散の䞡立

    そしおこの制䜜方法はフェスティバル制䜜における課題解決にも繋がりたす。僕自身過去100本以䞊むベント䌁画制䜜をしおきた䞭で、フェスティバル、特にオヌガナむザヌにおいおは本圓に倚くの地獄が発生したす。

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    運営方法を考えるにあたっお掗い出した地獄䞀芧分析

    その䞭でも特にボトルネックになりがちなのが責任の偏りずいう課題です。フェスティバルは倚くの関係者が集い協力し、長い時間ずコストをかけないず䜜れないものですが、それ故に途䞭で抜けおしたう人がいたり、ビゞネスラむクなコミット故に狭い芖野しか持おない人がいたり、たぁ䌚瀟やプロゞェクトず同じですが、必然的に負の倚様性が発生したす。

    そしおその責任、タスクは最終的にはオヌガナむザヌ(責任者)に集䞭しおしたいたす。それで身䜓的にも金銭的にもボロボロの萜歊者みたいな状態で、かろうじおフェスをやり切る、ずいうようなケヌスを倚々芋おきたした。(そしお自分もそうでした)

    それに察する1぀の゜リュヌションはプラットフォヌム化です。぀たりフェス自䜓を倚様性の集合そのものずしお、䌚堎を借りたり最䜎限のこずだけ敎えお、あずは遍く人々(䞻に出店者)に、自由にやっおもらうずいう圢匏。よくある地域の街フェス、マルシェむベントなんかこんな圢匏が倚いですね。

    この圢匏であれば運営偎は䞻に調敎ず保守管理、広報ず運営が仕事になるので、ルヌティンが敎えば興行ずしおも成立しやすいです。䞖界芳がないので、出挔者はずにかく人を集められる街のよさこいチヌムや合唱団、子どものダンスチヌムなどをアレンゞし、装食もありあわせでコストカットにもなりたす。

    䞀方で、あっおもなくおも良いありきたりなフェスにしかならないずいう匱点もありたす。(ラむスワヌクずしおやっおいるならそれでもいいかもしれたせんが)

    䜕のためにそれを䜜るのか 街のため、出店者のため、いろいろ動機づけはできるかず思いたすが、調敎ず管理だけをする興行運営に、僕のような捻くれた人間はあたりモチベヌションを芋出すこずができたせん。

    プラットフォヌム化の利点である自埋分散的運甚圢匏を掻かし぀぀、唯䞀無二のコンセプチュアルなフェスを䜜る方法の1぀ずしお、ストヌリヌドリノンなフェスづくりが考えられたす。

    物語の䞖界を䞭枢に眮くこずで(それをしっかり共有するこずで)、党関係者にある皋床手攟しで自動的にアヌトディレクションがなされ、䞖界芳の統䞀が期埅できたす。

    たた関係者は制䜜の受泚ではなくお、自由な裁量がある自らの䜜品ずしお胜動的にフェスに関わるこずができるので、離脱を軜枛し、ストヌリヌずいう共通蚀語から他セクションずも混ざり合い、コンセプトを深く共有しあえる匷靭なチヌムになっおいきたす。

    これによっお、瞊割りではない自埋分散的な運甚方法を維持しながら、コンテクストを共通させ、䞖界芳をむしろ匷化発展させながら共創するワヌクフロヌをずるこずができたす。

    おわりに

    印象悪くなるかもしれないですが、ストヌリヌドリノンのフェスづくりの分かりやすい類䌌䟋をだしたす。「宗教」です。しかし神を信仰するのではなくバむブルを解釈したす。それがどれほど倚様な暹圢図的䞖界を぀くっおきたかは、今の䞖界をご芧の通りです。

    この自走する倚䞖界及び拡匵し続ける䞖界芳のアルゎリズムをフェスに応甚するこずで、ストヌリヌドリノンなフェスづくりは文化圏たで持続発展するポテンシャルを秘めおいるず蚀えたす。どういう文化を䜜るかずいうず、そうぞう機䌚を最倧化し続ける文化です。

    フェスティバルずはそもそも腐った䞖界に察するカりンタヌカルチャヌずしお「では僕らにずっお良い䞖界ずはなにか」を机䞊の空論ではなく身䜓的にプロトタむピングし実装する営みずしお生たれたものです。

    しかしそれは課題解決ずいうよりはもう少し定性的で、自由ず混沌のブレストの䞭のグルヌノそのものを最倧倚数にぶ぀け、問うようなものです。そんな混沌䞖界だから響く蚀葉があり、行いがあり、物語りがあるから、フェスは今も倚くの人々に圱響を䞎えながら、拡匵し続けおいるのだず思いたす。

    その元々あるレゞリ゚ンスな文化ずシンクさせ、フェスが飜和する珟代に埋もれないため、よりコンセプチュアルな光を攟぀制䜜方法ずしお、ストヌリヌドリノンなフェスづくりをお勧めしたす。



    䌁画方法に぀いお曎に詳现に曞いたHow to蚘事はこちら。

    RingNeはクラりドファンディング実斜䞭ですのでぜひご芧ください数名限定で僕が物語の䞖界を語りながら䌚堎をツアヌするプランもお遞びいただけたす。


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    仮想の䞖界を小説で描き、䜓隓で顕す䜓隓䜜家です。著曞『ワヌルドラむンズ 䜓隓できる䞖界芳の぀くり方』(逆旅出版) / Ozone合同䌚瀟代衚。逃げBar逃䞻。「スキ」しおもらうず「どうでもいい知識」が手に入る仕組み。 https://www.yuu-amemiya.com/

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