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Photo bymahorogood

雨の日は、体も心も曇る。それでも私は笑っていたい。

    東京は久しぶりの青空でした。
    「今日は動けそう。」
    天気予報より先に、自分の体調を確かめるようになったのは、ここ数年のことです。

    若い頃は、雨の日は髪がまとまらないくらいにしか思っていなかった。でもいまは体も心も天気と一緒に曇る日があります。
    そんな日々を過ごしていましたが、昨年私の体調はどん底でした。


    オンライン秘書の仕事も4年目。
    新しい仕事にも慣れ始め、「これから」という頃でした。

    ある夜、湯船につかって本を読んでいると、動悸がひどくなり、目の前が真っ白になり息ができない。慌てて夫に助けを求めました。

    病院を受診すると、血圧が180もあり、いままでにはない高さで驚きました。
    その影響で動悸がするとのこと。

    以前からお世話になっている婦人科の主治医からは「更年期は持病が発症しやすい」と言われていました。父も母も年齢とともに血圧が高くなっていたので、主治医の言葉に思わず息をのみました。 

    もちろん、更年期の人がみな症状が出るわけではないと思います。
    その時期、慣れない業務で生活リズムが乱れて、ストレスを強く感じていたので誘発されたのかもしれません。

    ついに来たか……。

    というのが本音でした。その後、漢方薬を服用し動悸は治まったものの、血圧は安定せず、その他めまいもひどくなり泣く泣く仕事を休職することになってしまいました。

    休職を決めたときは体調が悪かったので、仕事のことを考えられる余裕がありませんでした。少しずつ日が経ってから「もっと健康管理をしっかりしていればよかった」「また体調を崩してしまった」と後悔が襲ってきました。

    ある程度、落ち込まないと這い上がれない性格だと自認しています。
    そんな私を家族は放っておいてくれました。
    そのお陰で、体調を回復するにはどうしたらいいか、ひたすら考えていました。

    血圧が下がるというトマトジュースを飲んだり(これは私に合ったのか効果抜群でした)。
    ウォーキングやヨガもしました。
    お酒を飲むと体調を崩しがちだったので、辞めました(いまは多少飲んでいます)。

    もちろん定期的に婦人科を受診していたので、ホルモン療法も受けています。
    その甲斐あって少しずつ体調は回復してきました。

    でも私の体はちょくちょくいたずらっ子になります。
    血圧が安定していると、指の関節が動きにくくなったり、めまいがひどくなったり、頭痛がして朝起きられなくなったり……。

    その度、私はちょっとだけ傷ついていました。

    時にはグラスの水が溢れてしまうように、

    不調のない日なんて一日もないじゃん!
    なんで?
    なんで私ばかり?

    そう思った日は、一度や二度ではありません。
    その気持ちを「吐き出しノート」に書いていました。

    吐き出しノートとは、
    ジャーナリングと同じで、自分の気持ちを吐き出すノート。
    家族や周りの人に言えないことを、ダァーと思いつくまま書くのです。

    でも、あるとき思ったんです。

    なんで傷つくの?元気な人もいれば、体調が悪い人もいる。
    更年期症状は人それぞれ。強く出る人もいれば、出ない人もいる。
    それなら私は強く症状が出る人なんだ。
    noteに書こう!同じ症状で悩む人に寄り添えることがあるかもしれない。

    考え方を変えたら、ちょっとだけ気持ちが楽になりました。
    体調不良になったら「ネタができたラッキー!」と思えるから。

    「また体調が悪い……。」

    そう思う代わりに、

    「また一つ、誰かに寄り添える話ができた。」

    そう考えられるようになりました。

    現在は、自分のペースを大切にしながらオンライン秘書の仕事に復帰しています。
    相変わらずトマトジュースは毎日飲み、ストレッチ、ヨガ、ウォーキングを続けています。それからタンパク質を多く食べるようになりました。

    今年50歳になって思ったことがあります。

    子育てが終わった残りの人生をどう過ごしたいか。
    これまでは体調不良が多く笑顔が引きつっていたと思う。
    これからは体調不良が少ない方がいい。
    でも、たとえ体調不良でも笑顔でいたい。

    だから、雨の日だって、更年期症状が出たって笑顔でいたいと思っています。

    雨の日が好きになることはないかもしれません。
    更年期が急になくなることもないでしょう。
    それでも、空を見上げて笑える日は、きっと少しずつ増やせる。
    私は、そんな50代を過ごしていきたいと思っています。



     
     
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