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書き出し祭り:タイトル感想

    あいさつ

     皆さんこんにちは。智子です。

     多くの人々がタイトルの感想を残しています。
     私も便乗して、タイトルにつけた効果や狙いというものを一つ一つ予想しています。
     
     基本的には「依頼があったもの」はTwitterに流していますが。ご依頼のなかったものはこのnoteに書き溜めています。
     
     やはり、参加者の皆さんそれぞれに思惑もございましょうし。依頼を出されていない方々においても「触れてほしくない」といったような考えもあろうかと思うのでnoteだけとしています。

    智子の備忘録のようなものです。

     あらすじを読む前に、自身で読み返し、タイトルの期待とあらすじを並べたときの印象をメモするためのものです。

    智子が考えるタイトルの狙いについて

    古今様々な娯楽作品が存在します。思いつくものは次の三つくらいでしょうか。

    届けたい読者に届けるためのタイトル

    単語に付随したジャンルやテンプレートを示し「どのような物語であるのか?」というのをタイトルからして、アピールに全力で振ったタイトルですね。

    作品全体を総括するタイトル

    『ゴッド・ファーザー』とかはそれらの意味合いを含ませた有名なタイトルですよね。マフィアのボス。これは彼が彼の一族において、神であり父であることを示しています。そして、作中の映画ではまるで一族を操り人形のように命じます。
     果たして、ドン・コルレオーネは人形遣いであるのか? とても強力な権力を持った操り人形であるのか? 
     私達はすべて「神の」操り人形なのか?
     そういった「比喩的」なタイトルとしての効果がありますね。

    活躍するキャラクター(誰の物語なのか?)をアピールしたタイトル

    『ルパン三世』シリーズはそうですよね。
     もう、主人公がそのままストーリーの主軸にもなり、これはルパン三世を取り巻く物語であることを端的に示したものです。
     個人的にはこれくらいの影響力をもてるシリーズの作り手になりたいですね。ルパン脱ぎには憧れます。

    おそらくですが。タイトルといえばおおよそこれらの三つに集約されるのではないでしょうか。という考えの元、各タイトルをそれぞれ読み込み、感想をnoteに残していきます。

    話題になるタイトルとは?

     すべての人に好まれる物語というのはおそらくありません。
     人々が求める物語の大きな要素は「現状の価値観や置かれている環境を肯定し、欲望を満たしてくれる」物だからです。マジョリティはマジョリティの価値観を。マイノリティはマイノリティの価値観を肯定してくれる物語を求めます。よって、大勢におもねった物語が肯定的に取られるでしょう。それらが集約したものが神話です。
     神話でみれば。
     常に部族のコミュニティは崩壊の危機(食料の不足による飢餓、別のコミュニティからの侵略、蔓延する病気等)があり、そのコミュニティのなかで力のある若者を選び、勇気のある者としてコミュニティを救うことを命じられたり、かつて旅を行い、部族に知識をもたらしたメンターの教えであったり。というように物語にはある程度「楽しみ方」が模索されてきました。
     それらの物語の多くは「産まれてから死ぬまで」という人生のステージに寄り添ってくれる物語こそが人々に受けいれられます。
     それでは「受け入れられる」物語というのはそれこそ「コミュニティ」においての「正しさ」とも言える価値観にそった物語は人々が好むものです。

    感情を揺さぶることを期待させるタイトルは印象があります。

    それではその「正しさ」の軸をどれだけ知っているか。というのが「ストライクゾーン」になると思っています。

    第一会場

    1-01 廃棄東京、からっぽのマキナ

     依頼があった分です。比喩的なタイトルです。
     秀逸なタイトルです。舞台を示しつつ機械という意味の「名詞」か「人物名詞」かはわかりませんが。ダブルミーニングを期待しました。何かしらの「欠けた」や「喪失感」などを連想できる「からっぽ」という言葉から「楽しいものではない」というイメージを持てました。
     廃棄東京、というのも物騒であり、近未来SFでしょうか。
     これらのイメージからあらすじに飛び込んでみたら全然違う。なんてことはあるんでしょうが。
    「情報のあるタイトル」というのはフックとして充分なものであり、第一会場の先陣を貼るのに納得のタイトルと情報量だと感じました。

     物語での期待とされるのは「からっぽ」であるならば、それを埋めることを期待しています。

    1-02 錬金術師の紡ぐ旅。

    「錬金術」と「旅」という単語にかかるイメージとしては、やはりファンタジー的な要素を期待しました。しかし、他の方向にも転じる事ができるものであり。現実の地球においての、歴史上の錬金術としてのジャンルかもしれませんね。
     旅とあることから、錬金術師らしく人々から迫害を受けての旅路かも。
     そんな、重苦しい設定を抜きにした「股旅もの」的な楽しい作品かも。
     
     実はこの錬金術ということ自体をテーマにした類例作品が浮かんでいるからこのようなイメージがあります。
     
     人によってはこの「錬金術」という言葉へのイメージには差がありましょうし、その差の範囲で展開される物語になるのか。あらすじになるのか。期待しています。

    1-03 月華に翔けよ蝋の翼の贋作達よ

     蝋の翼というところから、ギリシア神話の比喩を取り入れています。この比喩を知らねば理解できないタイプの隠喩が作品に込められることを期待します。
     イカロスの翼は太陽で溶けました。
     しかし、作中は「太陽」を連想させずに「月華」という言葉を示しています。
     ギリシア神話をモチーフにした物語が展開されるのかもしれませんね。

     これらもそうなんですが。どっちにも転べるタイトル。というのは読者の期待値においても弾力性がありますよね。「そっちか!」という程度のゆらぎで済みます。

    1-04 メドウグリーンの墓守は、そうか公園の跡地に立つ

     依頼があった分です。
     私の単語能力が貧弱であるのでメドウグリーンという言葉がぴんと来ませんでした。墓守という仕事にかかる霊園の管理者であったり、祭祀の取り扱いなどの「儀式めいた取りまとめ」のイメージがあります。墓守って一般的な言葉なのかな。私は自作の創作で墓守を扱ったことがある程度ですので、一般化できる情報かは判断できかねます。
     最後の「そうか公園の跡地に立つ」という部分から、仕事を失った墓守のおっちゃんが哀愁漂うんかな。
     という、安直な発想になりました。
     興味を引く、絵面かというと、悲しくなりそうな絵面ではありますね。

    追記

     生死にかかる物語というのは、注目度があります。それは私達が逃れられないテーマだからでしょう。過去の書き出し祭り作品の多くもこれらの「約束された死」のようなテーマは人々の興味をつかんだのは覚えています。
     それと同じような効果を「墓守」に持たせたのだとしたら、あらすじの内容次第でしょうか。

    1-05 リカちゃんの人形

     不思議なタイトルです。所有を示す「の」という接続詞があることにどれほどの人が興味を持ってくれるかです。
     リカちゃん人形 ではないんですよ。リカちゃん「の」人形なんですよね。

     このタイトルから、どのような比喩や狙いが示されるものか。あらすじを楽しみにしている作品です。

    1-06 淡い輪郭

     私が常から、申しているのがあります。
    「反対の言葉を組み合わせるとなんかいい感じ」というぼんやりとしたかっこよさがあります。そして、それを狙いすましたタイトルですね。

    「老いた赤子」
    「燃える氷」
    「淡い輪郭」
     かっこよさに引けを取らない。ものです。作品のジャンル自体はわからないので、あらすじまちです。かっこよいというのは大事ですね。

    1-07 学園の天使と呼ばれる同級生の背中には正真正銘の翼がある

     基本的にタイトルで嘘ってついちゃ駄目なんですよね。
     これはラーメン屋を掲げていたのにラーメンじゃない商品が提供される。
     みたいな裏切りです。
     そして、このタイトルは明言しているのですね。

     この作品は学園を舞台にしていて、その天使の翼を持ちうる同級生(多分女性かなぁ? 性別は不明)が登場する物語です。
     
     という、ある程度の約束を示しています。
     
     同級生が天使という設定がどのように、物語の感情を約束してくれるのか。気になってあらすじを読んでしまう作品です。

    1-08 元勇者の俺が魔王少女に転生した話 ~今世は女の子として“世界征服”目指します!
     
     依頼があった分です。

     転生という言葉があるので「異世界→異世界」内部での転生としての予想が立ちました。サブタイトルから「物語の大目標」を明確にしめしたので、作品の楽しみ方を従前に示した要素です。
     一人称が「俺」というものから「女の子として」とわざわざ書くあたり転生TSものとしての側面をアピールしたように読み取りました。
     あらすじを確認するべきなのでしょうが。この「世界征服」という大目標のプロセスを示す事ができれば、充分なつかみになる良いタイトルでした。
     あらすじの発表が楽しみですね。

    1-09 超天才おかしいイケメン幼馴染の、遺書の通りに生きてみた。

     〇〇してみた。
     というタイトルですね。この物語の構造をある程度約束や予想させてくれるタイトルではあります。
     イケメン幼馴染。という言葉に期待されるのは女性向け作品なのかもしれません。しかし、女性向け作品だとして見るならば、ジャンルを約束するような文言がありません。さほど重要ではない要素なのかも。
     
     物語の大目的に付随する「アクション」にかかることは示されています。
     「遺書の通り」に生きてみた。という部分は物語への興味を持たせてくれる言葉でした。やはり、死にまつわる物語であることを読者に覚悟をさせた上で、望ませてくれます。
     〇〇してみた。というタイトルもやはり「コメディ」をイメージしました。

    1-10 終活ゴブリン

     情報量ありますよね。ゴブリンが終活するんですよ。気になりますよね。ファンタジーであることを約束しています。
     これらの異形を通してどのような「人生のたたみ方」を示していくのか。それを期待しました。

    1-11 悪役御曹司の作り方

     御曹司っていうのですから。女性向けのジャンルのイメージです。でも「作り方」とあるのでどちらかというとイニシアチブを保ったままの作品なのかもしれませんね。
     女性が強気な? 感じでしょうか。

    1-12 豊穣のぬりかべさん

     書き出し祭り全体のジャンルとしての強みで、妖かし物が抜きん出ていることは特徴としてあります。自身の書きたいものと、それが絡み合った人は相性が良いと思います。日本人あやかし好きですね。
     他の方の感想でも遺したんですが。繋がりの無い単語を並べることは印象的ですよね。
     
     ぬりかべ。という妖怪がそのような豊穣にかかるイメージがありません。
     
     豊穣というだけで、ちょっと「豊満なお姉さんが登場する?」みたいな訓練された読者です。
     
     あらすじ確認待ちでしょうか。

    1-13 深海の舞台で死に至る

     死という直接的なワードを示すことによって、スリルを約束したタイトルです。深海の舞台。というのも言葉の通りにとれば、立ち入ることができないはずの舞台であるのでファンタジーとしての期待がもてるのかもしれません。

    1-14 呪いはマナを、やぶれない~復讐したい闇堕ち元王妃は、偽りの家族愛に屈しないっ!~

     タイトルから「異世界ファンタジー」であるのだろうとある程度予想がつきました。ジャンルとしても「元王妃」という単語から類推でした。「屈しない」という言葉も、女騎士のくっころ感があっていいです。
     屈しない という言葉から「屈してしまいそうな」偽りの家族愛に主人公はさらされるのでしょうか。それとも「偽りの家族愛に」屈する魅力が提示されるのでしょうか。
     どちらにも転がりそうな良いタイトルです。どっちの客層も引き込めそうですね。

    追記
     
     闇落ちという言葉も気になりますよね。からっぽ。と同じ位の言葉への期待があります。それはまるで、闇落ちした元王妃の回復を約束するような作品に見えるからです。
     傷を負ったキャラクターが回復する作品は大好きです。

    1-15 ポルターガイスト@セッション

     心霊ものと音楽です。音楽なのかな。実はセッションという言葉にそういう「音楽に関する」イメージしかもたないタイプの読者でした。
     心霊系YouTuberを楽しんでいる智子としては気になる作品です。

    1-16 ニア・オートマトン・フランケンシュタイン

     タイトルのオマージュがあるらしいのですが。実はそのオマージュの元となった作品をあまり存じ上げないので。広がりが持てませんでした。
     やはり、英語にも詳しくないタイプの読者であり、申し訳ない限りです。

    1-17 My genius

     英語に詳しくない。と前述で言い訳したのに。この単語は知っています。
     学生時代の英語の辞書がこのタイトルでした。

     天才を描いた作品というのは、枚挙に暇がありません。天才に引っ張られる話なのか。天才を引っ張る話なのか。「私の」というのも気になるところであり、「最後まで読んでみて」わかるタイプのタイトルでしょうか。

    1-18 美人の国

     皮肉に満ちた作品なのかも。という期待をしています。ルッキズムとされる価値観をタッグを組むのか。蹴り飛ばすのか。どちらでしょうかね。

    1-19 正義な推しアイドルに更生を迫られてる俺だけど世界征服は諦めたくない!

     世界征服という単語には、異世界での活躍を期待します。しかし「アイドル」というのも「現代ものか?」という混乱があります。
     こういうのもそうなんですけど。「老いた赤子」のような「繋がらないイメージ」を用意してきたタイトルだと思いました。

    1-20 転生したら弱キャラに偽装することになりました

     異世界転生ものとしてのジャンルを約束した作品ですね。偽装する。という言葉から主人公の特殊能力を示しています。それらを持って「どんな楽しみ」を提供してくれるのか。タイトル以上の驚きを示してくれたならば、話題になる作品でしょう。情報量のあるタイトルというのはそういう側面があると思っています。約束した以上の読後感を示せるか。でしょう。

    1-21 隣の席の暗殺者

     隣の席。という言葉がもう「学生チック」なイメージがあります。というのもやはり、皆さん大人になれば様々な職場が存在していて。ブルーカラーからホワイトカラーといったように職種によっては「デスク」で働かないものもありましょう。
     
     それじゃ、隣の席。という環境でみなさんが共有できるのは。学校での席の話題に感じています。
     
     あらすじを待つばかりです。

    1-22 よろず怪異絵巻

     怪異ですね。妖かしです。よございますね。絵巻という言葉からもう少しばかり「硬派」な妖かし物としてのイメージを期待しました。

    1-23 軋む歯車 狂う世界

     世界という単語を使うこと自体が。どの程度の広がりがあるものなのか。イメージが付きづらいものでした。歯車という言葉もそうなんですが。デジタルよりアナログなクロックのイメージがありそうです。
     スケールを約束してそうな作品です。不穏な作品になりそうですね。

    1-24 ハーレム嫌いの早乙女くん

     私はハーレム好きですよ。名前からして女性が群がってきそうなタイトルじゃないですか。ハーレムものとしての期待を存分に示しています。
     しかし、ハーレムを嫌う早乙女君の魅力を約束できたなら、届けたい読者に届く作品であろうかと存じます。
     私はハーレム好きですよ。

    1-25 町で噂のマモノビト! ~おとーさんは人形姫~

     舞台が町であること。
     マモノビトなる単語が示されたこと。
     人形姫というフェミニンな期待。
     
     というこれらから、現代怪異ものなのかも。

    第二会場

    2-01 お狐さんとロボ嫁さん。

     ラブコメを期待しています。
     この作品もジャンルの融合を狙っているように思います。ロボの嫁さんですよ。SFです。だけど、そこにお狐さんが来るんですよ。怪異じゃないですか。
     
     この二つのジャンルを繋いだものと言えば、類例作品が浮かびはしますが。そんなに有名所じゃないようにも思います。興味があります。

    2-02 湯レッジっ!!! -Yu-llege-

     最後まで読めばわかる。といったようなタイトルでしょうか。いや、あらすじで示されそうですね。温泉絡みのなにか。というものでしょうか。しばらく温泉行ってません。いきたいですね。
     レッジもビレッジにかけてそうなので、温泉街とかの舞台を暗示してそうですね。

    2-03 青春なんてしなくていい、って思っていたはずなのに。

    否定形で入る作品というのは、くっころ女騎士。みたいな期待があります。青春するんでしょ? 青春してください。それを期待させるあらすじと本文がやってくると思います。
     そして「青春」を拒絶するというその内心こそが、物語のなかで「解決するべき主人公のメインテーマ」として表れそうで期待しています。
     
     青春男と電波女ってわけじゃないでしょうが。どのようなカタルシスを提供してくれるのでしょうか。

    2-04 ファミリア

    広がりのあるタイトルです。ファンタジーで考えるならば、使い魔的な意味合いにもいけそうですが。
     正直に「家族」としての要素を持たせていく作品かもしれません。
     
     とにかく「家族」という概念がNGな読者というのは少ないと思うので、広い網で読者を取り込みにかかったタイトルですね。

    2-05 やさおとモンモン

    モンモン。というのがやっぱ。入れ墨に関するものじゃないか。と思っているのですよね。それか別の「悶々」なのか。単に「モンモン」という人物名詞なのか。
     シンプルなタイトルでありながら、複数解釈がある。というのはタイトルとして興味を引きますね。

    2-06 刑吏代行 骨原火鉢と礼儀正しい死体

    特別な名字だったり、特殊な名前というのは娯楽小説においてのキャラクターを印象付けてくれるものですよね。誰が主人公であり、どのような舞台装置なのか。というのを充分にしめしたタイトルです。
     
     刑吏「代行」ってのが意味深ですよね。現代物として見るならば、色々と制約がでてきそうなのでファンタジーで行くのでしょうか。でも、ファンタジーだとするならば「漢字圏」のファンタジー世界だとして、女性ものへのアピールになりそうです。
     気になるタイトルですね。

    2-07 弔い錆

    このタイトルも「弔い」という言葉からわかるように「死」にまつわるものを取り入れたタイトルです。サビというのも気になる部分で、金属的なものを連想しました。ということは鉄器等が存在するような物騒な物語なのかも。
     あらすじと本文待ちじゃないでしょうか。

    2-08 心の中のパペッティア

    パペッティアという言葉がよく分かんなかったです。パペットという人形に関するものなのでしょうか。
     こういう単語もそうなんですけど。
     私はそもそも「横文字」の類をあまり存じ上げない読者であり、全く知らない言葉を「知らぬままでもいい」と諦めてしまうタイプの読者です。
     これらの部分である程度の「読者の選好」を行っている可能性もありますね。
     
     心の中。という明言をすることから内的な課題への充実した作品を予感しています。

    2-09 冷凍睡眠で200年、世界はAR全盛期になっていた

    依頼があった分ですね。

    私のようなガジェットに貧弱な人間にはぴんとこなかったです。AR全盛期という部分からちょっと調べました。ええ、知ってましたよ。調べたらわかりました。拡張現実の話題ですね。イメージとして近いのは川原礫先生の「アクセル・ワールド」などにおいての、身体装着型のデバイスや、それに類するギミックが期待されます。
     SF世界で、そういったIFの世界観を楽しみたい人には気になるタイトルでしょうか。
     しかし、タイトルに示されているのは「舞台装置」だけであり、その世界でどのような感情をイメージできるのか。というのが示されていないので、少しばかりパンチが弱いと感じました。

    追記

    タイトルで舞台装置を押し出してきた作品であり。この舞台装置のなかで「タイトル以上」の情報をどのように繰り出してくるのか。期待しています。

    2-10 悪女代打のダリアは淫魔 〜淫魔に淑女のフリはムリですっ!〜

    なんというか。もう。情報の塊。みたいな作品でいいですね。
     ダリアは淫魔なんですよね。
     このタイトルからして、女性向けの作品だと思うんですよ。
     悪女。というのも「女性向け」としてのジャンルへの期待があります。
     悪女の代打なんですよね。悪女の代役で演じてるのかな? ダリアさんは。しかも淫魔(智子はここに食いつきますからね)です。
     淫魔に淑女のフリとあるのですが。ここでちょっと摩擦が起きました。
     
     女性向けの悪女 のイメージというのは「性的な要素等でヒーローを魅惑する」というシャドウ的な振る舞いを示す人々を悪女と示す向きがあります。その際のヒロイン達はつねに「保守的」なキャラクターで「女性らしさ」を保った人たちが多く存在します。
     
     ということは、ダリアさんの「淫魔」としての特性と「悪女」として期待される属性は噛み合ってるはずなのになぁ。と智子は思いました。
     
     これも「繋がりのない情報」を並べた結果の「確認してみたい!」というタイトルとしての引きに感じました。

    2-11 神機装光ジャスティセイバー

    もう。日曜日の朝に子どもたちが見てるアニメみたいな。しかも「正義」を歌ってるんですよ。これはもう「ヒーローもの」が大好きな人は食いつく作品であろうかと考えます。
     誰のために書いたのか。それが明確に示された良いタイトルだと思います。

    2-12 ややこしい『てんせい』

    ひらがなにすることによって、あらすじと本文への引きとするところです。
     個人的には「転性」だと思っています。あらすじ待ちです。
     TSものというだけで、読む。という位には魅力的なジャンルだと考えています。

    2-13 愛みのリリウム

    読み方が分かんなかったです。あわせてリリウムというのも花の名前かなぁ。というおぼろげな意味合いで読み取りました。
     タイトルの情報量を抑えた作品です。
    「愛」という言葉から一定ジャンルを期待できるものですね。

    2-14 小公女リゼットは、魔法の装丁と謎がお好き?

    疑問文で終わる。良いタイトルだと思います。装丁というのが本来であれば「本」にかかるものであるのでこれも「つながりのない情報」をぶら下げることによる期待があります。
     謎と示すことからも、ファンタジーでミステリーというジャンルを期待しました。
     もう、これでファンタジーじゃなかったら仰天です。

    2-15 完全犯罪Dreamer

    声に出して読みたいタイトル。と話題になっていました。
     この作品ももしかしたら、「完全感覚Dreamer」をもじったものなのでしょうか。なにかの歌なのですね。私はそこらへん存じ上げないので類推できるものではありません。
     
     犯罪という名称からクライムノベルやミステリーを期待していいのでしょうか。

    完全犯罪ですからね。この「クライムやミステリー」という期待をしたタイトルからどこまで外しても、読者の期待値としてゆるされるのか。それは結果を待つばかりでしょうか。あらすじきになりますね。

    2-16 毛玉悪魔と探すのは、醜い私の願いごと

    私という人物に「醜い」というパーソナリティを開示すること。そして「毛玉」とすることで「女性向け作品に期待されているもふもふ」要素を示したものでしょうか。
     それを感じ取った「女性向け作品を好む読者」達は敏感に感じ取っているでしょう。
    「醜い」という単語を示すことで、美醜自体が社会的なステータスに直結し易い(ルッキズム的)女性たちへの作品アピールだととらえています。

    からっぽ。という単語に似たような「ネガティブ」な要素を示すことが作品への期待値を逆に高めるいい方法だと思います。

    2-17 神様フュージョンで異世界救済~自転車操業でハーレムとかやってる暇とかないです~

     ハーレムが好きです。
     ハーレムが異世界を救済していく。という物語の目的と世界観をどのように読者に受け入れさせるのか。そういう作品になりそうです。期待しています。
     
     ハーレムが好きです。

    2-18 平成真っ只中、おしまい、ノストラダムスでレインボー。

    時代は令和です。終末思想で湧いたミレニアムな狂騒を智子はおぼろげながらに覚えています。それらの価値観を共有できている世代に向けた作品なのかもしれません。
     あらすじ待ちでしょうか。

    2-19 一枚の壁に隔たれて

    私は監獄ものだと思っています。プリズン!
    「隔たれて」
     という言葉には寂しさがありそうなので、ラブロマンスかも。こればっかりは少なめの情報ですね。

    2-20 僕とママと世間の不健全な関係〜死んだはずのママを探しにいきます〜

    エロいものにアンテナ張ってる智子なんですが。ちょっと気になりつつも「違うんだろ?」という風に睨んでいる作品です。僕とママ。だけならば、閉鎖的な関係性を匂わせる。ということもできそうなのですが。世間という大きなスケールを混ぜてきているので「つながりがあるのかないのか」みたいな迷子があります。
    「死んだはずのママ」というキャラクターの状態を示すことで「死」にまつわる話であることをアピールしています。

    明確なターゲットを示していない。おそらく男性向けでしょうか。あらすじを待たないとわからないタイプです。
     
     だけど、多分、楽しいものではない気がします。

    2-21 ゆくすえ

    どうとでもいけるタイトルです。あらすじ待ちですね。
     長文タイトルに挟まれているので、目立つ位置取りです。作者さんはガッツポーズしてらっしゃるんじゃないかな。

    2-22 これから大好きになる彼女は叔母さんで年下で

    これもエッチそうですね。絶対男性向けでしょう。期待していますよ。安心してページをめくれる作品だと思っています。

    2-23 ティエスちゃんは中隊長

    後ろにつく名称で随分とイメージかわりますよね。「ちゃん」という言葉が着くだけで可愛らしさを期待しますし。
     中隊長ですよ。
     
     中間管理職じゃないですか。大隊でもないし、小隊でもないんですよ。中隊なんですよ。次のキャリアへのステップの中隊なんですよ。
     
     これだけで、広がりありますよね。

    2-24 今から病んでも良いですか?

    よございます。やんでください。
    「病む」という言葉にイメージがあるのは「精神的な」ものを連想しました。自発的に「病む」とかいうと、体調不良ではなく「精神的な」要素として、物語が展開されそうです。
     これは。疑問形であることも気になる要素です。あらすじと本文を待ちたいタイトルです。

    2-25 吸血鬼の杉宮さんは、俺の血をちゅーちゅー吸っていたい。

    この作品はあの人が書いたんじゃないかなぁ。と想像できてしまうくらいのラブコメの完成された香りを感じました。
     俺の血を吸う理由を示しつつも、物語上の必然をどのように示していくのか。それはタイトル以上の設定を示していけるのか。それらを期待して、本文を読むタイプの作品になりそうです。

    第三会場

    3-01 あの夏に君がいる

    依頼があった分です。
     
     こそあど言葉。という部分で距離を示すものがあります。
     こちら。そちら。あちら。どちら。
     その面で見た時に「あの」夏という書き方に距離感の取り方があるタイトルです。短いながらも充分な情報があるタイトルです。
     15回の書き出し祭りで第一会場に集結していた「青春もの」のようなイメージ感があるタイトルです。
     ライト文芸寄りなイメージかもですね。
     
     青春が過ぎ去った智子には眩しいタイトルです。

    追記

    これらの距離感から「タイムリープ」ものじゃないかな。なんて思っています。

    3-02 毎日僕をイジメていたガキ大将の男の子がTSしました。

    皆さんTS好きですね。情報量のあるタイトルであり、このシチュエーションから期待するのは、顔を赤らめたガキ大将(TS済 しかも美少女!)との物語でしょう。報復するのか? 手を差し伸べるのか? どちらにしても「ガキ大将」のキャラクター性にこの物語の魅力はかかっていると思います。気になります。

    3-03 ルゼの喝采、あるいはファランディールの偽典

    偽典という言葉から「宗教闘争」的なものを期待しました。ファンタジー世界でのものなのかも。硬派なものを予想しています。

    3-04 呪われた厄災令嬢は幸運王子の【お守り】です!〜外堀陥没で溺愛ルートのできあがり〜

    正反対なものを並べること。の良い効果がでたタイトルです。
     溺愛という単語から「女性主人公の視点」であることを期待できます。厄災と幸運という力がどのようなものなのか。それらを本文とあらすじで示されると期待します。

    3-05 家出王子の世直し旅 〜幼女剣聖を添えて〜

    貴種流離譚を基調としたファンタジー世界を期待しています。
     世直しとするのですから。なおされるべき不正が夜にはびこっています。それを幼女剣聖がばったばったと直してくれるんですよ。
     
     面白くないはずがないじゃないですか。
     
     水戸黄門ですよ。絶対おもしろいんですよ。
     
     この「面白くなるよね!」という約束を示せたタイトルとしては一番の予感がします。

    3-06 自律式可動人形のとっておき

    自立式可動人形という単語から作品の世界観へのヒントを示しつつ「とっておき」という言葉がまた「なにかする。してくれる!」という期待感を煽っています。
     
    3-07 ドヤ街からの異世界進出 ~手配師から侯爵兼副社長へ~

    あんまりアウトロー的な人たちの文化や習慣を存じ上げないタイプの読者なので、手配師という言葉も存じ上げません。
     ドヤ街の手配師さんが、異世界で成り上がることを約束したタイトルなのだと推測しました。
     ライトノベルというのは要素をくっつけて、新しい楽しみ方を示してくれるジャンルです。
     私の知らない需要を示してくれる作品として期待しています。

    3-08 Boy Meets Hemorrhoids

    所見で単語がよくわかりませんでした。
     ボーイミーツ。という言葉から恋愛とか? そういう方向に転じる? みたいなことは思っていましたが。しかたなくタイトルを調べました。
     痔ですか。
     
     少年で痔を患うのはつらいでしょうね。
     
     高校生の頃でしょうか。腹がゆるい友人がいました。何度もトイレに向かい、排便を繰り返した挙げ句、切痔になっていました。
     
     大変だと思います。そんな彼はバレー部のエースでした。アタックをしたり、踏ん張ったりするたびにヒヤヒヤしながら応援していました。
     
     少年が可愛そうなことにならないのを願っています。いや、成るだろうなぁ。

    3-09 走れ、敗者復活線!

    線という言葉から、線路での廃線を巡った電車の擬人化物語ではないでしょうか。もしも、これを言い当てたのだとしたら智子はすごい。と自画自賛します。

    3-10 ねこ ~未知なる王国を目指して~

    アニマルものじゃないですか。しかも、ねこが旅をするんですか。人間のペットとして近しい哺乳類は物語の題材として期待できますね。

    3-11 レディ・プリンスは偽りだらけ

    プリンセスプリンシパルが大好きな智子は期待している作品です。いや、別にスパイものってことはないんでしょうけど。

    「レディ・プリンス」

    女性で王子ですよ。もうそれだけで色々な想像が膨らむものです。ヒーローであり、シェイプシフター的としての期待がされます。
     
     あらすじや本文でその属性をもったキャラクターがどこで活躍するのか。それを待ちたい作品ですね。

    3-12 耳なしウサギと硝煙と彼女の夢が覚めないうちに

    物騒なタイトルです。硝煙という単語がやはりそれを思わせます。
     ジャンルは示されない。彼女の夢というのも広がりがありそうです。今は流行りではないでしょうが。セカイ系かも。
     
    3-13 三文小説家、華の帝都の闇に墜つ

    依頼があったものです。再掲です。
     
     ピカレスク・ロマンですかね。帝都というからには過去の東京を舞台にした小説家の視点から面白おかしく、凋落してくれる。そういうのを期待しました。
     もしも、これが異世界とかの「帝都」を指しているのだとしたら、それはそれで「度肝を抜く」設定なのかも。
     タイトルは予想をさせることが大事。だと考えています。充分な情報量のタイトルだと感じます。

    3-14 ネイビーカラード・モダンガール

    モダンガールという言葉自体から、大正ロマンにかかるものであることを期待しています。ネイビーカラードという言葉がわたしはあんまり知らないのでわからんです。
     
     色のことなのか。カラードという有色人種への比喩なのか。
     どっちなのでしょうか。気になって、確認してみるタイトルです。

    3-15 偽神殺しは祈らない

    神をあつかった作品というとやはり、ファンタジーを期待します。祈りということも宗教的な習慣に近いものです。
     繋がりを持たせない単語が並ぶ形式のタイトルです。

    3-16 さっさと死んどけクソ野郎〜探偵の口が思っていた以上に悪すぎる〜

    探偵という単語からミステリーであることを期待します。そして、その口の悪さという個性がどのように展開していくのか。それを見せてくれる作品でしょうか。

    3-17 皇后筆頭候補(代理) は、“粛正皇帝”の最愛を求めない。

    依頼があった分です。

    良いタイトルだと思います。昨今の「ジェンダーフリー」等の向きから言えば、タイトルからその「属性のパーソナリティ」がわかること自体が「差別的」だと忌避される傾向がありますが。私はこういう「ターゲットが明確」な作品こそが、人に刺さると思いますし、届くと思っています。だれのための作品か。それをイメージした時、それが明確な作品だと感じました。
     単語についてくるジャンルのイメージとして、異世界恋愛であることを示します。
     そして、筆頭という言葉から「束ねる必要があるほどの后妃の存在」が予想されます。そして、ヒーローの属性が「皇帝」であるのは当然なのですが。粛清という単語を付与することで「スリル」を暗示しました。

    誰がこの作品をよむのか。どういったジャンルを好む人のための物語か。明確であり、あらすじを読ませるに力のあるタイトルです。

    3-18 猫⭐︎ファイブ・ギア・ファイブ!〜地域猫活動と猫嫌いな俺〜

    わからん。わからん! 猫が出るのはわかるんですよ。だけど、ファイブギアファイブ! もう、え? 戦隊モノですか!?
     みたいな大混乱が起きてるタイトルです。
     ですがね。タイトルってのはもう「情報量がありすぎてわからない」位でも興味は惹くものです。
     猫が出るんですから。猫好きは読むのではないでしょうか。

    3-19 婿入りの宴

    冒頭でも述べたように「人々に受ける物語」というのは人生においてのステージにかかる物語でしょう。
     その点、婚姻にかかる物語というのは男女ともに興味深く眺める話です。過去の票を集めた作品群も「婚姻にかかる話」というのは票を得ている傾向があります。
     タイトルで気になるといえば、テーマが好きな人は多いと思っています。

    3-20 ゴミの王vs透明人間

    VSという言葉をタイトルに示すことで、対立を予感させる良いタイトルです。
     対立を示したタイトルは争いやバトル等のアクションを約束してくれそうで、期待感が高まっています。

    3-21 駄菓子屋主人のエテルナちゃん

    こちらの分も、依頼があったものです。
     主人公を明確にしているであろうタイトルです。そして、名前も「エテルナちゃん」とあるように、おそらく日本人ではない。そして、外国人の名前とするにしても類例が浮かばない特異な名前であるので、おそらく違う文化やバックボーンがある異世界等を舞台としているのでしょうか。
     現代だったら申し訳ない。

    追記
     幼いころ。駄菓子屋につめてるのはしわくちゃの婆さんでしたが。エテルナちゃんは若そうですね。

    3-22 油彩『或る女の屍』

    「楽しそう!」とはならないタイプのタイトルです。屍という言葉も「死にまつわる」ものであるので、やはり多くの参加者がこぞって使用する傾向があります。ホラーが最近興味あるので、ホラーであって欲しいですね。
     ホラー作品って、長文タイトルにそぐわないところがあるので。短文のタイトルにホラーを期待してしまっています。

    3-23 底辺探索者の逆転成り上がり 古代遺跡から最高のメイドロイドを手に入れて

    メイドっていうだけで、智子は興味を持っていますよ。
     メイドさんが共にどのような「成り上がり」を示してくれるのか。タイトル以上の発見を示してくれる作品であることを願いたいです。
     
     メイド好きですよ。だけど、私知ってます。世の中の人々はそんなにメイド物興味ないらしいってこの前の祭りで知りました。
     作者さんとは仲良くなれそうです。

    3-24 影の令嬢は、しらない間に愛をしる

    令嬢という女性物としての期待と。愛という言葉からのラブロマンスを期待します。
     
     しらない
     しる
     
     というこの二つを並べることも意図的であり、深読みするところです。

    3-25 星降る夜に嘘をつく

    嘘をつく勇気。
     嫌われる勇気。
     といったように、言葉を付与することでネガティブなものもポジティブなものに聞こえる不思議があります。
     嘘をつくのも。多分悪い何かじゃなかったんでしょうね。
     星に関連した物語として、示されそうなのでガッツリファンタジーか。天文学者のち的ななにか。みたいなものを期待しています。
     どっちに振りきったとしても、読者は着いてきそうなタイトルです。

    第四会場

    4-01 妖精シャン・デ・リディアと四人の守護者

    ファンタジーですね。ファンタジーが読みたい人に届く秀逸なタイトルです。舞台で活躍する人物達の物語であることを示しています。
     4000文字という短さのなかでどのように紹介していくのか。気になるタイトルではあります。

    4-02 軽音楽部エース×××事件

    気になりますね。14回で跳ねた作品の「×しかた」という「読めばわかるよ」という明らかな報酬的なタイトルなのです。
     この伏せ字がどのような効果をそして、複数の意味を持たせられるような重層的効果を期待します。

    4-03 婿養子先はド田舎でした ~都会っ子伯爵子息の、婚約者が居るから頑張れる畜農奮闘~

    タイトルからどんな話かわかりますよね。畜産や農産に関する物語であることをタイトルから類推しています。そして、この物語の多くの人に望まれる類の作品でしょう。
     男が懸命にはたらき、婚約者のために財を成そうとするのです。
     私達の人生においても、婚姻にかかり、誠実な男性というのは夢幻のごとく叩かれて久しいですが。伯爵子息が懸命に働き、家族のために生きる。という「保守的な家族思想」というのは物語として強いと思っています。
     そういうものを望んでいる読者への期待に応えられる作品でしょうか。

    4-04 新しい扉を開いたら

    依頼はなかったのですが。気になってつぶやいてた奴です。再掲です。

    セクシャルな要素のあるタイトルというのは、私は興味を惹く要素があります。しかし、書き出し祭りの作品は健全なものであるので、そういう「性癖を開発する」という代物ではないはずです。多分。といった気持ちになりながら、じっとり見ています。

    4-05 君が歌う、僕の詩。

    音楽ものでしょうか。アーティストにかかる物語というのは毎回どこかしらで扱われているテーマのように感じます。

    4-06 Heaven's GRAVITY

    英語が苦手な智子もわかりました。天国の重力ですね。
     
     ゴッド・ファーザー的な隠喩を期待できる作品ですが。惜しむらくは深淵なタイトルの意味を「読まねばわからぬ」という類の作品でしょうか。
     
     天国という宗教的な思想に「重力」という現実の物理法則を並べる歪さは意識してのものでしょう。

    4-07 もしもわたしがあなたなら ~If AI were YU~ (再掲)

    Twitterでつぶやいたものなので。再掲です。

    とりかへばや物語のようなイメージを持ちました。ファンタジーですかね。
     追記です
     乙一先生の短編による「カザリとヨーコ」みたいな「双子の入れ替わり」等の物語なのかも。他の方のタイトル感想に触発されました。だけど「もし」という意味合いがファンタジーを予想させてくれたので、やはり違うかも

    4-08 宇宙戦艦アンタレス 反撃の狼煙(再掲)

    宇宙ですよね。最近ハイファンタジーや戦記物の勉強をしている智子はこのジャンルを嗅ぎ分けましたよ。
     宇宙戦艦でバチバチに戦うんですよね。スターオーシャン好きそうですね。

    4-09 ノベルデュエル・ブリーダーズ2(再掲)

    いきなり2から始めるというのは、もう挑戦ですよね。気になるだろ。見に来いよ! という力があります。

    デュエルという言葉からも「対立」を予想させてくれます。
     
     2ってのがやっぱ気になりますね。

    4-10 山祇様の今日の無茶振り(再掲)

    知らぬ単語が引っかかってしまったタイトルですね。山の神様って意味らしいですね。Googleが教えてくれました。
     神様と無茶振り。ということから、何かしらのコミカルな作品を予想しました。

    4-11 旅に出た。世界を巡った。君より素敵な人はいなかった。

    これも長文タイトルです。ある程度情報が推測できるものです。
     あらすじの内容でまたがらっと変わりそうな作品です。

    4-12 和戸ミコトの不思議な事件簿

    主人公を示して、事件簿という言葉からミステリーを予感させるタイトルですね。不思議な。っていうのも、ファンタジーとしてのテイストを感じます。

    4-13 絶対喪失記憶ンジャーになりたくないんですが!?

    戦隊ものを連想させる「ジャー」と感嘆符と疑問符でおわるタイトルはその勢いからコメディを予感させてくれます。

    4-14 竜操令嬢アルメリア〜小悪党令嬢とドラゴンレース〜 (再掲)

    過去の書き出し祭りでレースを取り扱ったものがあったのを覚えています。そのときの作品を思い出しました。令嬢とアピールしていますが。果たしてこの「レース」と「令嬢」というのがどのような反応を示すでしょうか。

    追記
     
     令嬢という単語から、女性向けのイメージがあったんですが。この「レース」というバトルを予感させるジャンルとどのように掛け合わせていくのでしょうか。気になっています。

    4-15 最弱ステータスの武器使い ~装備の力で最強……ではないが、とりあえず頑張ります~

    ステータスという文言から「ゲームライク」な世界観であることをアピールしています。そういった世界観を好む読者への選好を狙ったものだと思います。最強ではない。という否定のラインでどのような「楽しみ方」をしめすのか。それは謙遜なのか。どうなるのでしょうか。

    4-16 花旦秘華物語 ~後宮で国一番の女優を目指します~(再掲)

    すいません。タイトルの「花旦」が読めませんでした。漢字が弱い智子です。サブタイトルにある要素からイメージするのは「後宮」に仕えながらも、国一番の女優を目指す。という要素は気になるところでした。基本的に「後宮」というのは「皇帝の子を身ごもるための女性たち」です。フェミニストの皆さんがその時代にいたならば、武器を手に取り、皇帝への反逆も辞さないことでしょう。しかし、このサブタイトルから考えるにそういった「子供を産むための女性」以上の活躍を予感させてくれるタイトルでした。
     タイトルの「秘」というのも気になるところであり、大っぴらには活動できないようなものなのでしょうか。
     このタイトルも情報が多い、良いタイトルでした。

    4-17 癒しの力を使えない聖女ですが、ガチヲタゆえ【漫画スキル】で奮闘しますぞッ! (再掲)

    もう、この「パーソナリティ」が浮かび上がるようなオタクの語尾がたまらないですね。

    追記

    今どきの若い子にとって「オタク」の語尾であったり、イメージ感というのはもう掴みづらいものになっているのかもしれない。と恐ろしくもなっています。
     作者の方はおそらく10代ではないと推測しています。

    4-18 蛇婚姻譚-hebinoharakara-

    異類婚姻譚の類のものでありそうです。
     失楽園に伴う蛇の役割はルシファーとされるように「蛇」というものは一定の文化圏において「悪」めいた要素があります。
     そのような「蛇」との婚姻についての話題とするのです。期待してしまいますね。あらすじでジャンルが確定するものでしょうか。

    4-19 仕様です!〜魔具師は今日も咆える〜

    技術者がクライアントからの要求仕様に応え続けるお仕事物と見抜きました。
     面白そうですが。困った顧客対応にてんやわんやしそうですね。

    4-20 闘京デスティニーランド (再掲)

    スリルしかない。ネズミの人にみつかったらどうなるんだろうか。というヒヤヒヤ感。100人消される。そんなレベル。
     情報をちらつかせる。よりもスリルをぶら下げるのも大事なのかもですね。

    追記

    「闘」という文字を示すことで、対立を予感させる作りにしたように感じました。

    4-21 化け猫お兄さん、修道女に恋をする。(再掲)

    タイトルの通りであり、あらすじや本文で「+α」を期待するタイトルです。智子はカトリック系の幼稚園似通っていたので、ふてぶてしいシスターはたくさん知っています。どんな修道女さんが出てくるんでしょうね。

    追記
     化け猫という要素と修道女という西洋を連想する単語から、これも「ギャップのある単語」として効果を発揮しているように感じます。

    4-22 「私、勇者のお嫁さんになる!」と言って王都に向かった幼馴染が帰ってきた

    幼馴染は主人公こそが勇者であると見抜き戻ってきたんですよね。
     
     という風になにかしらのストーリーを予想させるタイトルであり、一定効果をもったように感じます。
     勢いのある、可愛いラブコメであることを願いたいです。

    4-23 魔法が使えない俺は異世界で最強を目指すができるのか!?

    もっと自信をもってほしいタイトルですね。物語の目的をタイトルで示し、それらの道行への情報を示した情報量のあるタイプのタイトルです。
     書き出し本文では、最強をめざす理由であったり、その困難を示すものになるのでしょうか。あらすじ本文はタイトル以上の情報を示せるのか。それが長文タイトルの戦いになりそうですね。

    4-24 俺はラブコメを信じない

    こういう風な否定的なタイトルっていうのはそれだけで肯定的な物語を予感させてくれます。こういう力をもたせたタイトルを考えてみたかったですね。

    4-25 あなたを呪いたかったんじゃないの

    ネガティブなタイトルが続きました。悲劇っぽさがあります。これらの「悲劇」の予想に流してくれるか。あらすじがきになるところでした。


     以上100作品のタイトル感想でした。

     あらすじが楽しみですね。

     皆さんも、興味がでたら「単語」に付随するイメージであったり、世間の期待値というものを考えてみるのも一つの參考になるかもしれません。

     
     
     

    智子

     
     
    小説家になろうと色々としています。 読んだ本のことを忘れぬように色々な本に関する記事を書きます。

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