たったいま
変わり始めたタイマーが
優しい口調でキミを呼ぶ
踊っても踊っても
疲れることを知らないダンサーは
舞台から舞い降りた
止まっていた振り子が
まるで時間(とき)を奏ではじめて
走り出したかのよう
だれも見たことのない
おおきな空を超える
眠っていた体温が
カラダじゅうをめぐる
忘却の海
キミが教えてくれた
柔らかな音
水たまりに映る
滲んだボクに
光が差し込んで離れない
水かさを増すコップのなかで
漂う魚みたいだ
カバンには
シナリオなんてない
蒼穹の心は
雲になり
風になり
キミを乗せて
どこまでもゆく