逆回転していた日々が、また逆回転した
何をするにも全てネガティブになってしまうときって、ある。
まるで、物事が全て逆回転にセットされているかの如く。
今から10年前頃の私は、まさにそんな渦に巻き込まれていた。
管理職になってちょうど10年。ありがたいことに色々と順調で、自部署の業績も好調が続いていた。
なのに。
「天の声」とでも言おうか、突然の組織再編を言い渡されて、愛する我が部署が解体されることになった。
あまりにも理不尽である。
会社組織というのは、こうした再編はある意味日常茶飯事であると言えるかもしれない。だが、あまりにも唐突すぎた。
加えて。
よからぬことというのは、畳み掛けるようにさらに上塗りされていくものだ。「傷口に塩を塗る」かの如く。
仕事のことに加えて、プライベートの挫折も同時多発である。
詳しくは端折らせてもらうが、息子が体調不良になり、以降1年近くずっと療養することになった。
ある意味、八方塞がりだ。
どうしていいかわからない。
藁にもすがる思いで色々とネット検索していたら、ある人に出会ったのである。
その「ある人」とは、私の学びの師匠である、作家・精神科医の樺沢紫苑先生だ。
樺沢先生のYouTube人気番組「樺チャンネル」で、次々といろんなことを語りかけてくれる。
特に「過去と他人は変えられない」という動画を見た時に、心底刺さった。
組織再編だって、息子のことだって——親子だけど——他人が起こしたこと。
だから、それを変えようとしたところで無理なのだ。
うまくいかなかった日々をなんとかしたい。この先生に会いに行こう。
そして実際に樺沢先生に会いに行った。
主催されるコミュニティ「ウェブ心理塾」に参加して、色々と学び始めて。
「情報発信で世の中の役に立とう」というそのビジョンのもと、ブログを書き始めて、やがてそれが著書となって。
気づいたら。
あの「うまくいかなかったこと」が「うまくいったこと」に、さらに逆回転しているではないか。
うまくいかなかったことがあるから、その逆もある。
今になってみたら、あの苦しかった日々も自分にとっては必然だったのかもしれない。
