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「自閉症ってどういうことですか?」と問われたとき、どう答えればよいのだろう

    三十路みそじを過ぎた長男は、小学4年生のときに「高機能広汎こうはん性発達障害」(今でいう自閉スペクトラム症)の診断を受けました。

    理系の研究者として大学で働いていますが、近頃の大学というのは研究だけに集中できるわけではなく、雑多な仕事がいろいろとあるのだそうです。

    たとえばイベントの主催、のような仕事。いくつかの部署の意見を聞いてまとめたり、漏れがないか確認したり、イベントの流れを作ったり。

    自閉症の人にとって苦手分野の仕事です。(私も苦手です😢)

    ですが、長男はそういう苦手な仕事も何とかやり終えたそうです。

    何回も怒られたけどやって良かったわ。
    最終的には喜んでもらえたし。

    と、イベントを終えた長男は言いました。

    そしてこのように続けました。

    (長男)
    でもねぇ。
    どうしても失敗してしまうことはきっとあるから、「自閉症」のことを他の人に理解してもらっておく必要がある、と思う。

    ただ、「私は自閉症です」と伝えたとして、「自閉症ってどういうことですか?」と問われたらすごく説明しにくいんだよね。

    (私)
    なるほど。
    たとえば「私はフランス人です」って聞かされた人は、「じゃあ、ことばが通じないな」とか「文化の違いがあるよな」とかすぐに理解できるし、どういう手助けが必要かも考えやすいもんね。「フランス人ってどういうこと?」なんてだれも思わないよね。

    「私は自閉症です」はかなりハードル高いわ。

    (長男)
    そうそう。「自閉症」って、まだまだわかってないことが多いし、人によっていろいろやし、必要な手助けもひとそれぞれに違う。

    それに「疲れやすい」とか「感覚過敏」とか「睡眠障害」とか「過集中」とかいったって、自閉症じゃない人も多かれ少なかれ持っている場合も多い。

    自分の「自閉症」について人に説明するのはすごく難しいんだよね。

    だから僕は今、相手に理解しやすくて、自閉症当事者にとっても伝えやすい「自閉症の説明の仕方」とか「様式」みたいなものを作ろうと思ってる。


    長男の机の上に自閉症関連の本がどんどん増えていくと思ったら、そういうことだったのですね。

    ものすごく大変で難しい仕事だと思うので、「ライフワーク」ぐらいの気持ちで取り組んでくれたら嬉しいなぁ。
    できたら母も一緒に考えさせてください、息子どの🙏




     
     
     
    高校と支援学校、合わせて35年教員をしていましたが、58才の時に早期退職しました。 2人の子(もう大人)の母です。 子育て、教育、障がい(特に発達障がい)、退職後の生活、老親のこと、孫のことなど、気楽に書いていますので、気楽にお読みください🥰

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