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私の顔はジブリ風も漫画キャラ風も向いていないらしい

    ずるい。
    夫だけずるい。
    映画を見に行くと、いつもそう思った。

    だって。

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    夫がそこに出てくるからだ。

    出てくる、とはちょっと語弊があった。
    夫にそっくりなキャラが出てきて、つい笑ってしまうからだ。
    ただ、言っておくと、夫の鼻はさすがに頬にはついていない。

    これは、映画館の上映前に必ず出てきていたAUシネマ割のCMキャラだ。
    今もこのCMが流れているか、このキャラが健在かはわからない。

    ”メガネキャラ”というのは、わかりやすいアイコンとして強いのは分かるんだけど。
    夫の顔はとにかく、アニメ化とか漫画化しやすい。しやすいし、似合う。
    それも、抜群に。

    娘が小学生の頃。
    MY MINTIA MAKER featuring 宇宙兄弟/働きマン/オチビサン という期間限定の似顔絵メーカーのコラボサービスがあった。

    当然もう今は終わっているサービスだが、どんな感じかだけは、今もここで少し見ることができるみたいなので、見てみたい方はどうぞ ↓


    面白そうだと思った私は、まず自分の顔を「宇宙兄弟」の素材で試そうとした。
    んんん。しっくりこない。
    まぁ、「宇宙兄弟」素材として、私っぽい髪型とか口とかがなかっただけ、と言えばそれまでなんだけど。

    そこで試しに、夫の顔を作ってみることにした。

    すると。
    本人が出来上がった。

    あまりにも本人過ぎるので、それをここに載せるのは差し控えさせていただきたい。
    だって、本人だから。証明写真載せるのと一緒になっちゃうから。
    夫も気に入って、SNSのアイコンとしてしばらく使ってくれたりしていた。


    ずるい。
    夫だけずるい。
    私だって似顔絵アイコン使いたい。

    そこから数年。
    AIフィルターなるものが出てきて、写真をアップロードするだけで、自分の顔がディズニー風やら、アニメ風、ジブリ風に変えられる時代になった。

    やった!これで私もジブリに出られる。
    私はさっそく飛びついた。

    だがしかし。
    そこに現れるのは、いつも「何これ?」な画像ばかりだった。

    「何これ~!可愛すぎるから私じゃないんだけど~♡」って言えるぐらい美化されているのなら、それはそれでいいけど、「えっ… これ、ホントにジブリに出てきます?」「これでディズニー出ていいんです…?」みたいな、シュールな顔になっていた。
    写真は白目なんて剝いてないのに、白目で笑ってるとかね。
    どうせなら、湯婆婆とかヴィラン側に寄せてくれた方がマシだ。


    どうして?なんで?
    私だけ、いつまでもアニメ化決まらないの?それはもう、実写化向きってこと?こっちで勝手に女優さんを選べばいいってこと?
    軽いパニックである。落ち着け、私。


    私の顔は。
    まぁ、少なからず絵をタシナム人間として客観的に言えば、「おい作者、あのな。黄金律ってものがあってだな…」と説教したくなるところはある。
    可愛いと言われることがあっても、その前に "雰囲気" とか ”服” とかついてることの方が多いと思う。
    それから、遠近感がわからない目なので、疲れてくると瞳の位置が多少とっちらかっている。

    でもまぁ「上品」「親しみやすい」「優しそう」「愛嬌がある」「道聞きやすい」顔らしく、自分でも嫌いではない。
    あ、「元ヤン?」も一票あったんだった。

    33歳以来ずっとお世話になっている同年代の美容師さんは、なぜかいまだに
    「絶対10歳サバ読めますって。イケます。」
    と言う。
    アラフィフがアラフォーになったところで、何にどう活かせるのか。
    全く思いつかない。無駄なスキルである。

    むしろ、精神年齢の低さを露呈しているだけな気がして、「あっはは…ありがとうございます!」と、元気に苦笑いしている。

    要は、私の顔はバランスが整った顔ではないのだ。
    そして、夫の顔は比較的バランスの取れた顔だということだ。

    アンバランス上等。
    味があっていいじゃない。笑顔、笑顔、笑顔が大事。
    だれか、私の実写化に名乗りを上げてくれる女優さん、いませんか?


    これを書きながら、そういえば、かなりAIの技術も発展したし、久しぶりにジブリ風に再チャレンジしてみるか、と思った。
    最後に、私の顔がいかにジブリ向きでないかってとこ、見てもらいたいじゃないか。


    ……お?
    出てきた、出てきた。

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    …がぁぁっ!

    これは、もうただの「何これ~!可愛すぎるから私じゃないんだけど~♡」になっちゃってるじゃないか。

    あなたは確かに、ジブリには出ていいけど。ジブリ風って言うには120点だけど。
    あなたはもはや、私じゃないのよ。


    ずるい。
    腕上げてきて、ずるい。
    そんな曇りなき眼で見定めてないで、昔みたいに笑わせにきてよ。



    追記。

    サムネ画像は詐欺です。
    いろんなサイトでいくら頼んでも、AIはもう昔のように微妙なものを作ってくれなくなったので、写真に添えるプロンプトに「白目で笑う顔にして」と書いて作りました。
    よくあるAI画像っぽくなってしまいました。
    なんならまだ "ナウシカみたいな画像" の方がジブリっぽさも維持出来てるし、髪の薄さとちょっと中顔面が長いところを見れば、多少は私要素を感じる。
    こんなことなら昔の微妙画像、取っておけばよかった。無念。

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    関東で暮らす関西人。 短くて小気味いい文章を書きたい長文書き。 最近登場率の少ないアイコンとサムネのクマは、イクマちゃん(命名:パルサー君)

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