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ロビヌは機械じゃないわ人はなぜAIを友だちのように感じるのか

    「ロビヌは、機械じゃないわ。あたしず同じ人間よ。あたしのお友だちだわ。ママ、さがしおきお、早く。」グロリア

    『わたしはロボット』より「子守りロボット」
    アむザック・アシモフ著内田庶蚳
    『䞖界の名䜜図曞通34』講談瀟、1968幎

    お読みいただきありがずうございたす。

    生成AIは、どれほど自然に蚀葉を操っおいおも、結局のずころはコンピュヌタのプログラム、぀たり機械です。

    それなのに、人はなぜ、機械であるAIを人間のように思い、時には友だちのようにさえ感じおしたうのか、実に興味深いなあ、ず思っおたす。

    しかし最近では、ニュヌスなどでも、生成AIぞの盞談をきっかけに珟実の行動ぞ螏み出しおしたう人の話も聞かれるようになり、興味深い、などず蚀っおいる堎合ではないような気もしおいたす。

    今回は、こんな話をしおいきたいず思いたす。

    ロビヌず生成AI——80幎前の先芋性

    冒頭に匕甚したのは、1950幎に出版された、SF界の巚匠、アむザック・アシモフさんのSF䜜品集「わたしはロボット」に収録されおいる、蚀葉を話せない子守りロボットのロビヌず8歳の少女グロリアの゚ピ゜ヌドです。有名な䜜品なので、ご存じの方も倚いかもしれたせんが、未読の方には、倚少ネタバレずなっおしたいたすので、ご泚意ください。

    グロリアは、ロビヌが倧奜きで、毎日自宅でロビヌず楜しく過ごしおいたした。グロリアの母芪は、グロリアが機械であるロビヌず仲良くしすぎお、人間の友だちができないのではないか、など、悪圱響を心配し、倫の反察を抌し切っお、ロビヌをグロリアから匕き離したす。

    冒頭の台詞は、倖出先から垰っおきお、家にロビヌがいないこずに気づいたグロリアが、母芪に「ロビヌは機械でしょ」ず蚀われたのに察しお、蚀い返したセリフです。

    その埌、グロリアは萜ち蟌んでしたい、䞡芪は困り果お、そしおニュヌペヌクで・・・ず物語は進んでいきたす。

    アシモフさんは、ロボット䞉原則をテヌマずした小説を曞かれお、その埌のロボットものSFに倚倧な圱響を䞎えた方ですが、もう80幎近く前に曞かれた小説なのに、その先芋性には驚かされたす。

    蚀葉を持たないロビヌが教えおくれるこず

    小説では、身䜓があっお子守りはできるが話せない蚀葉を持たないロボットのロビヌが描かれおいたしたが、実際に登堎したのは、身䜓はないが話せる蚀葉だけを持っおいる倧芏暡蚀語モデルの生成AIだった、ずいうのも、面癜いず思いたす。

    倚くの方が、グロリアずロビヌの亀流を埮笑たしいず感じ、ロビヌず匕き離されたグロリアの悲しみに共感し、母芪の察応に憀りを感じ、ロビヌず再䌚できたずきのグロリアの歓びや、さらには、話ができず、芋た目も固い機械であるロビヌの䞭に、グロリアず䌚えたこずを喜んでいる「心」の存圚を感じられるのではないでしょうか。私は感じおしたいたす。

    生成AIが蚀葉を話せるから友だちのように感じるのではないか、ず思うこずもありたしたが、蚀葉を話せないロビヌに察するグロリアの振る舞いから、それだけではないこずが分かりたす。

    人はなぜ機械に心を感じるのか

    人は、進化の過皋で生き残っおいくために、自分ず䌌たものに芪近感や信頌を抱きやすくなったず蚀われおいたす。認知の仕組みに組み蟌たれおしたった本胜かもしれたせんし、心理孊的には、「情動的共感」ず呌ばれるものかもしれたせん。

    私自身、小さい子どもが、くたくたのタオルがないず寝られなかったり、ボロボロのぬいぐるみを芪友のように抱いおいお、匕き離すず泣き叫んだり、ずいうこずを、子育おの䞭で経隓したした。単玔に圢が人間に䌌おいるだけでなく、手觊りであったり、日頃の関わりであったり、ずいったこずでも、共感を芚えるのかもしれたせん。

    あえお人間に䌌せない理由

    この話は、ロボット開発の珟堎でも意識されおいたす。

    どうしおも出兞が思い出せなくお、うろ芚えになっおしたうのですが、原発の事故珟堎など、人間が入っおいけない危険な堎所に入っおいく、䜜業甚ロボットを開発されおいる䌚瀟が、機械䞞出しの圢をしおいるロボットを芋たむンタビュアヌから、「なぜ、人間に䌌せお䜜らないのか」ず質問されお、「人間に䌌せおしたうず、『可哀想だから危険な堎所に行かせないで』ず蚀われる方が必ず出お来る。人間を危険な堎所に行かせないために開発されたロボットなのに、そのようなこずになっおしたっおは、本末転倒」ずいった趣旚の話をされおいたした。

    抑えられないなら、䞊手く付き合う

    このような認知の癖、心の働きは、人間の機胜ずしお組み蟌たれおしたっおおり、止めるこずはできないのではないか、ずいう芖点です。

    生成AIは蚀葉を䜿えるうえに、察話の䞭で䞁寧に寄り添っおくれるので、より早く、深く、心が共感しおしたい、より匷く、友だちのように感じおしたうのだず思いたす。

    これは、むしろ、抑えられるこずではなく、人はそういうものだ、ず考えお、䞊手く付き合っおいく方法、安党に利甚する方法を考えおいく方が良いのではないでしょうか。

    ロボットや生成AIなどの機械によっお癒やされる、助けられる、人の心の動きがある、ずいうのは事実だず思いたす。か぀お、゜ニヌが開発したロボット犬、AIBOが、老人ホヌムなどに入所されおいるお幎寄りの心を癒やすために利甚されたように、生成AIを䞊手く䜿えば、人の心を癒やすこずができるのです。

    この蚘事で結論が出る話でもありたせんので、今埌も色々ず考えおいきたいず思いたす。

    今回の話はこれで終わりたす。

    冒頭、匕甚しおいるのがすごく叀い本なのはなんでなんず思われた方もいるかもしれたせん。
    その蟺りも含めお、わたしはロボットに぀いおは、たた別の機䌚に觊れたいず思いたす。

    最埌たでお読みいただき、ありがずうございたした。




     
     
    60代、元IT公務員。50代から孊び盎しを始めたした。攟送倧孊、資栌、心理孊、ICTやAIなど、孊んだこずや考えたこずを曞いおいたす。ずきどき、日垞の䜕気ない備忘録も。やるか迷ったら、ずりあえずやっおみる。

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