
漫画でメジャーデビューできるのは3万人に1人。
ダッダンダダンダダン🎵
漫画家になれるのって、
何人に1人だと思う?
3万人に1人。
起業して
すぐに入った経営者交流会。
私は
当時流行っていた
ブルゾンちえみのコスプレで、
プレゼンにのぞんだ。
ボブのウィッグにミニスカート、With Bを従えて。
子育てと介護で
12年のブランクからの起業は
「漫画家が何しに来たの?」という空気に答えることから始まった。
私が、
ビジネスの場でどう役に立つのか。
初仕事は
士業の方からの依頼。
法人保険販促のための漫画を描いてほしい、と。
でも、
担当者は漫画に懐疑的だった。
明日朝7時の会議に間に合うように
修正しろと、
夕方にメールが入る。
何度描き直しても
イメージと違うと言われる。
担当者の頭の中にあるイメージを
当てにいくのは無理。
私、超能力者じゃないしな。
じゃあ、
一緒に
書店の漫画コーナーに行きましょう。
で、
イメージに合う漫画を選んでください。
それに寄せます、と提案をした。
それでも延々と続く修正に
らちが明かないので
紹介者の士業の方に
困っているんです、と話したら、
折り返し電話がかかってきた。
要するに
こっちは金払ってる客なんだから、
言うことを聞け、だった。
そして
詳細なルールを書いた
契約書が送られてきた。
私に不利な条件が並んでいた。
初仕事で張り切っていたのに
憔悴していく私に
夫が言った。
「仕事始めてイライラするんなら
本末転倒じゃね?
降りれば?その案件」
たしかに…,
もうすでに、
ラフ案は何本も書き上げていた。
お蔵入りになるのが惜しくて
粘っていたけれど
どこで切り上げるかも大事。
「この条件ではとても仕事を進めていけないので、降ります」
と、士業の方に伝えた。
すると、彼は激怒した。
「ありえない、せっかく依頼してやったのに、腹わたが煮えくり返る」
士業なら
税理士
行政書士
弁護士
ちゃんと資格がある。
漫画家には、
国家資格はない。
だから、
価値が伝わりにくい。
でも
デビューして
週刊モーニングで
連載できるのは、
約3万人に1人。
国家試験並みの
狭き門だ。
だから私は、
ブルゾンちえみの格好で
言った。
「漫画家になれるのって、
何人に1人だと思います?」
「3万人に1人」
あーあ、
漫画家になれて、
良かった!
ダッダンダダンダダン🎵