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掌編夜話集 ep3|閉店間際の客

    毒きの子

    夜、老舗Barオシャンティは、そろそろ灯りを落とす時間だった。
    バーテンダーのジェイコブがカウンターを拭きながら 「さて、今日は早めに寝られますかねぇ」 と呟いたその時、扉がちりんと鳴った。

    「す、すみません! まだ大丈夫ですか!」 息を切らした若い男性が立っていた。

    「ええ、どうぞどうぞ。間に合いましたよぉ」 ジェイコブはニコニコと迎え入れる。

    男性は席に座ると、ほっと肩を落とした。 「よかった……今日、どうしても飲みたくて」 「何か、いいことありました?」 「はい。転職が決まったんです」

    ジェイコブの笑顔がぱっと明るくなる。 「それはおめでとうございますねぇ。  じゃあ、祝いの一杯を作らないと」

    手際よくシェイカーを振りながら、 ジェイコブはふと目を細めた。 閉店間際に駆け込んでくる人は、 たいてい“誰かに聞いてほしい話”を持っている。

    「はい、“おめでとうカクテル”です」 「そんな名前あるんですか?」 「今できましたぁ」

    二人で笑い合うと、 店の空気が少しだけ若返ったように感じられた。

    男性が帰ったあと、 ジェイコブは時計を見て、 「……寝るのは遅くなっちゃいましたねぇ」 と嬉しそうに呟いた。


    ep4
    小さな魔法の夜
    ep2
    笑い声が重なる夜

     
     
     
    読む人に平手打ち喰らわす衒学キノコ 森の奥でひっそり発光、思想を発酵 政治魔術文明論、全部ぶち込んで 雑誌「魔法人」、noteで発行 読んだら元に戻れない毒 盛ってます ケシシ 面白かったら読めなくする知の罠 有料化 ケケケ 魔法中年キノコの一人遊び イラッと来るけど読んでみる?

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