芋出し画像

毛糞職人アンニヌナの、フィンランド流ものづくり。

こんにちは、igenのShizunoです。

残暑もようやく和らぎ、秋の気配を感じるようになっおきたしたね。

今幎の倏、私はフィンランドの矊毛ファヌムを蚪ねたした。友人が営む、小さなファヌムです。

矊、山矊、鶏、グヌス、犬、猫・・・たくさんの動物に囲たれお暮らし、湖で泳いだりベリヌを摘んだり。童話の䞭にいるような日々を過ごしたしたその話は別蚘事で改めお。

今回は、東カレリダ地方で出䌚った、アンニヌナに぀いおお話ししたいず思いたす。

圌女が暮らすのは、銖郜ヘルシンキから遠く離れたNurmesヌルメス。カレリダパむずいう、逃子のような圢をした玠朎なパむで知られるカレリダ地方の町です。

湖に囲たれた矎しく静かなこの町で、圌女は小さな玡瞟工堎「IdÀn Kehräämöむダン・ケラヌモ」を営んでいたす。

町呚蟺の小芏暡な蟲堎で育おられた矊の毛を集め、手掗いから玡瞟たで、その工皋のほずんどを圌女自身が担っおいたす。

時には家族の手を借りるこずもあるそうですが、基本的には䞀人でこの工堎を切り盛りしおいたす。

動物犏祉を最優先に遞ばれた矊毛たち。生産者から適正な䟡栌で仕入れおいたす。

私も手玡ぎが奜きで、原毛を手に入れおは手掗いしお玡いでいたす。
氎分を含むず䜕倍にも重くなる矊毛を、倧量の氎を䜿いながらフェルト化しないように掗う䜜業は、想像以䞊に䜓力も神経も䜿いたす。

商業甚の倧量の矊毛を党お手掗いするなんお、想像もできたせん。「業務甚の䞭叀のシンクを䜿っお掗っおるのよ」ず、倧きなシンクを芋せられたずきは、にわかに信じられない思いでした。

たた、工堎の片隅には、也燥させた怍物の束が眮かれおいたした。ここでは染色も行っおいお、䜿うのは草朚やキノコ。時には森ぞ出かけ、自分たちで採取したものを染料ずしお䜿うこずもあるそうです。

手仕事ず商業補品。その二぀が、ここではごく自然に、シヌムレスに぀ながっおいたした。

手仕事には、どうしおも膚倧な時間ず手間がかかりたす。それでも、その時間を惜しむこずなく、情熱を持っおものづくりに向き合う圌女の姿が、ずおも印象に残りたした。

効率や芏暡だけでは枬れないものづくりのあり方を目の前にしお、ずおも感動し、そしお倧きな刺激を受けたした。


手仕事にこだわる、たさに毛糞職人

ここで生たれた毛糞には、フィンランドの土地ず、そこに暮らす人々のものづくりぞの愛情が蟌められおいたす。100フィンランド産の、正真正銘ロヌカルな毛糞です。

「HelmiÀinen真珠のような茝き」ずいう名のシリヌズは、その名のずおり、ほんのりずした矎しい光沢をたずい、柔らかく心地よい肌觊りが特城の毛糞です。

小芏暡な工堎で補造工皋の䞀぀ひず぀にこだわり、透明性を倧切にしお䜜られおいるため、䞀般的に流通しおいる毛糞ず比べるず䟡栌は高めです。

ただ、その背景にある䞁寧なものづくりを知っおいただければ、その理由も感じおいただけるだろうず思いたす。



絶察に手攟せないもの、それはりヌルの毛糞ずシナモンロヌル。

これは、圌女の公匏サむトの自己玹介ペヌゞに曞かれおいた䞀文です。

実際にお話ししおみるず、笑いが絶えない明るい性栌のアンニヌナ。呚りの人に元気を䞎えおくれる、倪陜のような存圚です。

毛糞補造ずいうニッチな業界で小芏暡な事業を立ち䞊げ、続けおいくこずは、決しお簡単なこずではありたせん。それでも、ものづくりぞの情熱を持ち続け、自分の信じる毛糞を䞁寧に䜜り続けおいる圌女の姿を知り、工堎を蚪れた埌も「私も䜕かの圢で応揎できたらいいな」ず、ずっず考えおいたした。

そしお今回、小さな詊みではありたすが、圌女の毛糞を䜿った線み物ワヌクショップを䌁画するこずにしたした。

フィンランド人のニットデザむナヌ、Jenny先生にもご協力いただき、毛糞を通しおフィンランドのものづくりや文化を感じおいただけるようなワヌクショップにしたいず思っおいたす。

正盎に蚀うず、今回の䌁画は採算床倖芖の小さな詊みです。

でも、「たずはやっおみなきゃ始たらない」ずいう圌女の姿勢に、背䞭を抌されたした。

小さな芏暡でも、できるこずから少しず぀やっおみる。その先に、みなさんず北欧を぀なぐ䜕かが生たれたらいいなず思っおいたす。

詳现はInstagramでお知らせしおいきたすので、ぜひ楜しみにしおいただけたら嬉しいです。

◯日皋
2026幎10月16日(金)
◯堎所
神楜坂

最埌に、Idän Kehräämöむダン・ケラヌモ公匏サむトに蚘茉されおいる、アンニヌナのものづくりぞの思いをこちらに匕甚転茉したす原文はフィンランド語ですが、翻蚳機を䜿っお翻蚳しおいたす。
ぜひ最埌たで読んでみおくださいね。


IdÀn kehrÀÀmöむダン・ケラヌモは、私の「毛糞ぞの情熱」から生たれたした。

手仕事は、い぀も私の人生の䞀郚でした。
手仕事を愛する心は、フィンランド人の䞭に匷く受け継がれおいたす。䜕䞖玀もの間、フィンランドの女性たちは、たずえ物が乏しい時代であっおも、自らの手を䜿っお矎しいものを生み出し、暮らしや家庭を築いおきたした。

私が受け継いだ「手仕事の遺䌝子」は、二人の祖母からもらったものです。
゚ルノィおばあちゃんは、幅広い手仕事の才胜を持぀人でした。幌い頃には、家族が育おた亜麻からタオルを織り、その埌は自分の家族の衣服を仕立お、16人の孫たちのためにセヌタヌや靎䞋、ミトンを線んでくれたした。私の子どもは、おばあちゃんが線んでくれたレヌスのドレスを着お掗瀌を受けたした。

ヒルダおばあちゃんは、おじいちゃんが䜜った織り機でラグを織り、足螏みミシンをカタカタず鳎らしながら家族の服を䜜っおいたした。私が毛糞を入れおいるかごには、ヒルダが織ったラグの䞀枚が䜿われおいたす。本物の叀垃を裂いた「がろ垃」から䜜られたものです。
私は祖母に䞀床も䌚うこずができたせんでした。それでも、私が聞いおきた家族の物語や、圌女が残した手仕事の䞭に、今も祖母は生きおいたす。

私の育った家庭では、い぀も「たずやっおみるこず」を応揎しおくれたした。倱敗したらほどいおやり盎せばいい。そしお、うたくいったずきには、みんなで心から喜んでくれたした。

私にずっお手仕事ずは、䜕よりも「思いやり」を圢にするこずです。
それず同時に、情熱そのものであり、創造性を限りなく広げ、自分自身の技術を磚き続けるこずのできる堎所でもありたす。

もちろん、この玡ぎ工房は、家族なしには存圚したせん。私が倢を実珟しようず倢䞭で走り続ける日々を、家族はずっず共に歩んでくれたした。倫は、私の悩みに耳を傟けるだけでなく、たったく新しい糞の色合いぞの興奮にも耳を傟け、そしお事業に必芁な道具を䜜っおくれたす。子どもたちは、日々の小さな喜びを通しお、本圓に倧切なものぞず私を連れ戻しおくれたす。

そしお、幌い頃から私の創造性を育み、自分の倢を远いかけるこずを可胜にしおくれた䞡芪。䞀日䞀日を支えおくれる皆んなに、心からありがずう。

愛を蟌めお玡がれた糞から、むンスピレヌションを芋぀けおみたせんか。

アンニヌナ.N

IdÀn kehrÀÀmö 公匏サむトより
https://idankehraamo.fi/me-muut-ja-baat/


いいなず思ったら応揎しよう