【続編3】アンダーワールド~ー冥界式神課、下界の事件を追うー 第68話
《あらすじ》
架空の日本国を舞台にした現代ファンタジーの続編です。
時はもうすぐ22世紀になろうとしている、災害大国である日本。
国のトップである首相は、
神を殺し続け自分が神になり替わろうとした。
それをきっかけに国は暗闇に落ち、冥界からは死神と、
人間でありながら死して冥王の部下として働く、
特例と呼ばれる者達が降り立ち、闇から国を救うために動き出す。
特例・死神・妖怪・鬼が生きるために、国と戦う物語です。
続編は地球が悪霊に覆われ、
日本も文化侵略により島国が二つに割れています。
日本文化を取り戻そうとする人達と、
多文化共生で日本侵略する人達の戦いを、
冥界と下界も合わさって繰り広げられています。
日本は歴史から消え去るのか。
新聞の連載をイメージして、一話を短くしています。
現在も書き続けている一作なので、
ゆるりと読んでいただけたら嬉しいです。
*この物語はフィクションです。実在の人物や団体、地名などとは一切関係ありません。
八雲翔
「冥王のレアキャラ? 」
「冥王も幾つかレアキャラ持ってるので、オークションかけたら、
買ったお金より高く売れます」
向井が笑った。
「やだ~じゃあ、あのオタク部屋は、
宝の山になるかもしれないってことね」
トリアが両手を頬に当てニヤリと笑った。
「トリア、悪だくみの顔になってるよ」
ティンがあきれた顔をした。
向井達が笑っていると、
「俺は紫と黄色にする~冥王はこの青と緑の袋」
「俺はこれとこれ~」
二人が袋を持って戻ってきた。
「悩むよね。これはひと袋にカード五枚入ってるんだけど、
この前は超~レアが入っててさ」
「だったらそれ、高く売れるんじゃないの? 」
トリアが牧野を見た。
「売らないよ! 」
文句を言う姿に向井達が笑った。
キャラグッズを買った後、地下のガチャスペースに行くと、
その横に期間限定のキャラクターカフェがあった。
目を輝かせるチビと安達に、大人達は笑うと、
「喉も乾いたし、寄って行こうか」
とトラントが助け舟を出した。
カフェでも楽しい時間を過ごし、中央のお土産も買うと、支部へと戻った。
「お帰り~」
休憩室では岸本達がお茶をしながら待っていた。
「下界はどうだった? 」
シェデムが聞く。
「今のところ静か」
トリアは荷物を置くと、
「これお土産。帰りにキャラカフェ寄ったから、
そこの人気メニュー買ってきた」
とケーキボックスを渡した。
「アニメショップにキャラカフェ出来たの? 」
サランダがケーキの箱を受け取り言った。
「期間限定でね。ほら、あれ見て」
トリアはそういうと嬉しそうにソファーベッドで、
買ってきたものを並べているチビに視線をやった。
「カフェで注文するとコースターとか、
持ち帰れるキャラグッズがあるのよ。
チビとお兄ちゃんたちは楽しかったみたいよ」
「へえ~よかったじゃん。ハクも通常に戻ったみたいだね」
ヴァンも笑うと、
「ケーキ食べよう」
と箱をのぞいた。
美味しそうに岸本達がケーキを食べている間、
チビ達は一時間ほどお昼寝をしたからか、すっきりした状態で目覚め、
「また、おいで」
と岸本達に言われ笑顔で手を振って帰ってきた。
「お帰り~」
セイが死神課のカウンターから出てきた。
「はいこれ、お土産。あと、夕食に鯛めし専門店でお弁当買ってきました」
「豪勢だね~」
カトルセも奥からやってくると、袋を覗いた。
チビ達はじいじ~と騒ぎながら休憩室に走って行った。
牧野達も追っていく。
カトルセとセイも袋を受け取り、楽しそうに歩いて行った。
すると通信ルームからディッセが出てきた。
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