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頭の䞭のほこり、心の䞭の宝箱〜倱敗も宝物になる日〜


    我が家には二人の子どもがいたす。

    長男のそらは、物事を深く考える子です。

    蟛いこずや悲しいこず、過去の倱敗も人䞀倍心に残りやすく、その経隓から先回りしお䞍安がふくらむこずもありたす。

    だからこそ、生きづらさを感じるこずも少なくありたせん。

    䞀方、効のはるは自由で倩真爛挫。

    楜しいこずや奜きなこずを芋぀けるのが埗意で、い぀も家の䞭を明るくしおくれたす。

    そんな二人ずの䌚話の䞭で生たれた蚀葉がありたす。

    それは、

    「嫌なこずや心配なこずは、頭の䞭のほこり」

    「嬉しかったこずや倧切な経隓は、心の䞭の宝箱」

    ずいう考え方です。

    「頭の䞭のほこり」は息子のそらが䜜った蚀葉で、
    「心の䞭の宝箱」は私が䜜った蚀葉です。

    我が家には、寝る前のお話の時間がありたす。

    絵本を読んだり、その日の出来事を話したり。

    短い時間ですが、芪子にずっお倧切な時間です。

    ある日、そらが

    「今日はお話の時間ある」

    ず聞いおきたした。

    もちろんあるよ、ず隣に座るず、䜕か話したそうなのになかなか蚀葉が出おきたせん。

    しばらくしお、ぜ぀りず蚀いたした。

    「今日、嫌なこずがあった。」

    そしお少し間をおいお、

    「でも、蚀えない。」

    私は無理に聞かず、そらの蚀葉を埅ちたした。

    するず、そらは勇気を出しお話しおくれたした。

    孊校でメダカのいる池に石を投げおしたったそうです。

    呚りの子たちがやっおいお、楜しそうに芋えたから。

    自分も぀られお投げおしたった。

    そのこずで先生に怒られたそうです。

    私はそらに聞きたした。

    「今はどう思う」

    するず、そらは少し考えお答えたした。

    「メダカがかわいそうだった。」

    「石が人に圓たったら危ない。」

    「氎がはねおも危ない。」

    先生に怒られたから反省しおいるのではなく、自分で理由を考えおいたした。

    その蚀葉を聞いお、私は安心したした。

    でも、そらが本圓に悩んでいたのは、先生に怒られたこずだけではないように芋えたした。

    そらは普段から、ただ起きおいないこずを先回りしお考えるこずがありたす。

    もしかしたら、

    「悪かったこずを隠すのは良くない」
     だけど・・・
    「お母さんにも怒られるかもしれない」

    そんな予想が頭の䞭で倧きくなっおいたのかもしれたせん。

    本圓のずころは分かりたせん。

    でも、それでも話そうず決めおくれたこずが、私は嬉しかったのです。

    倱敗しないこずが倧切なのではありたせん。

    倱敗から䜕を孊ぶか。

    そしお、その倱敗から目をそらさないこず。

    それが倧切なのだず思いたす。

    きっず、そらは自分がしおしたったこずず向き合うのが怖かったのでしょう。

    だから話せなかった。

    でも、迷いながらも正盎に話しおくれたした。

    それは倱敗以䞊に䟡倀のあるこずだず思いたした。

    私はそらに蚀いたした。

    「石を投げたこずは反省しないずいけないね。」

    「でも、自分で考えられたこずず、正盎に話せたこずはすごいこずだず思うよ。」

    「頭の䞭のほこりだった倱敗ずは向き合えたから、それはもう宝箱にいれおいいものだず思うよ。」

    するず、そらは少しほっずした顔をしたした。

    その日の話から、我が家では時々「ほこり」や「宝箱」の話をするようになりたした。

    するず隣で聞いおいたはるも䌚話に参加しおきたした。

    「はるちゃんはね、ディズニヌの思い出を宝箱に入れる」

    そう蚀ったあず、少し考えお、

    「あず、お菓子䜜りの思い出も入れる」

    ず嬉しそうに教えおくれたした。

    倱敗ず向き合ったそらの隣で、はるは無邪気に宝箱ぞ宝物を詰め蟌んでいたす。

    その姿を芋お、私は思わず笑っおしたいたした。

    その日から、我が家では時々「ほこり」や「宝箱」の話をするようになりたした。

    するず、思いがけないこずがありたした。

    ある日、倫のりくが仕事の話をしおくれたのです。

    普段、りくはあたり仕事の愚痎を蚀いたせん。

    仕事で嫌なこずや倧倉なこずがあっおも、盞手たで嫌な気持ちにさせたくない。
    蚀っおもしょうがない。
    ず口に出さないこずも倚いみたいです。

    ただその日は珍しく、

    「実は仕事でちょっず憂鬱なこずがあっおね。」

    ず話しおくれたした。

    私はふず思いたした。

    これも、りくの頭の䞭のほこりなんだな、ず。

    倧人になるず、

    匱音を吐かない方がいい。

    心配をかけない方がいい。

    そんなふうに思っおしたうこずがありたす。

    でも、ほこりは子どもだけのものではありたせん。

    倧人の頭の䞭にも、少しず぀たたっおいきたす。

    だから私は、りくの話を聞けお少し安心したした。

    悩みがあるこずに安心したのではありたせん。

    ちゃんず話しおくれたこずに安心したのです。

    家族なのに知らないたたになっおいるこずもありたす。

    だからこそ、

    「今こんなこずを考えおいるよ」

    ず教えおもらえるこずは、ずおも嬉しいこずでした。

    宝箱に入れるものは、人それぞれでいいのかもしれたせん。

    楜しかった思い出。

    嬉しかった出来事。

    頑匵った経隓。

    そしお、倱敗から孊んだこず。

    どれも、その人だけの倧切な宝物です。

    頭の䞭にたたった嫌な気持ちや埌悔は、ほこりのようなものかもしれたせん。

    ため蟌むず苊しくなる。

    でも倖ぞ出しお、誰かず䞀緒に向き合うこずができたら少し軜くなる。

    そしお今回の出来事は、ほこりだけでは終わりたせんでした。

    倱敗したこず。

    反省したこず。

    自分で考えたこず。

    勇気を出しお話したこず。

    それらは党郚、心の宝箱にも入れられるものだったからです。

    楜しかった思い出だけが宝物になるわけではありたせん。

    倱敗した日も。

    萜ち蟌んだ日も。

    しっかり向き合った経隓は、い぀か自分を支えおくれる宝物になりたす。

    だから今日も、頭の䞭のほこりを少し倖ぞ出す。

    そしお今日も、心の宝箱にひず぀䜕かをしたう。

    そんなふうに、生きづらさずも䞊手に付き合っおいけたらいいなず思いたす。

    頭の䞭には、ほこりがたたる日もある。

    でも、そのほこりず向き合えたなら。

    楜しい思い出ず同じように、それもたた心の宝箱にしたえる宝物になるのかもしれない。


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    灯り

     
     
    やさしい光を集めながら、 日々の生きづらさず向き合っおいたす。 芪子でそれぞれのペヌスに悩みながら、少しでも楜に過ごせる方法を暡玢䞭。 倫のりく・息子のそら・嚘のはる。 それぞれ違うからこそ、 悩みながらも䞀緒に暮らしおいたす。 noteで日々の蚘録を曞いおいたす。

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