いけばな療法との出会い
剣山は危ない、そう言われて、プログラムをあきらめたことがあります。
私は「園芸療法士」です。
園芸療法士として活動を始めて5年になります。
いけばなは、「未生流笹岡」という流派でお稽古を続けています。
いけばなは教えてはいませんが、一応「師範」です。
受け入れられなかった提案
そんな私が、園芸学校で園芸療法を学んでいた頃、実習で、デイサービスの高齢者の方々にいけばなプログラムをやってみたい、と言ったことがありました。
今の80、90歳代の方々は、花嫁修業でいけばなを習っていた世代です。
やったことがある、って方は多いので、プログラムによいのではと思ったのです。
ところがスーパーバイザーの先生が、「前例がないし、剣山を使うのは危険」とおっしゃって、許可がおりませんでした。
「高齢者施設では、いけばなをするのは難しいんだ。剣山は危ないんだ」と思った私は、その後、やってみようという気持ちにはなれませんでした。
新聞との出会い
ところが、その2年後ぐらいに新聞で「いけばな療法」をしている人がいることを知りました。「やってる人がいるんだ」と感激したのを覚えています。「どうやってやってるんだろう。剣山を使っているのかな」と思った私は、その内容がどうしても知りたくなって、早速、訪ねて行きました。
そして私も実践できるようになりたい、という思いが強くなり、講座受講を決意したのです。
こうして現在に至ります。
まだ勉強中で、公認いけばな療法士の資格は取れていません。
おそらく来年、受験することになります。
そしてメルボルンへ
そんないけばな療法を研究、実践しているのがフラワーサイコロジー研究所。その代表である浜崎英子先生が、この度、メルボルンいけばなフェスティバルに招聘されました。私たちいけばな療法学会員や、いけばな療法士の先生方も、一緒にオーストラリア・メルボルンへ行くことになったのです。
いけばな療法にとって初の海外進出となる、メルボルンでの日々を少し書いてみたいと思います。
つづく
