MVが不思議な洋楽
不思議なMVをもつ洋楽の歌について、いくつか。
時代を感じる謎のアニメーションや合成、どこなのかわからない場所、なんなのかわからないなにかが登場する昔のMV、という感じです。
TOTO - Melanie
↑TOTOの記事でも紹介した大好きな歌。
まずなぜ砂漠なのか。その砂漠で、いろんなものが現れ、いろんなことが次々起こる。そして金色の、楽器とか様々なものが浮かんでいる魔法陣みたいな空間でメンバーたちが空中遊泳しているのはなぜなのか。
それにしても改めて見るとSteve Lukather(Luke)の表情やたたずまいが渋くてかっこいい。
この歌ではメインボーカル/ギターがLukeのため、サムネのシーンではボーカルのBobby Kimballが腕を組んで立っているだけなのが、ちょっとおもしろい…
歌詞を見ると、Melanieという人を想いながら夜道を車で走る主人公の心の声といった感じだ。MVとの関連性は…わからない。
Mr.Mister - Something Real (Inside Me / Inside You)
↑メンバー全員が一流のセッション・ミュージシャン出身のMr.Mister。大好きなバンドで、この歌も好き。歌詞を見てみると、「偽物じゃなく本物」を求める気持ちを叫び、人々に連帯を呼びかける真面目な詞。しかしMVを見ると、序盤でRichard Page(Vo.)の首から上だけぞろぞろと通りを流れてくるところでまず「エッ」ってなった(しかしこのシーンのRichard、私にはやけにハンサムに見える…)。めまぐるしいシーンが多く、ずっと見てると目が疲れてくる。そして後半で逆さまになった人たちがぞろぞろ流れてくるところとか…ナゾ。
Mr.MisterやRichard Pageについてもそのうち書きたいな。
Sting - When We Dance
↑この美しい歌は私のall-time favoriteリストに入っている。この歌を聴くと何故か、子どもの頃、あたたかい季節の晴れた休日に、家の窓のそばに敷かれたカーペットに仰向けに寝転がって、ゆっくりと青空をゆく白い雲を窓越しにぼーっと眺めていたときの感覚を思い出すのだ。大人になった今も、ときに癒しを求めて思い出す、かけがえのない感覚だ。
この歌のMVはすっかり大人になってから初めて見たのだが、曲調とMVの不思議さが相まって生まれる、いい意味で地に足がつかないような感覚もまた好きだ。
しかしStingのいるそこはどこなんだ。空に浮かぶ…何なのかよくわからない、変形した白い風車みたいなものは何なんだ。なんか球体も浮かんでるし。その人たちは誰なんだ、天使か…そしてそれらすべてに漂う西洋絵画のような不思議な神々しさは何なんだ。青と黄色にペイントされた人たちも、美しい。
このMVでStingがいる場所がどれも美しいので、ぜひロケ地に行ってみたい。
…とかなんとか書いたが、改めて歌詞を見てみると、三角関係の歌のようだ。すでに相手がいる人への感情を訴える歌。
angelsやheaven, hellといった言葉が使われており、MVもそのあたりを表しているのかもしれない。私は、とくに昔から聴いている洋楽は歌詞を気にしてこなかったため、この歌も曲調だけで穏やかさ、ある種の神々しさと結びつけてとらえていたが、実際はとても人間的な歌であるようだ。
私が知らない不思議MVもたくさんあると思う。
今回取りあげたようなタイプの抽象的な不思議さで、ほかにもこんなのあるよーって方はぜひ教えてください。